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週刊SPA!1月12日・19日合併号 ゴーマニズム宣言 第110章 「コロナ君とわし」

コロナ君とわし


 

タッチ&ゴー

このコーナーでは『ゴーマニズム宣言』の最新話を読み終えた読者が、間髪入れずの「タッチ&ゴー」で感想を語り合います☆

《収録参加》

え:えみりん

カ:カレーせんべい

  

《収録》

2021年1月5日

  

週刊SPA!1月12日・19日合併号

ゴーマニズム宣言 第110章

 

「コロナ君とわし」

 

え:タイトルの「コロナ君とわし」って、文学的やなって思いました(笑)

 

カ:あははは「文学的」はいいですね。今回の「コロナ君」すごく面白かったです!

 

え:「コロナ君」はメッチャかわいいと思いました。

 

カ:コロナがついにキャラ化ですね。確かに「コロナ君はカワイイはず」なんです。

 

え:そうよね。だって、あんまり人を殺さないもんね。

 

カ:特に子供を殺さないわけだから。そんなコロナ君は絶対にカワイイはずです。

 

え:こうやって、コロナをキャラクター化してしゃべらせることで、子供にも伝わりやすいと思いました。

 

カ:しかし、たとえばテレビに出ているようなコロナ専門家や知識人が「コロナ君」を擬人化したら、おどろおどろしいキャラクターになってますよ、きっと。

 

え:絶対そうですね。新型コロナのことをメチャクチャ悪いウィルスだと思っているからね。

 

カ:一方、よしりんが描いたコロナ君は「アンパンマンのいいもの」で登場しても通用する愛らしさです。

 

え:ウイルス干渉で、インフルエンザから守ってくれているのなら、完全に「いいもの」です。

 

カ:コロナ君こそ、LINEスタンプで欲しいですね。

 

え:そういえばコロナ君は「くん」付けですし、「僕」とか言ってるから、男の子なのかな?

 

カ:まぁ、ウイルスに「性別」は無いんですけどね。

 

え:あぁ、そうでした、そうでした。

 

カ:詳しくは『コロナ論2』をご覧ください。

 

え:本の宣伝までして、エライです(笑)

 

◆◆◆

 

え:今回のゴー宣は、コロナ君との対話形式が面白かったし、より分かりやすく描かれていたように思います。

 

カ:そう。分かりやすかったですね。

 

え:「子供はなんで重症化しないのかな?」という疑問に対して、「子供の細胞にはACE2というたんぱく質の受容体が少ない」という説明も、絵で描かれてて分かりやすかったです。

 

カ:私も無知だから「ウイルスは無理やり細胞膜を突きぬけて侵略してくる」とイメージしていました。

 

え:実際は、人の細胞の受容体がウイルスを招き入れているんですよね。

 

カ:子供には、細胞内に招き入れる受容体が少ないと考えれば、子供の感染が少ない理由も説明がつきますね。

 

え:子供はコロナに感染しても死なないけど、インフルエンザの場合は死亡することもあるんですよね。

 

カ:実際に、私の近所の子供が、インフルエンザで亡くなりました。

 

え:そうでしたか・・・。

 

◆◆◆

 

え:今回のゴー宣を読んで【ウイルス干渉】について分かりやすく描かれていましたね。

 

カ:私は小林よしのり先生のブログで【ウイルス干渉】という言葉は目にしていましたが、意味が分かってなかったんですよ。

 

え:「2つのウイルスが同時に感染できなることをウイルス干渉という」と書かれていましたね。

 

カ:それがすごく分かりやすかったです!

 

え:先に新型コロナが細胞内の受容体を独占して、インフルエンザが感染できないということですね。

 

カ:そのことを「イス取りゲーム」とイメージするなら、「新型コロナの方がインフルエンザよりも感染力が強い」というのは確かにそうかもしれないです。だけど新型コロナは弱毒性ですし、子供を殺さないウイルスなんですから。

 

え:弱いウイルスに感染しておいた方が、ある意味安全だと感じました。

私は「新型コロナの流行は、マイナスよりもプラスの方が大きい」と思いました。

 

カ:えみりんさんが言った「新型コロナの流行は、マイナスよりもプラスの方が大きい」という意見は、今の世の中では過激に聞こえるでしょうが、私も同感です!

 

◆◆◆

 

カ:私も思ってることを正直に言いますね。私はまだ【ウイルス干渉】にはまだ疑問が残るんですね。

それは『今年インフルエンザが流行らなかった理由を、「ウイルス干渉」だけで説明できるのか?』という疑問です。

 

え:どういうことですか?

 

カ:「コロナに感染中は、インフルエンザに感染しない」というところまでは今週のゴー宣を読んだおかげで初めてイメージがつかめました。しかしコロナの感染期間は長くても2週間ですよね?ずっとコロナに感染しているわけじゃないのなら、今年のインフルエンザの流行が極端に減少している理由が【ウイルス干渉】だけで説明がつくのでしょうか?

 

え:手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスが感染予防になったということですか?

 

カ:いま挙げた感染予防策がどの程度効果が有ったのかは分かりません。それは一旦置いておいて。

たとえば2009年に新型インフルエンザが大流行したときに【ウイルス干渉】によって、旧型インフルエンザは流行らなかったのでしょうか?

 

え:『コロナ論』によると、2009年の新型インフルエンザでは、感染者数は2000万人ですが、死亡者は200名弱でしたね。

 

カ:「新型インフルが流行った時、旧型インフルは流行らなかったのか」が気になります。私はデータを調べてないので、今はヤマカンでしゃべってますけど、2009年のインフルエンザの死亡者が200名ってことはなくて、やっぱり例年通り3000名前後の死亡者が出たんじゃないでしょうか?

 

え:うーーーん。私も詳しくは分からないけど・・。

 

カ:私は【ウイルス干渉】について身近な人に自信を持って説明したいです。だから浮かんだ疑問をつぶして理解したいです。

 

え:詳しい人がコメント欄に書いてくださったら嬉しいですね。 

 

後半へ続く

(書き起こし出来次第配信)

 



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