「湿地の貴公子」ハイイロチュウヒ

 

ハックスレーの

ゴー宣いきもの図鑑 

第20

「湿地の貴公子」ハイイロチュウヒ 

「湿地の貴公子」ハイイロチュウヒCircus cyaneus、雄成鳥の剥製です。

 

全長・雄43〜47センチ、雌・48〜53センチ、翼開長・雄約98センチ、雌約123センチ。

 

ユーラシア中〜高緯度、北アメリカの中〜高緯度に分布し、冬はその南部に渡り、日本国内では冬鳥として全国に飛来する中型の猛禽類です。

 

平地から山地の草原、農耕地、葦原や干拓地、河川などに渡来し、低空を滑翔しながら浅いV字形で飛翔し、ネズミ・鳥類・魚類などを捕食します。

 

雄の腹面は白く、頭から上面と顔から胸まで灰色、翼下面は外側初列風切が黒く、翼後縁は灰黒色の帯があります。

 

雌は全体に暗褐色で、頭頸部や腹に褐色の縦斑、眉斑と頬は白く、風切と尾羽は灰褐色で3〜5本の横帯、体下面はバフ色で暗褐色の縦斑があります。

 

鳴き声は「ピィヨピィョ」「ケッケッ」などと鳴きます。

 

チュウヒ類の最大の特徴はV字飛行です。

 

その飛行には高度な技術が必要らしく、未熟な幼鳥は何度も失敗を重ねながら、飛行技術を習得するそうです。

 

ぎこちなく飛んでた幼鳥が、オジロワシに捕獲された映像を見た事があります。

 

チュウヒ類はフクロウのよう顔盤が発達しており、音で獲物を探すのも可能です。

 

跗蹠は非常に長く、葦原に潜むネズミを掴み出すのに適しており、足指は短く、鋭い爪を持っています。

 

《第20弾記念特別ゲスト》

 

ハイイロチュウヒに跨るトルメキア装甲兵

(クシャナ親衛隊ver)

ナウシカの住む風の谷に突如来襲したトルメキア軍の司令官であるクシャナを警護する親衛隊として付き従い、その屈強さからトルメキアの強さを象徴する姿を見せた装甲兵が、湿地の貴公子ハイイロチュウヒに跨り、空からの戦闘も可能になった!(原作漫画で装甲兵が跨ってるのはトリウマ)

 

ゴー宣ファンの皆さん、どこまで続けられるか見守っててくれ!!




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コメント: 1
  • #1

    和ナビィ (木曜日, 18 2月 2021 19:59)

    「ハイイロチュウヒ」と言うより「銀色チュウヒ」と呼びたいほど美しい鳥ですね、羽が輝いていますもの。
    メスも羽が堂々としています。こちらの方がかなり大きいのですね。
    猛禽類の容貌、眼といい嘴といい鋭くて果敢そうで魅力的です。

    銀色の翼が装甲兵とよく合っていてあのアニメにふさわしい乗り物のようです。
    ナウシカで、装甲兵が乗っていたダチョウみたいな強そうな鳥は「トリウマ」というのですね。
    (つい「トラウマ」っていう乗り物動物も想像しちゃったりして・・・あー、おぼっちゃまくんや辻説法を愛読するうちに・・習い性ですかね;;)