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週刊SPA!12月29・1月5日合併号 第109章「経済は命の基盤だ!」

経済は命の基盤だ!


 

タッチ&ゴー

このコーナーでは『ゴーマニズム宣言』の最新話を読み終えた読者が、間髪入れずの「タッチ&ゴー」で感想を語り合います☆

《収録参加》

皿:皿うどん

え:えみりん

カ:カレーせんべい

  

《収録》

2020年12月22日

  

週刊SPA!12月29・1月5日合併号

ゴーマニズム宣言 第109章

 

「経済は命の基盤だ!」

 

 

え:ビックリしたのは、玉川徹って57歳なんですね。

 

カ:57歳にもなって『経済よりも生命の方が大事です。経済の方が大事だと言う人がいるなら、出て来て説明してほしい』なんて言ってるんですね。

 

え:あまりに短絡的なモノの言い方で、57歳とは思えないです。

 

カ:説明してほしいと言ってるけど、今回のタイトルにもなっている通り『経済は命の基盤だ!』ですよね。

 

え:ただ私も今週のゴー宣を読んで、人と人は仕事を通じて繋がっているということを、改めて認識した部分はあります。

 

皿:なるほど。

 

え:日頃、当たり前のように仕事をしていたら、その仕事と社会との繋がりについて、つい忘れがちにはなりますね。

 

カ:なるほど。それはあるかもしれない。

 

え:誰かが物流を担ってくれたり、インフラを動かしてくれたりするからこそ、私は安定した生活ができているんだなってこと、今週のゴー宣を読んで改めて認識させられましたし、私も忘れがちだったことは反省しました。

 

皿:ステイホームとかリモートワークができる人だって、外に出てインフラを支えている人が経済をまわしているからこそ、それができているわけですよね。

 

え:それが漫画で分かりやすく描かれていると感じました。

 

皿:僕がゴー宣らしくて良いセリフだと思ったのは『玉川は、リモートワークをより高等な働き方だと思っているようだが、生産を担っている人がいなければ、お前はメシも食えないし、尻も拭けないんだぞ!』というセリフです。

 

カ:全くその通りで、玉川徹には「人々のおかげ」というものを全く感じていない傲慢さがあるわけですよね。それは、えみりんさんの「忙しさで忘れがち」とは根本的に違うと感じました。

 

え:それにしても玉川さんって報道のテレビ番組を作ってきたわけで、世の中のことをよく知ってて、色んな立場の人とも接しているはずなのに・・・、ちょっと不思議なんです。

 

カ:なるほど、確かに。

 

皿:玉川さんはテレビ朝日という巨大企業に所属して、タレントでもないので月々の高給も保障されていて、人気番組に出演して、プライベートではポルシェに乗ったりしている人だから。切羽詰まったことがない人は、切実に苦労している人の気持ちなんて分からないんじゃないかな。

 

え:そんな人の意見でも、モーニングショーは視聴率が高いのはなぜでしょうか?

 

カ:平日の8時から放送されている番組なので、一般的なサラリーマンは見れないですし、農家の人だって見れないでしょう。

 

皿:つまり、退職した老人が視聴者ですね。

 

カ:そういう人たちに向けて「経済よりも、命の方が大事だ!」と言った方が、ウケるんでしょうね。

 

皿:健康のことが一番関心のある視聴者層なのかもしれないですね。

 

◆◆◆

 

カ:「経済を止めて、人の命を救え」と力説する57歳は、漫画にある通り、小学生レベルですよ。

 

え:『こんなことは小学校の社会科で、ばくぜんと気づいていなかったか?』と書かれていましたね。

 

カ:それで思い出したけど、私が小学生の頃に見た『ドラえもん』で「まわりのみんなをのび太の能力に合わせてしまう」という話がありました。

 

皿:それは【ビョードー爆弾】ですね。

 

カ:そうかビョードー爆弾と言う話だったか!! さすが、皿うどんさん、なんでも知ってるなー(笑)

 

え:すごいネーミングですね。「サヨク」という言葉を作ったよしりん先生のセンスに近いかも。

 

カ:私はこの話を小学生の頃に見て『みんながのび太になったら、社会は回らない。あるいはみんなが出木杉君になったとしても社会は回らないかもしれない』と感じたんです。

 

え:どうしてそう思ったんですか?

 

カ:私が小学生ながら思ったのは『もし世の中の全員が全く同じ能力になったら、一体誰が「先生」をやるのか? ご飯を作ってくれる人や、電気を作ってくれる人など役割分担はどうなるのか? 大好きなテレビ番組すら作れず無くなるのではないか?』ということでした。

 

皿:確か、のび太のママがご飯を作れなかったリ、パパが会社をさぼったりしてましたね(笑)

 

カ:「みんなそれぞれに違う能力であったり、異なる生活があるからこそ、社会が成立する」という風に小学生なりに感じました。

 

え:小学生でも、57歳の玉川さんより立派ですよ(笑)

 

カ:『職業に貴賎なし』という言葉もありますが、そりゃそうだろうって思います。

 

皿:うん。

 

カ:もちろんエリートと呼ぶべき職業はあります。希少で貴重な職業に就いている人のことは尊敬しています。ただそれとて「誰かのおかげさまで」成り立つものです。だから私は、エリート意識で他者の存在を軽視する人は、すごく下品な人間に感じてしまい、軽蔑します。

 

え:第1次産業やサービス業の最前線を担ってくれる人がいないと、この社会はまわらないですからね。

 

皿:ドラえもんはのび太に対して「みんなが君のレベルに落ちたら、この世の終わりだぞ」って言うんです。同じセリフを玉川徹にも言って欲しいですね。

 

カ:これは「のび太」じゃなくても「出木杉君」でもダメなんですよ。分かりやすく言えば、世の中全員が「小林よしのり」になったら、世の中回らないですよ!!

 

え:あはははは。

 

皿:それは回らないですね(笑)

 

カ:断言しよう。世の中、全員が小林よしのりになったら日本は滅ぶ!!

 

皿:衝突しまくりかもしれない(笑)

 

カ:そもそも、みんな一人で自分の家にも帰れなくなるわけだな~。 新幹線に乗っても、チケットが靴の中から出てくるわけさ~。

 

え:確かに日本が、滅ぶような気がしてきた(笑)

 

カ:つまり小林よしのりは1人でいい。やっぱり世の中には「他者」が必要なんです。その他者というのはそれぞれの能力と条件で生きているわけだからね。

 

◆◆◆

 

皿:他者の視点に立つことは大切ですね。

 

カ:それも一つの教養だと思います。

 

え:想像力も必要ですしね。

 

カ:そうですね。リモートワークができない他者が存在する。どうしてコロナごときで他者の視点を忘れ去ってしまえるのでしょうね?

 

皿:生命至上主義になると、究極のミーイズムになるんじゃないですか? それで他者の視点が欠けてしまう。

 

カ:つまり「自分の生命至上主義」なわけですね。

 

皿:そうそう。

 

◆◆◆

 

カ:『そもそも、心臓が動いているだけじゃ、人間とは言えない。文化・芸術を楽しむ特質があるからこそ、他の動物とは違うのだ』というセリフが印象に残りました。そしてサブカル好きの皿うどんさんのことを連想しました。

 

皿:そうですか(笑)

 

え:『その文化・イベントも経済に支えられている』ということですよね。

 

皿:コロナ脳になった芸能人やミュージシャンが「ステイホーム」とか「新しい生活様式」だとか言っているのを聞くと、メッチャため息が出ます。

 

カ:そうですね・・・。

 

皿:経済が回ってないと、自分たちの活動だってできないはずなのに。いくらオンライン配信だって言っても、見る方が経済的に困窮していたら、そもそも文化や芸術を楽しむ余裕が生まれないと思うんです。

 

カ:なるほど!その通りですね。

 

皿:生きるか死ぬかの状況になったら、それで精一杯ですからね。

 

◆◆◆

 

え:スペイン風邪って日本で45万人も死んだんですね。それでも経済は動いていて好景気だったというのはビックリしました。

 

皿:そうですね。

 

え:それに比べてコロナの死者数は3千人なのに、経済を壊してしまったんですね。

 

カ:コロナ禍がタチが悪いと思うのは、例えば、地震などの自然災害ならば、初めの1週間ほどは生存そのもので精一杯になりますが、そのあとは『復興』という目的のために人々が力を合わせて前へ進むことができるんです。そこには「活力」が生じるわけです。ところがコロナ禍の場合は、人と人との分断こそ対処法とされてしまっているから「活力」が消滅してしまうんですよね。

 

え:スペイン風邪の時とは違って、今は豊かだから、コロナを怖がっているのかな?

 

カ:ほう、それはどういうことですか?

 

え:スペイン風邪の時代は、まだ貧しかったから、ウィルスを恐れる余裕がなくて、頑張って経済をまわしたのかなと。

 

皿:ハングリー精神というやつでしょうか。

 

え:今は豊かだから、コロナに対して「騒ぐ余裕」があるのかもしれない。

 

カ:うーーーーん。確かに。今は「余裕のある人」が騒いでいるのだと思いますが、それによって「余裕の無い人」が被害を受けることになるのが問題なんだよなぁー。

 

皿:スペイン風邪が流行した時は、テレビとか無いし、ラジオもまだ普及段階だったろうし、今のように情報が爆発的に伝達されなかったらしいですね。

 

え:あー、なるほど。

 

カ:「インフォデミックが起きなかったことが幸い」ということでしょうかね。結果的に命の基盤である経済をまわし続けることができたのは歴史を俯瞰で見た場合、「成功」だったと私は思います。

 

皿:『コロナ論2』で描かれていましたが、スペイン風邪当時の日本の好景気が暗転していくのは、直後に起こった関東大震災の影響らしいです。死者数は10万人でしたが、物的被害が凄すぎて、心理的な影響が大きかったんですね。

 

カ:そうか、関東大震災は見た目にも派手ですからね。「破壊」や「死」というものがビジュアル化されているから、強烈なマイナスの印象が残ってしまうわけですね。

 

◆◆◆

 

カ:最後のページで『経済を止めるということは、暮らしを止めることであり、結局は人の命を止めることになる。』とありました。それにも関わらず、たかだか3千人程度の死者で、しかも死者はお年寄りばかりなのに、命の基盤である経済を止めろと医師会やマスコミが絶叫している今の状況は「狂気の沙汰」としか言いようがないです。

 

え:欄外コメントで『わしが黙ったらマスコミが嘘の世論を作り、政府を動かして、経済も崩壊させてしまう。戦うしかない!』と書いてあって、小林先生がいなかった、もっと怖い状況になってたかもしれないと思いました。

 

カ:確かにそうですね。

 

え:私自身も、こんな風に知ることも無かったかもしれないし。

 

カ:そうですね。私自身もきっとそうだと思います。

 

◆◆◆

 

皿:『コロナ論2』で対談していた宮沢孝幸という人は人気があるみたいですね。

 

カ:へーー。

 

皿:実は僕の知人にも、よしりんの本は読んでいないけど、宮沢先生の発信はずっと追っている人がいるんです。それでコロナについて色々と語り合うことができました。

 

カ:そうなんですね!

 

皿:たとえば「オドレら正気か?」などの生放送イベントで、小林先生と色んな人が共闘できれば、誰かをとっかかりに意見が伝播していくことはあるので、とてもいいんじゃないかなって思っています。

 

え:色んな人と力を合わせた方が、世論になりそうですね。

 

カ:考えてみれば今の日本の状況は【ビョードー爆弾】が発射されて「コロナ恐怖症の人間に合わせられてしまった」のかもしれない。このビョードーにオクビョーになってしまった世界をぶち壊すには、私らは私らが出来ることを模索して実行するしかないですね!

 



【コメント欄】

座談会の感想や

ゴー宣についての感想をお寄せください。

コメント: 6
  • #6

    たこちゃん (土曜日, 26 12月 2020 16:54)

    カレーせんべい様
    タッチ&ゴー宣 メンバーの皆様

    よしりん先生のリクエストに、即座に対応されたこと
    すばらしいと思います。

    「ビョードー爆弾」言い得て妙ですね。
    子どもの頃に感じたこと、大人になってからもいろい
    ろ考える核になっていますよね。

    玉川氏は、お勉強ばかりしていて、子どものころに余
    計なことを考える機会が少なかったのではないかと、
    思うきょうこの頃です。

  • #5

    カレーせんべい (土曜日, 26 12月 2020 08:41)

    デー丸さん
    mayuさん
    和ナビィさん

    タッチ&ゴー宣の復活。コメントをいただいて、ホッとしました(*^-^*)
    座談会を通じて、いろんな気づきもあるので勉強になります。
    「ビョードー爆弾」のことなんて、座談会じゃなかったら思い出せなかったです。

    タッチ&ゴー宣、来週も配信したいと思いますo(^o^)o

  • #4

    和ナビィ (木曜日, 24 12月 2020 22:51)

    ホント、タッチ&ゴー、早い! 書き起こし&編集は大変なことと拝察しますがスゴイ勢いで実行されているご様子が浮かんできまいりました。
    会話することで次々と話題が広がって行き、やっぱりこの形とってもおもしろい(^-^)9☆。

    【ビョードー爆弾】って【さいならっきょ爆弾・こんにちワサビー爆弾】(おぼっちゃまくんに登場する。まさにコロナ禍を予見した如き爆弾)の鋭いセンスですね。漫画家って凄い;・・。

    >やっぱり世の中には「他者」が必要なんです。その他者というのはそれぞれの能力と条件で生きているわけだからね。

    それぞれの能力と持ち場があり、世の中が成り立っている、経済が回っている。対談からそういう仕組みの想像が広がりました。社会そのものが「生き物」なんですね。

     先週の木曜日、新潟にいました。関越道が大雪に閉じ込められた日です。幸い北陸道を通ったので無事帰り着きましたが、夜の高速道路を行き来する大型トラックは物凄い数です。この≪物流≫によってすべての生活は動いているんだ、と改めて思いました。ちょうど生き物の血の流れ・めぐりのように。

  • #3

    mayu (木曜日, 24 12月 2020 21:14)

    「世の中全員小林よしのり」
    想像して、笑ってしまいました。

  • #2

    『進撃の巨人』風にアジる by デー丸 (木曜日, 24 12月 2020 18:35)

    何でオレはよしりんみてぇな力がねぇんだって妬んじまったよ。オレはよしりんや宮沢兵長にはなれねぇからダメなんだって・・。
    でも兵長だってよしりんだって、一人じゃどうにもならないよな、だからオレ達は自分に出来る事を何か見つけて、それを繋ぎ合わせて、大きな力に変える事ができる。
    人と人が違うのは、きっとこういう時の為だったんだ…。

  • #1

    祝復活 (木曜日, 24 12月 2020 17:56)

    参考画像 by デー丸

    http://e-village.main.jp/gazou/image_gazou/gazou_0172.jpg