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週刊SPA!8月25日号 第95章「インフォデミックを見破れ」


 

タッチ&ゴー

《収録参加》

皿:皿うどん

え:えみりん

た:たっちゃん

カ:カレーせんべい

  

《収録》

2020年8月18日

 

 

週刊SPA!8月25日号

ゴーマニズム宣言 第95章

 

「インフォデミックを見破れ」

 

 

え:今週のゴー宣は、泉美木蘭さんが作ったグラフにびっくりしましたね。

 

カ:こんな縦長のコマは、今まで見たことないです(笑)

 

た:コロナの陽性者がまた増えてきたとニュースで言いますけど、以前とは検査数がまったく違うというのが分かりやすくて、良いグラフですね。

 

カ:ニュースでよく目にする「感染者数の推移」は、検査数という分母を完全に無視してます。それはグラフとして欠陥があると思います。

 

皿:最後のコマにあった「マスコミが見せるグラフのマジックに騙されず、真実を見よ!」っていうことに尽きますよね。

 

た:世の中の人は、そこまで理解しないまま「第二波がきた!大変だ!」と言ってるワケじゃないですか。だから情報というのはちゃんと伝えて欲しいなと思います。

 

皿:PCR検査の陽性者は曝露者も含まれるのに、全て感染者とみなして今日は何人増えたって伝えてるのが問題です。

 

カ:今週のゴー宣の欄外に書いてありましたね。『PCR検査で陽性反応が出た者を感染者というのは科学的ではない。鼻の奥や喉にコロナウイルスが付着した段階では「曝露」しただけで、体内を移動して細胞に侵入したら感染になる。大概は感染する前に自然免疫で撃退されるから無症状である』と。

 

◆◆◆

 

た:『小池都知事も全国の知事も、東京から全国に感染させるから、Go Toトラベルを止めろと政府に圧力をかけ、政府は「東京を除外」してしまった。緊急事態宣言のときと全く同じ構図で、政府は愚民の突き上げに耐えられず方針転換する。哲学がないからテロ(恐怖の脅し)に負けるのだ。』と書かれていました。もし政府として「経済は断固回す」という哲学があったら方針転換は無かったわけですね。

 

カ:ここの部分、すごく納得がいきました! 「哲学が無いから方針がブレる」わけなんですね。

 

た:結局、政治家は「次の選挙」が気になって人気取りのことばかり考えてしまうんですよね。

 

皿:どうやらそのようですね。

 

た:僕は、「政府を突き上げる声」というのが、一体どういう声を拾ってるのかよく分からないです。総理に直接言ってる声なのか、そういう投書でも来てるのか、テレビのニュースのインタビューで多い意見なのか、Twitterでいろんな人が呟いてるのか。政府は一体どこから「声」というのを取り上げてるのかよく分からないです。

 

カ:それに関しては、やっぱり「マスコミ」と「国民」だと思います。実際マスコミは「なぜ、今、Go Toなのか!?」と頻繁に言ってましたし、国民側の批判の声も、私の耳にも入ってました。

 

え:カレーさんが耳にした「国民側の声」って誰のことですか?

 

カ:うちのオカンです(笑)

 

◆◆◆

 

た:あと『マスコミで喋る連中は、食うに困らない余裕ある身分だから非日常を楽しんで視聴率がとれるので「意地でも経済を回してやるもんか!」と必死で妨害する』を読んで思ったのですが、コロナを煽っているマスコミや知識人って、ステイホームをしても困らない人なんですよね。

 

え:その影で飲食店は次々に廃業になっているわけですよね。

 

カ:私は給料制のサラリーマンだから、たとえば飲食業を営んでいる人達の猛烈な痛みは想像するしかない。だけど他人の痛みを想像しようともしない人間がエリートの地位にいるのは、とても恐ろしいことだと思います。

 

た:『日本で問題なのは、PCR検査で無症状の若者を「入院・隔離」していることだ。元気な若者を入院させていたら、あっという間にベッド数が足らなくなって、医療崩壊してしまう。』とあるんですけど、これはコロナが指定感染症になってるからこういうことになるんですよね?

 

皿:そういうことだと思います。

 

た:世間の人は「陽性者がまた増えてる」と思うのでしょうが、無症状なのに病院に入院という形で隔離されてる人でベッドが埋まってしまう。そういう現象が起きていると分かってない人の方が多いと思うんですよ。

 

え:なるほど。

 

た:さっきのグラフと同じ話ですが「正確な情報」が世間に伝わらないことが問題だと思います。

 

カ:今週のゴー宣のタイトルにもなった『インフォデミックを見破れ』ということですね。

 

◆◆◆

 

え:『元気な若者を入院させたがる玉川徹・岡田晴恵らマスコミの連中は、わざと医療崩壊を起こしたがっている愉快犯にしか見えない』って書いてありましたが、症状が軽い人まで入院して、もし熱中症の人が医療を受けられない体制になったら、そのことについてはどう思うのかな?

 

皿:今月は熱中症で死んだ人の方が、コロナよりも多いですよ。

 

え:それでも「PCR検査をもっとやれ」とか、「無症状者も隔離しろ」とか言ってるなら、愉快犯だと言われても仕方がないと思います。

 

カ:モーニングショーが愉快犯である証拠は、こいつらリモートもしてないし、マスクすらしてないことです!!

 

皿:えー、そうなんですか?僕はいまだにモーニングショーを見たことないので、それは驚きました。

 

カ:あ、やっぱり変だと思いますよね? 自分たちの言動と行動の整合性がとれてないわけですから。

 

え:もし本気でコロナが怖いと信じてるなら、テレビにも出ずに閉じこもってると思う。

 

カ:「地獄になる」とか言ってるクセに、自分がそれを信じてない。まるでインチキ新興宗教の幹部クラスみたいな奴らだよ!

 

◆◆◆

 

え:コロナ恐怖症は、最近の方がひどいと思います。お店に入っても「マスクしてください」って配ったりとか、スーパーでは以前なら消毒液を手でプッシュしていたのが、今では足で押すようになりました。

 

カ:えー、マジですか!?

 

え:消毒液の容れ物にさえも触れない状態になってます。以前は1台設置だったのが2台になってたりとか。とにかく緊急事態宣言の時よりも、今の方がひどいような気がします。

 

皿:その辺は地域差ですかね、長崎はそこまでないですけどね。でもファミレスによっては異常に気にしてるところもありますけどね。ただ、僕はマスクをつけずに歩いてるけど注意されたり、睨まれたりとかは無いですね。

 

カ:私は最近ありました。電車の中でマスクせずに「京都の送り火のイタズラ」について話していたんです。そしたら隣に座っていた女性が席を立ちました。私は「今の女の人、2年後に自分の行動についてどう思うんやろね」と悪口を言ったら、さらにその隣の男の人も席を離れたんですよ(苦笑)

 

た:カレーさんの周りから人がどんどん居なくなっていく(笑)

 

カ:先ほどたっちゃんは「政府は一体誰の声に耳を傾けてそんなに右往左往するのだ?」とおっしゃったけど、それはやっぱり「国民の声」だと思います。ごく普通の人がコロナ恐怖症なんです。だからむしろ私は安倍晋三には同情・・・、まぁ哲学が無いのは全くその通りではあるけど・・・、それでも「誰が総理大臣であっても、今の国民に抗えたのかな?」って思うわけです。

 

皿:まあ、確かに周りはみんなコロナ脳ですね。

 

カ:そうなんですよ。大変です、それと戦うの。本当に難しいんよね。だから公的には安倍を批判しますが、私的には同情します。

 

◆◆◆

 

皿:今週のゴー宣で描かれていましたが、3万人もの死者を出したイタリアでも、感染者数と死亡者数が減っており、サンマルティノ病院の感染症部門の医長マテオ・バセッティ教授が「どう猛なトラがヤマネコに変わった」と言ったとありました。日本とは桁違いの死者を出した国でもコロナウイルスに対して冷静な判断ができているわけですよね。それなのに、死亡者数も重症者数も圧倒的に少ない日本で、どうしてこんなに国中がアタフタする感じになるのでしょうか?

 

カ:おそらく「ヤマネコがトラに変わる」ことを恐れているのでしょうね。

 

た:「はじめからヤマネコがトラに見えている」のかも。

 

カ:私は「ヤマネコがトラに変わるかも」と用心する行為に何の文句も無いです。ただ「経済止めるな!」って言いたいだけなんです。「用心するにしても限度があるだろ!」とも言いたい。そしてマスクの強要などは「人を巻き込むな!」と言いたいです。

 

皿:モーニングショーでは「スペイン風邪の再来みたいになるぞ」と言ってるらしいですね。それもむちゃくちゃですね。ノストラダムスの大予言じゃないんやから。

 

カ:ホリエモンが「コロナにかかるくらいなら死んだほうがマシだ理論」と揶揄してたけど、そのうち「コロナにかかりたくないから息を止める」という人が出て来るんじゃないかと思いますね(苦笑)

 

皿:ホリエモンとか村西とおるとか三浦瑠麗とか、辛坊治郎とか太田光とか、あの辺の人たちはコロナウイルスに対しての見解についてはすごい正しいこと言ってますね。村西とおるさんはTwitterで結構見てますが、確かによしりんとほとんど一緒のことを言ってるなって思いました。

 

カ:コロナ騒動について、分かってる人や疑問を持ってる人が発言していることは有り難いなと思います。

 

皿:でもネットで言ってるだけではやっぱり変わらないところもあって【コロナ論】のように、書籍で訴えていくことが世論を変えることに繋がると思います。

 

◆◆◆

 

カ:今週のゴー宣を読んで私が印象に残ったのは『わしなら80歳を過ぎても、自由に外出して、若者とも交際し、コロナに感染したらあっさり死ぬことを選んだ方がいい。』という言葉と、その絵です。

 

え:お葬式の写真なのになんだか可愛いですね(笑)

 

カ:コロナウィルスがべったりついてるのになんか嬉しそうやな。いいなあ、こんなおじいちゃんやったらね。

 

皿:多分ポカQさんが描いたんじゃないかな?

 

カ:ユーモアがあるし、よしりんに対する愛情も感じるし、この似顔絵けっこう好きです。

 

◆◆◆

 

た:明後日はいよいよ【コロナ論】の発売ですね。

 

皿:書き下ろしがいっぱいあるみたいですね。

 

カ:ホームページを通じてAmazonで購入して下さったのが今日の時点で34冊(8月18日)なんです。過去最高が10冊ぐらい。やっぱり皆様本屋さんで買うから。ところが今回はAmazonの予約がすごく多くて、私はメチャクチャ売れるんじゃないかなって予想しています。

 

え:大ヒットして欲しいですね。

 

カ:「声なき声」があると信じています。疑問に思ってる人はいるはずです。

 

皿:有名人にいいねとかツイートで付けてる人は「大きな声なき声」になるだろうし、そういう反応する人が出てくるといいなと思います。

 

カ:Twitterで【コロナ論】の話題が盛り上がったら、世論になるかもしれないです。小泉今日子の例もありますから。『よしりんbot』がすごい頑張ってるのを見てると、あそこから【コロナ論】のリツイートで盛り上がっていけば、社会的なアクションになるかもしれないと期待しています!

 

え:楽しみですね、明後日。


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コメント: 2
  • #2

    カン (土曜日, 22 8月 2020 11:09)

    地味に驚いたのは65ページこ最初のコマ。
    無症状者が隔離施設内で“マクド食べたい”ってぼやいてんのか。本当に病床の無駄遣いだなと思いました。
    早く軽・中症状者にベッドを明け渡して欲しいものです。

  • #1

    和ナビィ (土曜日, 22 8月 2020 10:39)

    しっかと示されましたね!。木村もりよさんの「スウェーデンの日々の感染者数・死亡者数・ICU入室者数」のグラフ、木蘭さんのあの長~い「東京都のPCR検査数と陽性者数の推移」のグラフ(表装して掛け軸にしましょう☆)、そしてそれを“通分した”4/11ピークのグラフ、---この3枚で、日本のコロナ禍の真相が一目瞭然!です。

     怯えさせられ浮足立ったが最期、小学校で習う「通分」がいい大人でもできなくなり、インフォでミックに翻弄される、インテリや政府中枢までもが。(ホントは自己確認欲に突き動かされて)確信犯や愉快犯で煽った者達もいたと思います。

     「怯え」って禍事が付け入る隙、常識・自由のココロが去って(怯)迷走する契機ですね。支配しようと思ったらまず「怯え」を散布することかも!;。

    >老人の延命のために、若者の活力を奪うのは、国家として不健全である。(P66)

     今回のコロナ禍の騒動、マスコミ報道のやり方、怯えの広がり、自粛警察、マスク警察、同調圧力、---インフォデミックの様相を通して、何度も浮かんだのは【浅ましさ】という言葉でした。これが蔓草のようにこの暑さの中でますますはびこっていくようです。

     仰る通り、お爺さんよしりんのお顔、とっても可愛らしいですね、こういう表情のお婆ちゃんになりたいっ((^-^))。若者達の笑顔も素敵。みんな「浅ましさ」から最も遠い表情ですよね♪。

     20日、ついに「コロナ論」出版されましたね!。科学と哲学に貫かれて広く伝えるご著書と思いました。