週刊SPA!4月14日号 第80章「コロナとグローバリズム」

 

皿うどんの

タッチ&ゴー宣ボンバー

《収録参加》

皿:皿うどん

え:えみりん

た:たっちゃん

カ:カレーせんべい

  

《収録》

2020年4月9日20時30分から21時30分

 

《司会・編集》

皿うどん

 

週刊SPA!4月14日号

ゴーマニズム宣言 第80

 

「コロナとグローバリズム」

 

た:まず最初のコマが面白かったです! 喘息のよしりんが咳をしただけで、ビニール袋を頭からかぶるトッキーさんとみなぼんさんのギャグ。「窒息するやん!」と思いました(笑)

 

皿:花粉症のみなぼんがクシャミしたときに、ビニール傘で防護してるよしりんのコマも大笑いしました(笑)

 

カ:よしりんはすっごい悪い顔してますから。「悪よしりん」の登場ですよ。

 

た:それから、みなぼんがマスクせずに、中国人に囲まれてホテルのチェックイン手続きをしているのを遠くから見ている場面。「ひどくないよ。すごく心配して見守っていたんだから」っていうのもヒドイですよね(笑)

 

皿:現実の状況がギャグみたいになっているから、笑えるポイントっていうのは結構いろんなところでありますもんね。アベノマスクにしてもそうやし、後はテレビ番組で、ヒルナンデスやったかな? 南原清隆氏が一人だけポツーンとスタジオにいるとか。

 

カ:いつかホームページの企画で「コロナ騒動で、誰が、どんなバカを晒したか」というお笑い企画をやりたいなあ。

 

◆◆◆

 

た:僕は今年40歳です。仮に自分が「老人」側だったとしても経済を守る方を選択したいなって思います。

 

カ:そうですよね。私も同じ気持ちです。

 

た:昔は「長生きが大事」と思っていました。勿論今「死にたい」という訳じゃないんですが、それでも生命至上主義というのはおかしいなとは思います。

 

皿:現在のような同調圧力が世の中を覆うとき、どれだけ自分を貫けるかっていうのは大事なことだなぁと思います。

 

た:多くの人々が生命至上主義寄りだと思います。だから最終的には「ウイルスと共存しないと仕方がないという感覚」には、今はなかなかなれないのかなぁと思います。

 

え:そうですね。

 

た:今週のゴー宣を読んで気づいたのが、「グローバリズムのマイナス面については誰も言っていない」ということ。これは怖いことだと思います。

 

え:ニュースやワイドショーでは「どうコロナを防ぐか」ということばかりが取り上げられていて、そもそもなぜコロナが蔓延したのかという「原因」について、どこも報道していないなと思います。

 

た:なるほど。

 

え:グローバリズムが原因であるということには、気づいているけど気づかないフリをしてるのかな。「原因」を分析しているのは、よしりん先生だけかもしれないと思いました。

 

皿:なるほど、そうですね。

 

え:「コロナの蔓延はグローバリズムが原因」って分からなかったら、コロナが終わった後は、景気を回復するためにまたしても外国人観光客を沢山受け入れて取り戻そうとしそうな感じがします・・・。

 

カ:うーーーん。

 

え:コロナで亡くなる人と、景気が悪くなって失業した人、倒産してしまった人、そのことが原因で亡くなる人の方が多いんちゃうかな?って、読んでて思いましたね。

 

◆◆◆

 

カ:私が今週のゴー宣で凄く印象的だったのは「今回はコロナでよかったと言うべきだ」「この程度の安全なウイルスで警告を与えてくれた神様に感謝しなければならない」という言葉です。

 

た:すごい言葉ですね!

 

カ:つまり「グローバリズムの危険性に気づけ」という警告ですよね。例えば、今、マスクなんて手に入らないでしょ?マスクは7割が輸入品だったからなんです。

 

え:そうなんですね。

 

カ:つまり、ウイルスや災害などで世界的なトラブルが起こったときは、どこの国でも自国を優先するわけですよ。

 

皿:うん、そうですよね。

 

カ:では、こういう世界的トラブルが起きたとき、自分らの国をどうやって守るのかって考えたら、「自分らの国で全てを完結できるように産業を育てておかなければならない」という結論になるはずです。

 

皿:はい。

 

カ:我々庶民は、「お金を出しても買えないときがある」と、今回のコロナ騒動で学びました。

 

た:そうですね。

 

カ:だからコロナが終息したら、世界は変わらないといけないと思います! これだけ分かり易いシミュレーションを神様にさせてもらったんだから、「自分達の国で、自分達を防衛できる体制」を作っていかなければならないです。

 

皿:「ゲンロンカフェ」で東浩紀さんと三浦瑠麗さんも、コロナウイルスの騒動の話になったときに、よしりん先生の考えに結構賛同してたんですよね。でも二人とも今もグローバリストを自認しているということだったみたいなので、グローバリズムの危険性の方は考えないのかな? 或いは、そういうマイナス面があったとて、グローバリズムのプラス面を見て、グローバリズムを支持していくのかな?と思いましたね。

 

カ:えーー、知識人がですか?

 

皿:グローバリズムの危険っていうのを考えると、検疫の重要性ということを改めて思いますね。

 

た:検疫、大事ですね。

 

皿:あと、自分は日本人だしキスとかビズとかは挨拶でやったりしないですけど、でもハグはどうかなって思ったら、結構、友達とかとカラオケとかで久しぶりに盛り上がったりしたときにやってたなと、ハグはしてたなあと思いましたね。

 

カ:テンション上がってもうたんやな(笑)

 

皿:それでも清潔好きっていうのがあるし、要はバランスなんですよね。プラスに働くと「清潔好き」になるし、マイナスに働くと「強迫神経症」みたいになりますし。

 

◆◆◆

 

カ:実は私、めっちゃ手洗いするんですよ。

 

た:普段からですか?

 

カ:違います、コロナが流行ってからです(苦笑)私が勤める会社でもみんな滅茶苦茶手洗いしてるんですよ。それは『人にうつしたくない』からなんです。少なくとも私はそうです。「エゴイズム」ではなく「倫理観」なんです。その感覚がたぶん日本人は世界の中で強い。だから感染をある程度低く抑えているという要因じゃないかなと思うんですけど・・・どうですかね?

 

皿:そうですね。

 

カ:その一方、外を出歩いてる人とかに対して「あなたはよくても人にうつしたらどうするんですか!」って糾弾したがる人がいる。そりゃあ余程自堕落な人を見たら、そういう小言を言いたくなる気持ちは分からんでもない。しかし「糾弾してやろう!」みたいなせせこましい感覚の人もいるじゃないですか。

 

皿:確かにそういう人も実際にいますからね・・・。 

 

カ:推察するに「自分だって我慢しているのに、我慢してない奴がいる」っていうことにムカついている気はします。

 

た:なるほど、それは分かる気がしますね。

 

カ:もっと酷い例があります。京都産業大学の学生がスペイン旅行に行って、その後、飲み会やっちゃって、集団感染したということがありました。大学側は感染の被害を防がないといけないという義務感からそれを公表したわけです。その態度は実に誠実じゃないですか。ところが大学には脅迫電話が百件以上かかってきて・・・。さらには京都産業大学に在籍している学生がアルバイトをクビになったりしてるんです!

 

皿:そのニュースは僕も見ました。びっくりしました。

 

カ:私は「他人にうつしたくない」と思って必死で手洗いしている感覚までは日本人として誇りに思います。しかしながら、人に対して圧力かけたり糾弾したりするっていうのは、それは美徳じゃないと言いたいです。

 

皿:だから「清潔好き」っていう感覚が、いい面にもなっているし、悪い面にもなっているんですよね。

 

カ:「人に迷惑をかけたくない」って思っている、一方で「人に迷惑をかけた人間を吊るし上げる」という感覚。これはもう「日本人の特性」だと感じざるを得ないです。自分が我慢して和を乱さないようにしているからこそ、和を乱している人間を村八分にする。まさに物事には表裏一体の両面があるような気がします。

 

◆◆◆

 

皿:あとは今回の章で『山尾志桜里だけが「枝野民主党」に造反して処罰覚悟で、このザル法に反対を貫いた』っていうコマ。その後の山尾さんのツイートで「緊急事態宣言が出ました。もし特措法に国会承認手続きがあったら、私は賛成したでしょう」ってあって、「意外に思われるかもしれませんが」と、この後も文章が続くんですけど、これは最後まで読んだら、ああ、なるほどって思ったんですよね。

 

た:緊急事態宣言も、はよ宣言してくれという人がいるじゃないですか。それを言っている人がホンマに緊急事態宣言とは何なのかというのを、全く分かっていないのに、それさえ出たら何とかなるみたいな感覚で言っている人がめっちゃいるから怖いですよね。

 

皿:安倍政権に対して普段から何でもかんでも賛成しとるような人なら分かりますが、リベラルの人までそんなこと言うてますからね。

 

え:緊急事態宣言が出たことで「守られてる」みたいな感覚なのかなあって思いますね。

 

皿:なるほど。

 

え:政府が、このコロナに対して、本気で何とかしようとしているっていうのを感じて安心するんかなって思いますね。

 

カ:なるほど、つまりこういうことやわ。台風の被害で「激甚災害指定」があるじゃないですか。おそらくこのコロナで緊急事態宣言が出されたら手厚い補償が受けられるとか思ってるのでしょう。つまり中身は知らんわけです。だから「政府はこんな状況なのに、いまだに緊急事態と思ってないのか! けしからん!」という感覚で、大衆の方が無知のまま権力を突き上げちゃったんでしょうね。

 

皿:なるほど。一理ありそうですね。

 

◆◆◆

 

カ:今の風潮は「戦前の全体主義が作られていく風潮」に似てるかもしれないですね。

 

た:なんでこういう余計なことばっかりで権力を突き上げて、成立させていっちゃうんですかね。『愛子さまを皇太子に』を庶民から盛り上げようというんなら分かるんですけど、そうはならないじゃないですか?

 

カ:「自分の損得に絡む」ことや「不安を打ち消して欲しい」場合に限るのかなぁ。もしそうであるなら『愛子様を皇太子に』という戦略としては、「庶民の不安をガンガン煽る」のは戦術になると思いますね。

 

た:コロナの場合でしたら、外国でバタバタ人が亡くなっているニュースを見て「自分の命にかかわるのではないか」と不安を感じる人が多くなるじゃないですか。だけど、女性天皇・そして女系天皇への道を開かなかったら、皇室が無くなるよっていうときに、こりゃ大変だ、日本はどうなるんだろうって不安を抱く人がどれだけいるんだろうかっていうところも問題ではないでしょうか。

 

カ:だから徹底的に庶民を啓蒙して「皇室が無くなることによって、どれだけ暗闇が日本を覆うことになるか」をアピールすることが必要なのかな?ちょっと戦略を考えてみます。

 

◆◆◆

 

た:今、芸能人やスポーツ選手で「家にいましょう」とアピールしてる人いますよね。それは善意で言ってるとは思うんですけど・・・、正直、そういう人達は引きこもってもお金がある人ばっかりじゃないですか。実際は、一か月も収入が無くなって、どうにもこうにもならんっていう庶民が多いと思うんですけど、そこは見えてないんかな?って思いますね。しかも影響力がある人が言うから怖いですよね。

 

カ:このホームページの【交流掲示板】で京都のホテルの人の困窮の訴えとか・・・、あれを読むと私はたまらん気持ちになるもん。

 

え:ハンドルネーム「朧さん」ですね。

 

カ:「桜が満開の時期に160室あって稼働が0%」と投稿されていました。

 

皿:大変な事態ですね・・・。

 

カ:私は金属加工業で経理をしていますが、在宅勤務や休業をしたとしても月給制で給料は入るわけです。しかし朧さんのようなホテル業や飲食業の人たちは会社が潰れるかどうかっていう瀬戸際ですよね。時給の人なんかはさらに大変です!

 

た:そうですね。

 

カ:だから私はささやかなホームページではあるけど、旅行や花見をしている写真を意識的にアップしているわけです。それは「日常を手放そうとする今の風潮を止めるため」です。

 

た:なるほど。

 

カ:ところが、松本人志はツイッターで「地球人が大変なことに直面している。外でワイワイしているのは宇宙人か?」と書いたんですよ!「昔非国民、今宇宙人」かと思って呆れ果てましたね。

 

皿:X JAPANのYOSHIKI氏とか、坂上忍氏、カンニング竹山氏、武井壮氏、登山家の野口健氏、江頭2:50氏とか、JOY氏とかMatt氏とかもそうですね。僕はこの人らを嫌いとかは全然なくて、素朴に善意で言ってるつもりなんだろうなとは思うんですけどね。

 

カ:つまりそれは「ヒューマニズム」でモノを言ってるんやと思うんです。「命さえあれば経済なんかいつでも取り返せるじゃないか」という思いなんでしょう。だけどねぇ・・・、それは言ってる本人も気づいてないのでしょうけど、そこのところに『傲慢さ』を強く感じますね!!

 

た:日本においては、コロナで亡くなる人より、経済苦で亡くなる人の方が多いと思います。

 

カ:仮に死なないまでも、生活が出来なくなる人が沢山出ますよ。ギリギリの日常の中で家族を養っている人、田舎のお父ちゃんお母ちゃんに仕送りをしている人、世の中には沢山いるんやで!!

 

皿:非正規とか派遣とかパートとか、そういう人たちは真っ先に切られてしまいますもんね。好きでその立場にいるわけじゃない人も多いわけだし。自営でやっている人とかも死活問題になる人がたくさんいますよね。

 

カ:「一人一人の行動が大事です」とか「今を乗り切りましょう」とか。そりゃそんな風に言えば『いい人』にはなれるわ!!

 

皿:タクシー会社が運転手を解雇したっていうニュースが出てましたよね。

 

た:600人くらい解雇したんですよね。理由が、一旦解雇することによって失業保険が貰えるから、それで乗り切ってもらって、騒動が落ち着いたら再雇用しますよっていう話らしいんですけど、荒業というか、どこもかしこもそれをやっていったら、失業保険自体が大丈夫なのかな?って思うところもありますね。

 

皿:そうですよね。保険が破綻する可能性も無いとは言い切れませんからね。

 

た:タクシー会社も、それくらいやらないと、従業員を助けられないってことなのかもしれませんが。

 

皿:あと、ネットを見たらネトウヨとかがマジのトーンで、戦時中の「欲しがりません勝つまでは!」「ぜいたくは敵だ!」の画像を貼って「この国難を乗り切らねば!」みたいな書き込みとかツイートとかをたくさんしてるみたいで、苦笑もしますけど、ゾッとするところも同時にありますね。

 

◆◆◆

 

た:ゴー宣で書き始めて発表するまでにタイムラグがあるじゃないですか。これが出るときに状況がこの内容と変わっている可能性もあるかもしれないにも関わらず、先のことまで予想して思考して、確信をもって発表するっていうのが、凄いと思うんですよね。

 

カ:あ、なるほど! 確かにそれこそがゴー宣の凄いところですね。

 

た:ひょっとしてSPAが発売された日には、日本でめっちゃ死人が出てる可能性もあるかもしれないじゃないですか?

 

皿:小林よしのり先生自身がミスリードをしてしまう可能性はゼロじゃないですからね。

 

カ:そのリスクを承知で描かれてるんですよね。そして結果はどうですか? 数週間前に描かれた今週の作品を今読んでも違和感が無いじゃないですか。小林よしのりという作家は、適当に断言している訳じゃないんですよね。

 

た:そうですね。それがゴー宣の凄さ、小林よしのり先生の凄さだと改めて感じました。

 

◆◆◆

 

カ:いざというときの為に自給率を上げることや、国境の大切さを改めて思いますね。だから今回のコロナ騒動を反省し再発防止に努めるとしたら、それは「グローバリズムからの撤退」ということになると私は思います。

 

た:だけど、コロナが終息して、テレビでも全然やらなくなったら、「そんなことあったっけ」くらいになっていると思うんですよね。

 

皿:「コロナ」が今年の流行語大賞になるくらいですかね(苦笑)



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