アニメおぼっちゃまくんの感想

アニメおぼっちゃまくんの感想

アニメおぼっちゃまくんの感想対談です。

 

え:えみりん(女性・茶魔のイラストを描くのが得意)

カ:カレーせんべい(男性・茶魔語を創作するのが趣味)

 

第239話・第240話

【えらい紅茶!ここであったが百円玉】

 

 

え:今回の話、面白かったです!

 

 

カ:「ウルトラマンとゴジラ」をパロディーにした話でしたね。

 

 

え:最初に袋小路くんが茶魔にイタズラをしていたので、何か仕返しめいたストーリーになるのかなと思って見てたんです。

 

 

カ:なるほど。ところが予想に反した「友情物語」でしたね!

 

 

え:まさか途中で「ヒーローもの」になるとは思わなかったですね。

 

 

カ:袋小路くんの体が、ゴジラのような怪獣に変わっていく中、茶魔だけが袋小路くんへの態度を変えずに、怖がらなかったですよね。

 

 

え:それを袋小路くんがすごく感動しちゃってましたね。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

 

カ:自分が人から疎外されている最中に、態度を変えずに接してくれたときの感動は一生忘れらないですよ。

 

 

え:そうですよね。

 

 

カ:演技や見せかけではない人の優しさを理解するためには、イジメを体験するしかないとすら思います。この世界は残酷で、捨てる神が99%以上・拾う神は1%未満なんです。その証拠に『自分だって普段は「捨てる神側」』なんですからね。

 

 

え:袋小路くんとしては、茶魔の偏見の無い態度に感激してましたね。怪獣の姿なのに、人の目も気にせずに一緒に遊んでいたのが良かったです。

 

 

カ:茶魔はアホだけど、その態度は素晴らしいなぁ。

 

 

え:なかなかできないですよ。

 

 

カ: 袋小路くんも「もし自分の心が怪獣になって、暴れだしたら、やっつけて欲しい」と茶魔に頼んでいましたね。

 

 

え:それがまたすごいね!「助けてほしい」ではなくて「倒してほしい」と頼むなんて・・・。

 

 

カ:これは「尊厳死」に通じる感覚だと思いました。

 

 

え:「人を傷つけるくらいなら自分がいなくなることを選択する」というのはなかなかできないです。

 

 

カ:そう考えると、怪獣化した袋小路くんに偏見を持ったり、差別をしなかった茶魔も見事ですが、袋小路君もまた見事ですね!

 

 

◆◆◆

 

 

カ:今回の話はシリアスな部分もありましたが、それ以上にギャグがたくさんありました!

 

 

え:ウルトラマンになった茶魔と、怪獣となった袋小路くんの戦いは笑った。

 

 

カ:漫画では「ウル茶魔マン」「フクロコジラ」でしたが、アニメでは「茶ッパマン」「フクロリアン」と名乗っていましたね。茶ッパマンは地球では3分半しか戦えないのに、その貴重な時間を使ってうんこしてたからね(笑)

 

 

え:胸には「ちんこマーク」をつけてたし、下ネタのオンパレードだ(笑)

 

 

カ:殴られて痛いとか、地球なんて放り出して帰りたいとか泣き言ばっかり言ってるし、どんなヒーローだよ!(笑)

 

 

え:自分一人ではヒーロースーツを着れなくて、敵に着替えを手伝ってもらったのは笑った(笑)

 

 

カ:あれはアニメオリジナルのギャグでしたが面白かった!!茶魔は、普段から一人で服も着れないんだな。

 

 

え:茶魔がベースのヒーローだから、仕方ないね(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

カ:茶魔がウルトラマンに変身する前のことですが、怪獣フクロリアンが戦闘機に攻撃されたのはメチャクチャかわいそうでした。

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

 

え:フクロリアンは、観覧車に乗っていた人たちを助けようとしていただけなのに・・・。

 

 

カ:人のために力を尽くしていただけなのに「偏見」のために攻撃対象にされてしまった! こんなことをされては人の心を失っても無理ないよ!!

 

 

え:でも攻撃してしまうのも仕方ないかも…。だって見た目怪獣だもん…。

 

 

カ:むむむむ。

 

 

え:うーーん。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

カ:そんな怪獣のフクロリアンが、自分の体を盾にして、戦闘機の攻撃から茶魔を守ったのは、すごく人間らしかった。

 

 

え:そうやね!あれは少しジーンときた。

 

 

カ:ある意味、差別や偏見で人を攻撃するのは「人間らしい」のかもしれません。しかし体を張って人を守る自己犠牲もまた「人間らしい」と思います。

 

 

え:そうですね。自己犠牲ができるのは人間だけかもしれませんね。

 

 

カ:僕は袋小路くんは「いい奴」だと思いました。

 

 

え:わたしも今回の話を観て、袋小路くんの印象が変わりました。本当はいい子なんだろうなって思いました。

 

 

カ:袋小路くんは成金で厭味ったらしいけど「自分を認めてくれる人間には義理を通す男」なのかもしれない。義理を通す人間なんて、いまどきいやしないのだから、私は好きです。

 

 

え:義理堅い子なんですね。

 

 

カ:うん。そう感じました。

 

 

え:茶魔も、最初こそおふざけモードでしたが、袋小路くんの言葉を思い出してからは本気になりましたね。

 

 

カ:袋小路くんが「もし自分の心が怪獣になって、暴れだしたら、やっつけて欲しい」と茶魔に頼んでいた言葉ですね。

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

 

え:その言葉を思い出して本気になったのは、相手のことを思った行動ですね。

 

 

カ:確かに。

 

 

え:友情だね。

 

 

カ:そんな真剣バトルも、最後は「へぽーんアタック」で相打ちという展開も面白かった(笑)

 

 

え:完全に顎が外れてる(笑) しかも、変身が解けても顎は外れたままだった。

 

 

カ:お互いのアゴが外れてバトル終了、まさに「痛み分け」だな(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

え:今回の話、とても良い話でしたが、たとえばホームページをご覧のゴー宣ファンは、皆様ご存知なのでしょうか?

 

 

カ:というか、作者である小林よしのり先生も、今回の話は知らないと思いますよ。

 

 

え:はぁっ!? 作者が、自分で作った話を知らないって、そんなことがありますか?(笑)

 

 

カ:それがあるんですよ! 小林よしのり先生って、自分で作った話はすっかり忘れて「全く知らない状態」なんですよ。

 

 

え:まぁ、ちょっと忘れっぽいというのはあるかもしれませんが。

 

 

カ:いやいやそんな次元じゃないんですって! これは本当に冗談でも大袈裟でもない。自分の漫画を読んで「この漫画描いた奴、天才だよ!」って感動するくらいです。そのくらい小林よしのりってアホなんですよ(笑)

 

 

え:アホと天才は紙一重!

 

 

カ:そうそうまったくその通り! 小林よしのりは茶魔に匹敵するアホキャラです(笑)

 

 

え:カレーさん、アンチよりも小林よしのり先生をディスってますね(苦笑)

 

 

カ:それで思い出したけど、私は小林よしのり先生に直接抗議したことがあります。

 

 

え:え、抗議?

 

 

カ:おぼっちゃまくんの話の中でも名作中の名作【茶魔のツノが伸びる話】があるんです。それが何かのキッカケでネットニュースになったとき、小林よしのり先生は「そんな話あったかな?」とブログで書いたんです。

 

当時のブログ

https://yoshinori-kobayashi.com/11662/

 

 

え:自分で描いた話なのに、本当に覚えていないんですね(笑)

 

 

カ:私は【茶魔のツノが伸びる話】を小学生のときに読んで、とてつもなく感動したんです! 「人生に影響を及ぼした」と言っても過言じゃないです。それを作者が全く覚えてないなんて言うもんだから『あの感動の名作を描いたことを忘れるとはなにごとですか!反省してください!』というメッセージを送ったんです(笑)

 

 

え:あはははは、なんですか、その”抗議”は(笑)

 

 

カ:そしたらよしりんはブログで『読者からお𠮟りを受けてしまった。申し訳ない。』と謝罪したんです(笑)

 

 

え:あの小林よしのりが謝ったんだ(笑)

 

 

当時のブログ2

https://yoshinori-kobayashi.com/11667/

 

 

 

カ:これを言うのは野暮だけど、もちろん抗議も謝罪も全て「プロレス」です。大阪で言う「ミニコント」ですねね。だけど『親しみや愛情をベースにした「笑い」のやり取りが暗黙のうちにできていた』ことに当時感動しました。「裏で口合わせ」とか一切無しにね。

 

 

え:作者も読者もユーモアがあるってことですね!ところで私はその【茶魔のツノが伸びる話】が気になります。

 

 

カ:まだ知らないなら、是非とも見て欲しい名作です。それではその回を取り上げましょうか!

 

 

え:はーい☆ どんな話か、楽しみにしています♪♪

 

 

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第3話

【いいなケツぶぁい!】

  

 

え:御嬢沙麻代ちゃんの初登場回でした。

 

 

カ:沙麻代ちゃんって、アメリカに留学をしていた帰国子女だったんですね。

 

 

え:話し方も英語混じりで、日本語はちょっとなまってましたね。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

いいなケツが来たぶぁい

 

カ:沙麻代ちゃんは、はじめから茶魔が苦手で、柿野くんのことがタイプで、好きだったんですね。

 

 

え:そうですね。いきなり柿野くんのほっぺにキスしてましたもんね。

 

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

いいなケツが来たぶぁい

 

カ:最初に柿野くんのことを「許嫁の茶魔」だと勘違いしたんですよね。はじめて「本物の茶魔」を見た時の、沙麻代ちゃんの失望はすさまじかった〜(笑)

 

 

え:自分の許嫁だからカッコいい人を想像してたんでしょうね。

 

 

カ:御坊コンツェルンは日本一のお金持ちだし、「日本一のお坊ちゃま」というイメージがあったんでしょうね。

 

 

え:想像の茶魔と本物の茶魔は、あまりにかけ離れていたわけですね。

 

 

カ:それは「おぼっちゃまくん第1話」を見た時の読者と同じようなショックだったことでしょうね(笑)

 

 

え:しかも沙麻代ちゃんはお金持ちだから、「お金目当て」で結婚するタイプでもないしね。

 

 

カ:なるほど。

 

 

え:「お金持ち」以外の魅力を持っている人が良いですよね。

 

 

カ:そう考えると、お金持ちの人ほど、お金にこだわらずに結婚相手を選ぶのかもしれませんね。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:えみりんさんは沙麻代ちゃんについて、どんな印象を受けましたか?

 

 

え:自分の意思をハッキリ伝える子だなと思いました。それはアメリカから帰ってきたということもあるかもしれないけど。

 

 

カ:確かに。僕も沙麻代ちゃんは「自立している女性」という印象を受けます。

 

 

え:みんなの前で柿野くんのこと好きって言ってるしね。

 

 

カ:好きな人を堂々と言えるのは、すごいなぁ。

 

 

え:茶魔との許嫁解消宣言もしました。

 

 

カ:これは茶魔がかわいそう!みんなの前で振られてね。

 

 

え:ホントだね!それで泣きながら家に帰って、お父ちゃまに赤ちゃんみたいにあやされていたのは笑った。

 

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

いいなケツが来たぶぁい

 

カ:あはははは。これは爆笑しましたね!「お~~かわいそう。」「お~~つらかろう。」「お~~悲しかろう。」って、すごい甘やかしだ。

 

 

え:だけど、その後、割と厳しく命令してたね。

 

 

カ:そうなんです!!「よし、茶魔。もう泣くのはやめろ!」「お前も男なら、自分の力で沙麻代ちゃんをふりむかせてみろ!」と言ってる。表情も口調も別人ですね。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

いいなケツが来たぶぁい

 

え:「アメとムチ」だ。

 

 

カ:そうですね! 冷静に考えてみれば、お父ちゃまは、結構、スパルタ教育なんですよね。

 

 

え:確かに、小学生に対して、厳しいですよね。

 

 

カ:実はお父ちゃまは、茶魔のことを一人前の男として扱っているんです。

 

 

え:なるほど〜!赤ちゃん扱いから、一人前の男扱いと、振り幅がすごいですね!

 

 

カ:アメとムチ。赤ちゃん扱いと一人前の男扱い。それがお父ちゃま・御坊亀光の教育論なんですね!!

 

 

◆◆◆

 

 

え:茶魔は沙麻代ちゃんの気を引くために高価な物をプレゼントするわけですけど、沙麻代ちゃんはお金持ちのお嬢様なんだから、ありきたりのプレゼントは全部持ってるんですね。

 

 

カ:「なんでもカネで解決」が通用しない相手だ。

 

 

え:プレゼントを渡す時の茶魔のセリフに笑いました。

 

 

カ:「美しい愛、けがれない愛、清らかな愛、その証ぶぁい」って、全部、物じゃねーーかよ(笑)

 

 

え:物で釣ろうとしてる!(笑)

 

 

カ:プレゼントの渡し方も、ショベルカーで教室の窓をぶち破って、プレゼントの山をなだれ込ませたのも無茶苦茶だよ(笑)

 

 

え:どうせ渡すにしても。普通に渡してよ(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

カ:茶魔の次なる作戦が「チンピラの役者を雇って沙麻代ちゃんを襲わせて助ける」という自作自演だもんなぁ。

 

 

え:前金で100万円渡してる!お金でチンピラ雇うなんてお父ちゃまが泣くよ。

 

 

カ:いや、あのお父ちゃまなら許すだろうな。それもまた「自分の力」なのかもしれない。

 

 

え:え~~~!

 

 

カ:そして雇ったチンピラが、これ、どう見ても「北斗の拳」なんだよね(笑)

 

 

え:北斗の拳に出てくる雑魚キャラにそっくり! 思ってたチンピラと違った。

 

 

カ:なんかモヒカンまでいたしね(笑)

 

 

え:なんで茶魔は弓矢なんて持ってたんだろう?

 

 

カ:茶魔が思い描く「救世主像」なんだろうね。上半身ハダカ、背中に弓矢(笑)

 

 

え:結局、弓矢使ってなかったような・・・。

 

 

カ:そもそも茶魔は弓矢の使い方を分かっていなかったんです。

 

 

え:茶魔の攻撃が「つねる」ってのがおもしろかった!

 

 

カ:自作自演で好きにできるはずなのに、攻撃がいちいち弱々しい。助太刀の柿野くんの方が、激しい攻撃だったね。

 

 

え:これじゃあ沙麻代ちゃんは、ますます柿野くんを好きになるんじゃないのかな?

 

 

カ:ところが、沙麻代ちゃんは「もう一度許嫁になることを考え直す」と言ったわけだから、この自作自演は功を奏したわけです。ここがちょっと不思議なんですよね。

 

 

え:やっぱり女の子は、自分を守ってくれる強い男の人が好きなんだろうね。

 

 

カ:なるほど!結局アメリカ帰りで、意思の強い女性の沙麻代ちゃんでも、守ってくれる男が好きなのかー。

 

 

え:どんなに気の強い女の子でも「守ってくれる男の人が好き」という感情は持っていると思うよ。

 

 

カ:やはり男たるもの「頼りがい」を女性に見せなきゃいけないわけだ!

 

 

え:茶魔もそれがわかってたんでしょうね。

 

 

カ:手段が姑息で卑怯だけどね(笑)

 

 

え:どんな手を使ってでも、好きな人を振り向かせたかったのなら、好きだと言う気持ちは本物ということですよね。

 

 

カ:それはすごい意見だな!

 

 

え:そうかな?

 

 

カ:いやでも確かに。現実世界の男も、リッチなレストランや高級ホテルを使って女性を口説き落としますね。それは「演出」という意味において、茶魔がやった「自作自演」と全く同じ意味かもしれないです。

 

 

え:そうそう。「自分のためにここまでしてくれる」って言うのが嬉しいんです。

 

 

カ:な、なるほど!勉強になります。

 

 

え:きっと、その気持ちが、少しだけ沙麻代ちゃんに伝わったんだね。

 

 

カ:そのように解説されると納得だなぁ。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:柿野くんが弓矢を使ったけど、アニメ版ではチンピラの髪の毛を削ってたけど、漫画版ではデコに突き刺さってました(笑)

 

 

え:えーー、死んじゃう!(笑)

 

 

カ:弓矢が頭に刺さるのは、アニメでは自主規制したわけなんです。

 

 

え:残酷すぎる!

 

 

カ:いやいやデコに矢が突き刺さっても死ななかったです(笑)

 

 

え:ギャグなんですね(笑)

 

 

カ:デコに矢が刺さったから、チンピラは割に合わないと主張して、茶魔はもう100万円上乗せしたわけです。

 

 

え:なんか安く感じる~。

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

いいなケツが来たぶぁい

 

カ:実際にデコに矢が刺さったら、100万円でも安いか(笑)

 

 

え:茶魔の依頼は命懸けやね(笑)

 

 

カ:とまぁ、アニメ版の「矢が髪の毛を削る描写」と比べると、「漫画版のデコに矢が突き刺さる方が面白い」ことは明らかです!!

 

 

え:力強く断言しましたね!

 

 

カ:私も大阪人の端くれとして【笑いの価値の序列】を見誤ることはしません!

 

 

え:すごい自信(苦笑)

 

 

カ:この世の中、権威や忖度が事実を捻じ曲げるという八つ墓村的なアンフェアだらけなんです! 本当に一人残らずインチキなヤツらばっかりですよ! しかし笑いに関しては「面白い」か「面白くないか」という真実がハッキリしている! あえて言えば、もはや笑いだけがフェアな世界なんです。

 

 

え:そう考えると、アニメ版の自主規制はもったいないですね。

 

 

カ:そうなんです。残念ながら、これがテレビの限界なんでしょうね。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:考えてみれば「いいなけつ」もすごいギャグですよね!

 

 

え:いきなりお尻スリスリされるなんて。しかもわざわざズボンぬいでね。

 

 

カ:許嫁なんだからそれくらいOKなんです。

 

 

え:それもすごい言い分ですけどね(笑)

 

 

カ:たった今、気づきました! 西洋人があみ出したとされる結婚前に純潔を守るための禁欲として「ペッティング」。これを暗示したギャグこそが「いいなケツ」なんですよ!!

 

 

え:違うと思います。

 

 

カ:私の力説を一刀両断やな。もう少し、私に忖度して、事実を捻じ曲げてもいいじゃないかな?(苦笑)

 

 


第9話

【袋小路くんおはヨーグルト】

  

 

カ:今回のお話は、袋小路金満くんが初登場した回です。

 

 

え:袋小路くんは見るからに嫌味っぽい顔してましたね。

 

 

カ:いかにも「成金」という顔をしてます。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

「袋小路くんがやってきたとぶぁい」

 

え:声もガラガラで、小学生とは思えない。

 

 

カ:袋小路くんの声優さんは『めぞん一刻の一の瀬さん』なんだよなぁ。

 

 

え:あの酒飲みのおばさんと同じ声か(笑)

 

 

カ:いやでも、袋小路くんの声はキャラとマッチしてたように感じました。

 

 

え:そうですね。もしかすると袋小路くんはちょっと「おばちゃんキャラ」なのかもしれないね。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:今回、話の構成が抜群に面白かった! おぼっちゃまくんの作者は天才やと思ったね(笑)

 

 

え:袋小路くんのやることなすこと、ことごとく茶魔に上を行かれてたのが面白かったです。

 

 

カ:2人の大金持ち小学生が存在して、その金持ち度合いを対比させていく表現方法が素晴らしい!

 

 

え:袋小路くんが高級車で登校したかと思えば、茶魔は「ワイキキトレーラー」で登校してましたね(笑)

 

 

カ:まず「ワイキキトレーラー」という発想がすごいです!

 

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

「袋小路くんがやってきたとぶぁい」

 

え:トレーラーの中の気候がワイキキなんですね。

 

 

カ:執事のじいやが、ふんどし姿だったのは笑った。

 

 

え:茶魔のぶっ飛んだ金持ちぶりを見ると、袋小路くんは「普通のお金持ち」って感じがしました。

 

 

カ:そうそう。高級外車で登校はすごいとは思うけど「常識で考えられる範囲内でのお金持ち」なんですよね。

 

 

え:茶魔が「常軌を逸したお金持ち」だと改めて浮き彫りになりました。

 

 

◆◆◆

 

 

え:袋小路くんが高級腕時計を両腕と両足の4本つけているかと思えば、茶魔は時間を知らせるためだけに雇ったウォッチマンがいましたね。

 

 

カ:ウォッチマンが背中に柱時計を背負っていたのは、アニメオリジナルで面白かった!

 

 

え:あれはアニメオリジナルなんですね!

 

 

カ:漫画版ではウォークマンは「腕時計をしている忍者」でしたが、アニメ版ではさらにデフォルメがきいてましたね。

 

 

え:アニメ版のウォッチマンの方がギャグ要素が強いですね。

 

 

カ:漫画版でもアニメ版でも笑ったのが「茶魔を護衛する経費は日本の防衛費の半分」というくだり。約2兆5千億円ですよ(笑)

 

 

え:それって、ほとんど「軍」ですね(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

カ:袋小路くんと茶魔の「金持ち対決」になっている中で、給食の話が良かったです!

 

 

え:袋小路くんが、自分の転校祝いだと、みんなの給食をステーキやアップルパイに変更して振る舞ったわけですが、茶魔は「普段の給食の方が良い」と言った場面ですね。

 

 

カ:もちろん茶魔は普段からご馳走を食べているというのはあるわけです。

 

 

え:「食べ飽きましゅた」のセリフには笑った。

 

 

カ:だから茶魔は、給食のおばあちゃんが作る「イモのにっころがし」のような素朴な味を、毎日楽しみにしていたんですね。

 

 

え:庶民的な給食でも、茶魔にとっては、普段食べることができない特別な料理だったんでしょうね。

 

 

カ:さらに言えば、給食のおばあちゃんは子供達のために毎日毎日心を込めて料理を作っていることを、茶魔は見抜いていたんでしょうね。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第1巻」

「袋小路くんがやってきたとぶぁい」

 

え:そっか。茶魔は心が豊かな子なんですね。

 

 

カ:誰も食べてくれないイモのにっころがしを、茶魔が喜んで食べてくれる姿を見て、給食おばあちゃんが泣いていた場面が印象的でした。

 

 

え:料理に感謝する。料理を作ってくれることに感謝する。わたしも普段、忘れてるような気がしてハっとしました。

 

 

カ:なるほど。私も同じですね。「料理は愛情」という言葉がありますが、その愛情とは一方通行ではなく「キャッチボール」であるべきなのかもしれませんね。

 

 

え:心を込めて作られたものは、心で返さなきゃですね。

 

 

カ:素晴らしい!心には心で返す。それが仁義、それが道徳。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:茶魔との金持ち対決で、袋小路くんはことごとく恥をかいてますね。

 

 

え:噛ませ犬みたいで、ちょっと可哀想だね。

 

 

カ:ただ僕は、袋小路くんのことはそんなに嫌いじゃないんですよ。

 

 

え:どうしてですか?

 

 

カ:袋小路くんはバイタリティーが強い! 茶魔という異次元の金持ちに対して、自分の持てる力で勝とうとする闘争心があります!

 

 

え:なるほど。確かに挑む姿勢は袋小路くんの素敵なところですね。

 

 

カ:えみりんさんは、袋小路くんのことをどう思いますか?

 

 

え:袋小路くんのことは最初はめっちゃ嫌味っぽいキャラだなって思いましたが、話が進んでいくと茶魔のいいライバルなのかなって思いました

 

 

カ:なるほど。損な役回りが多いけど、茶魔のライバルとしてエネルギッシュなキャラクターだと思います。

 

 

◆◆◆

 

 

え:袋小路くんは人気あるのかな?

 

 

カ:連載当時おぼっちゃまくんのキャラクター人気投票があったのですが、袋小路くんはレギュラーメンバーとしてあり得ないほどに順位が低かったです(笑)

 

 

え:そうなんだ!!

 

 

カ:その人気投票の順位を気にして、これ以上自分の人気が下がらないように、点数稼ぎをしたりするんですよ(笑)

 

 

え:そのお話面白そう!!

 

 

カ:その話はかなり面白いですよ。ある意味「メタ」ですけどね。読者人気投票の結果を、キャラクターが気にするんだからさ。

 

 

え:人気投票の結果をキャラクターが気にする描写は読者としても嬉しいよね。

 

 

カ:そうそう。ある意味では「おぼっちゃまくんという作品はメタ作品である」と言えるわけです。なぜなら「茶魔語」は読者の子供たちが考えたものですから。

 

 

え:読者と一緒に作品を作ってる感じですね

 

 

カ:その通りです!それは「漫画家・小林よしのりの作家性」と言えるものかもしれない。『「読者と一緒に作るエンターテインメント」を作ること』は、とてつもない「プロとしての技術」と、愛に近い「サービス精神」が必要だと思います。

 

 

え:それも含めて「おぼっちゃまくん」が社会現象になったくらい人気が出たんでしょうね。

 

 

カ:そうだと思いますね

 

 

◆◆◆

 

 

え:私が今回の話を見て思ったのは「お金を持っているだけじゃなくて家族や人からも大事にされていることも豊かさではないか」ということを思いました。

 

 

カ:ほうほう、「豊かさ」ですか。

 

 

え:たとえば、袋小路くんは舎弟みたいな子達がいたけど、それは袋小路くんのことが大事とかじゃないと思うんだよね。

 

 

カ:袋小路くんは転校するときに部下2名と一緒に転校していましたね。名前は「栄一助」と「美井二助」ってAとBですね(笑) 彼らとは単なる主従関係だと思います。愛情とかは無さそうですね。

 

 

え:部下を連れて転校できたのは、単にお金持ちだからです。

 

 

カ:なるほどそうか。袋小路くんの部下は「ともだちんこ」はしないだろうし、茶魔のじいやみたいに泣いてくれたりもしなさそう。

 

 

え:部下だから、ただ従ってるだけですね。

 

 

カ:おっしゃる通り、家族や友達に大事にされることも「豊かさ」ですね。それはお金を出してただちに買えるものじゃないですね。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:茶魔語の「ぜっこーもん!」が初登場しました。これは「ともだちんこ」とは逆の茶魔語になります。よくできていますよねw

 

 

え:肛門に茶魔のツノをぶっさすのが面白いですね(笑)

 

 

カ:「絶交の証」として肛門にツノをぶっさし、「友好の証」として自分のちんこを触らせる。下ネタだけど、めちゃくちゃ面白いし、ホントよくできてるよな!!

 

 

え:後ろと前でちょうどいいね(笑)

 

 

カ:実際に「ぜっこーもん」をされたら、これは泣くよね。

 

 

え:茶魔のツノは硬いんですか?

 

 

カ:茶魔のツノは髪型じゃなくて、ちゃんと骨がありますからね!

 

 

え:凶器だ(笑)

「おぼっちゃまくん カードダス 茶魔語大全 No.14 ぜっこーもん」より

第124話

【どす恋!いいなケツ】

  

 

カ:美ボリンこと中山美亡子が初登場のお話です。

 

 

え:茶魔には沙麻代ちゃんの他に「隠れいいなけつ」が100人もいるんですね。

 

 

カ:隠れいいなけつは、さまよちゃんがおっちんだ場合の2軍』と断言したのは爆笑した!これは原作にもなかった過激発言です(笑)

 

 

え:アニメ版おぼっちゃまくん、なかなかすごいですね(笑)

 

 

カ:今回の話、結論から言えば「原作の方が圧倒的に優れている」と思います。ただ随所にアニメ版の良さもありましたので、その辺りの感想も語りたいと思います。

 

 

◆◆◆

 

 

え:みぼりんは素直な子だと思いました。また「やっぱり恋愛は押せ押せで行かなきゃダメだな」と思いました。

 

 

カ:それこそ「どすこい!」と押し出しで挑むくらいが良いのかもしれないね(笑)

 

 

え:みぼりんは好きになったら一直線で、素直な子だと思いました。

 

 

カ:みぼりんは何を言ってもめげないのがすごい! そうか、恋愛は「めげちゃダメ」なのかもしれないですね。

 

 

え:みぼりんに言い寄られて、茶魔が「女性が嫌いな男」を演じるのが面白かったです。

 

 

カ:結局、全部裏目に出ちゃうんですよね(笑)

 

 

え:そうそう。嫌いになるどころか、ますます茶魔のことが好きになっちゃうみぼりんの反応が面白かったです。

 

 

カ:惚れられたら、もはや何をやっても無駄なんだね(笑)

 

 

え:みぼりんが道路を破壊するところはめっちゃ面白い!

 

 

カ:どす恋の四股で、道路を破壊するからね(笑)

 

 

え:茶魔がイメージする「ケチな男」は完全にズレてましたね。「亀には乗せないけどロールスロイスならいくらでも乗っていい」なんて(笑)

 

 

カ:「お前なんかロールスロイスにでも乗ってろ!」は、ケチとは真逆です(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

カ:僕が笑ったのは、最初のお見合いのシーンです。茶魔とお父ちゃまの態度がサイテーで、茶魔が「ぽっくんの目の前に面白いモノがありましゅよ~」と言って、お父ちゃまが指さしながら「顔じゃよぉ~」はあまりにも酷すぎます(爆笑)

 

 

え:最低だよね!茶魔もイケメンでもないのに。

 

 

カ:あははははは。自分のことは完全に棚に上げてるよね。

 

 

え:ひどいよね。でも、みぼりんは茶魔の心を好きになったんだろうね。

 

 

カ:そこが不思議なんですよね。自分の顔を見て逃げたり、嫌な顔して遠ざかったりする人ばかりだったのに、茶魔は笑ってくれたから惚れたんですよね?

 

 

え:うーーーん。みぼりんは「初めて言われる言葉」に弱いのかな?

 

 

◆◆◆

 

 

カ:このアニメ版の話、最後のオチが漫画版と全然違っていました!

 

 

え:アニメ版のオチは、みぼりんは袋小路君に「かわいい」と言われたことで袋小路君に乗り変えました。袋小路君は女の子に「好き」と言われたことに感激してみぼりんを好きになりました。

 

 

カ:このオチ、私は全く気に入らない! はっきり言って怒りすら覚える!!

 

 

え:えーー、そうなんですか?

 

 

カ:漫画版の話の方が、はるかに良かった!!

 

 

え:そりゃ、よしりん先生が描いた結末だもんね。

 

 

カ:漫画版では、茶魔がみぼりんに尋ねるんですよ。「どうしたらぽっくんのことを嫌いになってくれますか?」って。

 

 

え:ふむふむ。

 

 

カ:みぼりんはこのように答えるんです。

 

『茶魔が2頭身でなくなったら、キライになるかもしれんどす。』

『ほっぺの赤丸がなくなったら、下の歯が2本でなくなったら、ツノがなくなったりしたら大キライどす。』

『だって、うちは・・・今のままの茶魔のすべてが、好きなんどすから。』

 

 

え:なるほど「茶魔だから好き」なんですね。

 

 

カ:全くその通りなんです! ところがアニメ版では「自分のことをほめてくれた人が好き」になっているんです!!

 

 

え:なんだかな~、って感じですね。

 

 

カ:それだと「誰でもいい」という話になるやんか!

 

 

え:そうよね!

 

 

カ:これでは小林よしのり原作とは真逆なんだよ!!

 

 

え:「〇〇くんだから好き」というメッセージがなくなりますよね。

 

 

カ:その通り!!原作とアニメ版で、メッセージが真逆になってしまった。こんな改変、許されるんですか!?

 

 

え:原作者にとっては なんか悲しいよね。

 

 

カ:よしりんは、アニメ版のストーリーについては「一切口出ししない」と決めてたんじゃないかな?「作品として別物」としてね。そうじゃないと、精神的に耐えられないよ!

 

 

◆◆◆

 

 

え:今漫画の方を読んでみましたが、とっても素敵なお話でした。

 

 

カ:そうでしょう。そうでしょう。

 

 

え:茶魔は本当は優しい子なんですね。

 

 

カ:うん!いいなずけを100人から10人に選ぶ場面で、みぼりんの言葉を思い出して、みぼりんを選ぶんですよね。

 

 

え:そうそう。

 

 

カ:アニメ版よりもはるかに良いストーリーだと思います。

 

 

え:そうですよね!さすがよしりん先生と思いました。

 

 

カ:小林よしのり原作の方が面白い! これは好みの問題じゃなくて「価値の序列」です。それくらいの良し悪しは分かるさ。

 

 

え:アニメはちょっと単純ですよね。

 

 

カ:もしかするとアニメは、時間の制約とか、表現の制約があるのかもしれない。そもそも結婚相手を10名に選ぶという設定がダメだったのかもしれない。あと芸能人をモチーフにしたのもテレビではダメだったのかもしれないしね。

 

 

え:なるほど。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:ただ、アニメ版おぼっちゃまくんの方はギャグが面白いんです!

 

 

え:いっぱい出てきますからね!

 

 

カ:ギャグの躍動感とリズム感、可愛らしさはアニメならではの良さです。

 

 

え:ハチャメチャな感じがよりしますね。

 

 

カ:つまり今回は「アニメ版の良い所」と「アニメの悪い所」が両極端に出た話になりました。

 

 

え:そうですね。アニメしか知らない人は損してるかも。

 

 

カ:逆に「原作しか知らない人は損してるかも」と言えるかもしれない。そのように思っていただくのが、この対談の意義なんですけどね。

 

 

え:なるほどぉ。

 

 

カ:100人の裏いいなケツのことを「さまよちゃんがおっちんだ場合の2軍」と言ってのけたアニメ版はやっぱり面白いよ(笑)

 

 

え:最初の方でありましたね。

 

 

カ:アニメ版が優れたセリフを追加する場合もある。だから油断できない。

 

 

え:そうですね。漫画とアニメ、どっちも見る方が違いがわかって面白いです

 

 

カ:はい、その通りです。というわけで、原作を読んだことがある人も、アニメおぼっちゃまくんを、どうか見てみてクリ♪

 

 

え:見てクリクリ🌰

 

第25話

【おちぶれてすいま千円】

  

 

カ:この話は、貧ぼっちゃまが初登場しました。

 

 

え:なんか…。貧ぼっちゃまは気高く生きようとしてるけど、消しゴムのカス集めてるのに驚きました。

 

 

カ:消しゴムのカスを集めて「おにぎり消しゴム」として販売しているんですよ(笑)

 

 

え:すごいリサイクルだ(笑)

 

 

カ:貧ぼっちゃまの服。「前だけスーツ、後ろは丸裸」は、やっぱり強烈ですね。

 

 

え:貧ぼっちゃまが転んだシーンで、靴の底まで無いなんて初めて知ったよ!

 

 

カ:靴も半分だけで、底が無いんですよね。ほぼ裸足だよな(笑)

 

 

え:貧ぼっちゃまの家は、門がすごく豪華だと思ったら板だったんですね。

 

 

カ:しかも家は、川の上に作られた掘っ立て小屋ですからね。

 

 

え:家まで服と同じだ(笑)

 

 

カ:ところで、貧ぼっちゃまの家と言えば「木の上の家」じゃなかったですか?

 

 

え:そういえばそうですよね。アニメと原作で違うのかな?

 

 

カ:「川の上に作られた掘っ立て小屋」というのが、被差別を連想させるということで自主規制の対象になったらしいですね。

 

 

え:えーー、なんですかそれは!考えすぎだよ!!

 

 

カ:それで今度は「木の上の家」にしたわけですが、かえって貧ぼっちゃま一家のたくましさが表現されて良かったという話です(笑)

 

 

え:なるほど、そこまで聞くといい話ですね。

 

 

◆◆◆

 

 

え:貧ぼっちゃまは、両親がいないんですね。かわいそうで切なくなりました。

 

 

カ:そうですね。彼が一家の大黒柱で兄弟たちを支えて育てているわけです。

 

 

え:すごいですね。

 

 

カ:「おちぶれてすまん」は貧ぼっちゃまの名言ですね!

 

 

え:小学生が言っているのがすごい。

 

 

カ:このセリフには「プライド」と「負けを認める潔さ」があるね。

 

 

え:私は今回のアニメを見て、納得できないというか、よく分からないところがあるんです。

 

 

カ:ほう。どのあたりが分からないですか?

 

 

え:今回のアニメの話では、茶魔が年に1日だけかわいそうだと思った人にプレゼントを渡すということで、そのプレゼントを渡す相手に貧ぼっちゃまを選びましたよね。

 

 

カ:はい。

 

 

え:それで貧ぼっちゃまは、亡くなったお母様をプレゼントしてくれと茶魔に言うわけです。

 

 

カ:そうですね。

 

 

え:その無理難題な要求に戸惑う茶魔に向かって「お金で買えないものがある!」って言うわけですけど・・・

 

 

カ:はい。

 

 

え:茶魔は「サイボーグのお母さん」をプレゼントしました。この結末を見ると「結局お金で買えないものはない」ってことにならないでしょうか?

 

 

カ:あははは。そう言われてみればそうかもなぁ。しかし「無理難題に対して、お金の力で解決する」という爽快感があっていいじゃないですか(笑)

 

 

え:うーん難しいよね。わたしは見ててそう感じましたね。

 

 

カ:そもそもそんな技術があるなら、まずは茶魔のお母さんをサイボーグにすればいいのにね(笑)

 

 

え:茶魔が欲しがっていたらするかもね。

 

 

カ:茶魔は絶対に欲しがるって!

 

 

え:だけど、お父ちゃまが怒ると思います。

 

 

カ:あ、なるほど。その視点がありましたね。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:えみりんさんは、貧ぼっちゃまは好きですか?

 

 

え:好きっていうか、私は今回初めて見ましたが、貧ぼっちゃまはチグハグなキャラクターだと思いました。

 

 

カ:ほう。一体どのあたりがチグハグに感じましたか?

 

 

え:気高く生きるとか言ってるけど、後ろが裸だったり、消しゴムのカス集めたり、なんかチグハグって感じする。

 

 

カ:なるほど、そのように感じましたか。

 

 

え:カレーさんは、貧ぼっちゃまは好きですか?

 

 

カ:僕は子供の頃は、貧ぼっちゃまのことが好きじゃなかったです。

 

 

え:どうしてですか?

 

 

カ:茶魔に意地悪したり、敵役だったりしたからです。僕は茶魔派だったんです。

 

 

え:当時の子供たちは「茶魔派」と「貧ぼっちゃま派」に分かれていたのかな?

 

 

カ:もしかするとそうかもしれないです。だけど大人になってから見ると、貧ぼっちゃまは相当魅力的なキャラクターです!

 

 

え:貧ぼっちゃまの一番の魅力はなんですか?

 

 

カ:『生きるためには何でもやる』と『プライド』を両立させているところです。まさにそこの所をえみりんさんは「チグハグ」と感じたのでしょう。しかしこれから色んなエピソードを見るにしたがって、その評価も次第に変わると思いますよ。

 

 

え:そうでしたか!見ていくうちに、そのあたりが分かってきそうですね。

 

 

カ:はい。貧ぼっちゃまの強烈なエピソードがいくつかありますから。

 

 

え:今後、見ていくのが楽しみになってきました♪♪

 

第1話

【みんな、ともだちんこ】

 

 

カ:アニメおぼっちゃまくんの【第1話 みんな、ともだちんこ】を見た感想はいかがでしたか?

 

 

え:まず、茶魔の声がめっちゃ可愛いね。しゃべり方と声がすごく一致していると思いました。

 

 

カ:まるで赤ちゃんみたいにカワイイですよね。

 

 

え:茶魔の小学校は、お金持ちの子ばかりが通うわけですが、すごいスパルタ教育を行っていたのはビックリしました。

 

 

カ:鞭を持っている先生なんて、今なら大問題ですよね(笑)

 

 

え:小学5年生に対して「貴様!」って言ったりしてね。

 

 

カ:それはある意味、大人扱いしているかも。

 

 

え:そうなんですよ。対等に接していると思いました。

 

 

カ:なるほどね。

 

 

え:茶魔が転校してくる時、クラスのみんなは、とてつもないお金持ちの御曹司だから、すごい上品な子がやってくると想像していたのがおもしろかったです。

 

 

カ:そりゃ大財閥の御曹司と聞けば、皇族のようなオーラをまとった人を想像しちゃうかもね。

 

 

え:茶魔が転校の自己紹介をするときに、オナラをしたじゃないですか?

 

 

カ:とんでもないよね!そんな皇族いないでしょう(笑)

 

 

え:あのシーンを見たとき「なるほど」って思ったんです。

 

 

カ:一体どういうことですか?

 

 

え:くしゃみやあくびする時に手で覆ったりするじゃないですか?

 

 

カ:しますね。

 

 

え:でも、オナラはしない。

 

 

カ:いやいやいや、ズボン履いてるわけだからさ。

 

 

え:それなのに布で覆うなんて普通じゃないです!

 

 

カ:そもそも普通は、人前でオナラなんてしないですよ!(笑)

 

 

え:そうだね。人前でオナラする時点で、アウトだね(笑)

 

 

カ:あははは。このシーンは、子供も笑うところだろうね。

 

 

え:絶対笑うと思います。あと、先生に歯向かっているのも子供としては気持ちいいだろうね。

 

 

カ:いや、先生に歯向かう爽快感は、現代の子供は昔より薄れているかもしれませんよ。

 

 

え:そうか、なるほど。

 

 

カ:皮肉なことに現代は先生の方が「体罰を恐れている」わけです。

 

 

え:「体罰と言われることを恐れている」わけですね。今は、昔と真逆ですね。

 

 

◆◆◆

 

 

え:わたしは、お父ちゃまがいちいち驚くところが面白かったです。

 

 

カ:それ分かります!茶魔に対して「真剣に甘やかしている」のが可笑しいですよね。

 

 

え:茶魔が友達になった柿野くんを家に連れてきて「友達が無料なのか! 1円もかからんのか!」って驚いていたところはめっちゃ笑った。

 

 

カ:その前の「茶魔をよろしく」って言いながら、小学生相手に札束を差し出したのもすごいギャグですよね(笑)

 

 

え:これは皮肉というか、ただのギャグじゃないって感じもしました。

 

 

カ:どういうことですか?

 

 

え:大人になったら友達や恋人を得るにもお金とか職業とか持ってないとダメなんだろうなって思ったんです。

 

 

カ:なるほど。それこそ大人になってからは「タダのともだち」はできないかもしれませんね。

 

 

え:はい。大人同士の場合は、ある程度の打算が無ければ、友達になるのも難しいだろうなって思います。

 

 

カ:確かに。「タダのともだち」というのは大人に対しては皮肉なギャグかもしれませんが、子供にとってはリアルですよね。

 

 

え:そう考えると、学校というのは「勉強以外のことを学ぶ場所」でもあるんですよね。

 

 

◆◆◆

 

 

カ:ギャグと言えば、タイトルにもなっている『ともだちんこ』はすごいギャグですね!(笑)

 

 

え:自分の一番大事なところを触らせる。

 

 

カ:それが友好の証なのか(笑)

 

 

え:信頼してないと無理だね。

 

 

カ:なるほど、それは深いな。つまり『ともだちんこ』は単なる語呂合わせの下ネタギャグでは無いのがすごいです!

 

 

え:子供は単純にめっちゃ笑うだろうね。

 

 

カ:笑いますよ。子供にとって「ちんこ」は大好物ですから(笑)

 

 

え:茶魔が亀に乗っている理由が、すごく良いと思いました。

 

 

カ:「今のめまぐるしい時代に迷わされんように、カメに乗れ!カメに乗ってカメのおちつき、カメの余裕を学べ!」

 

 

え:なんか今の時代に当てはまる言葉だと思いました。

 

 

カ:そうですね。

 

 

え:おぼっちゃまくんを見てるとドキッとする瞬間がありますね。

 

 

カ:ところどころ、真実に迫る言葉がありますね。

 

 

え:ドキッとした次の瞬間にはもうゲラゲラ笑ってる。

 

 

カ:それが「おぼっちゃまくん」の魅力なんですね。

 

 

◆◆◆

 

 

え:アニメには【茶魔語講座】なんてコーナーがあるんですね。

 

 

カ:そうなんですよ。これも、なんともいえないオカシミがあります。

 

 

え:『ともだちんこ』の使い方を解説してるのがおもしろい。めっちゃゆっくりな動きで解説してくれるから。

 

 

カ:ちょっと再現すると・・・

 

おともだっちの(お友達の♪)

おててをギュッと握ったら(握ったら♪)

その手を自分のちんちんへ(ちんちんへ♪)

ちょいっとつければ(ちょいとちょいとちょいとちょいと)

ともだちんこ!(ともだちんこ♪)

 

 

え:リズミカルだ(笑)その後の「次回も見て肛門」に爆笑してしてしまった(笑)

 

 

カ:水戸黄門の恰好をして「見て肛門」ですからね(笑)

 

 

え:おぼっちゃまくんは、元気になるアニメですね。 


【掲示板】

コメント: 14
  • #14

    栃木県民 (土曜日, 08 8月 2020 09:21)

    へみ?親子でペロペロよーしゃなく愛しては、かなり泣きました。最後の温かいBGMにもう、これは僕は涙が止まりませんでした。自分の仲間やら大勢に見てもらったら、もう本当に皆大号泣でした。あの時は、涙が枯れるほど泣きましたよ。
    一番好きな話はキシュキッシュ!ふぶきの中で友だちんこだけですね。雪男は初めは何なのか、さっぱりわけが分からなかったですが、オランウータンやらゴリラとかの、サルかと思いました。雪男が、しかも何であんな可愛らしく描かれたのでしょう??

  • #13

    カレーせんべい (月曜日, 03 8月 2020 21:54)

    【第81話・第82話 キシュキッシュ!ふぶきの中で友だちんこ】を見た直後の感想

    御坊家の100畳の和式トイレで、
    太鼓でドンドンと応援されながら、
    茶魔がきばっているシーンに笑いました!

    そしてストーリーを繋ぐところではギャグ満載!!

    雪だまるで玉乗り状態になる茶魔が可愛かった。
    また茶魔語「ちょっとカンガルーから待っちくり」では
    カンガルーのお腹に入っている茶魔は面白い可愛いですね♪

    子供を氷漬けにしてコレクションにするという恐ろしい雪女を、
    御坊家の科学力で、人工の常夏島でハイレグ水着を着せてしまうのは、
    かなりぶっ飛んだギャグですごいと思いました!

    茶魔ならば【リングの貞子】であっても、
    同じ手で撃退できると思いました(笑)

    そんな危機に陥った雪女を、必死に助けようとする雪男。
    その結果、二人が両想いになるのが素敵なのですが、
    雪女が「あなたは私のいいなけつ」と茶魔語を使うシーンはシリアスなのに笑えました。

    今回の話は「雪女」と「雪男」が登場するホラー話・・・からのぉ
    「美女と野獣」のようなラブストーリーに展開する、とても優れたストーリーでしたo(^o^)o

  • #12

    カレーせんべい (月曜日, 13 7月 2020 00:27)

    【第47話・第48話 しょんなバナナ?この世にさいならっきょ】を見た直後の感想

    始まってすぐに、アニメオリジナルのお助け軍団が登場します!

    おにぎりにぎって30年。
    「うめぼしおかか」さん。

    しゃもじでご飯を宙に放り投げ「傘回し」にて、おにぎりを作るという離れ業を披露!
    つーか、「おにぎり握ってない」やん!(笑)

    びんぼっちゃまは、近所から借りてきたしゃもじでご飯つぶを食べ、
    デザートには拾い集めたスイカの種を食べる。
    その名も【デリシャカスイカうまかっタネ】です!
    これは、口に出して言ってみると結構気持ちいいです(笑)
    こんな子供心くすぐるネーミング、よく思いつくなぁ♪♪

    下校時に、出くわした占い師に、茶魔が「千年に一度の変な顔」と言われるのが面白かった。
    そして口のまわりに突如ホクロがあらわれるのは「死相」であり、あと1週間の命だと告げられてしまう茶魔。
    ショックを受けて、落ち込み、天使となってパタパタ空に飛んでいくシーンは可哀想だったけど、可愛かったぁ☆

    「痛いのは生きとる証拠ぶぁい」
    自分の死期を悟り、哲学的な言葉を連発する茶魔。

    茶魔が死ぬと分かったとき、袋小路くんが号泣していたのが意外でした!
    茶魔を一生懸命励ましたり、茶魔のわがままを聞いてあげたり、クラスメートにまで土下座して協力を求めたりしてました!
    袋小路くんはいいヤツだと思いました(涙)

    アニメオリジナルでは、なんと茶魔と袋小路がペロペロするシーンも登場!
    原作からすると意外過ぎる行動ですが、
    これが不思議と不自然ではなかったです。

    アニメはアニメの良さもあるんだなぁと思いました(^o^)

  • #11

    カレーせんべい (日曜日, 05 7月 2020 11:07)

    >>10 和ナビィさん
    ゴー宣道場のブログに紹介されていた【「おぼっちゃまくん」によせて】も読みました。
    子供たちがおぼっちゃまくんのアニメを食い入るように見ている写真に、涙がボロボロ出ました。

    私が子供の頃は、おぼっちゃまくんは《教育に悪い》と悪書扱いでした。
    おこづかい360円をにぎりしめて買った漫画本は、全て親に捨てられました。

    それでもどうしても「おぼっちゃまくん」に会いたくて、
    当時、それほど親しくなかった同級生と友達になって読ませてもらったり、
    コロコロコミックを読みたくて、絶対に行きたくなかった病院に通ったりしたものです。

    当時も「創作茶魔語」を考え、
    どんな場面で使うか、
    どんなストーリーだったら面白いか、
    あれこれ想像をふくらませたものです。


    《教育》って一体なんでしょう?

    もし、テストで良い点数を取ることならば、
    もし、右へ倣えの空気をよむことならば、
    確かに、おぼっちゃまくんは悪書なのかもしれません。

    しかし、どんなに下手くそだろうと、
    「自由に想像して創造すること」に教育的価値を見出すならば、
    「おぼっちゃまくん」は良書であると、私は確信しています。

    おぼっちゃまくんの漫画もアニメも、未来に残したいです。

  • #10

    和ナビィ (木曜日, 02 7月 2020 10:30)

    数年前の発売時に揃えた「おはヨーグルトBOX」と「こんばんワインBOX」、これらはこの度のコロナ騒動で全開の大活躍でした。ばぁばがふんぱつして孫達のためにと買ったアニメBOXでしたが、ますますこれは我が家の宝物☆であります(^-^)9。

     というのは、例の長期にわたるコロナ休校の時、孫達や毎日のように遊びに来ていた近所の子供達に大公開♪!でたーくさん観せたのです。最初から子供達に大ウケ、みんなでたくさん遊んだ後は毎日のように「おぼっちゃまくん見せて」のリクエスト、我が家はおぼっちゃまくんシアター?!と化していました。。

     学校が始まってからも近所の帰宅後は子供達どうしが集まっては遊ぶ、というのが当たり前の生活になって(コロナ禍の功績?!;)、今もおぼっちゃまくんは大人気、茶魔語はすっかり日常語に加わっています((^o^));。両巻観終わって今では2クール目に入っています。

     もう一世代の歳月が経っているというのに、子供達の心にジャストミート!でその世界に入ってしまうのですね。いっしょに観ているこちらもその内容・言葉のリズムに改めて瞠目☆でした。当時これを悪書扱いにした親は何やってたんだ!この価値がわからなかったのか!、と思います。
     特に今回「さいならっきょ爆弾」はその予言的(コロナ騒動)・本質的な描き方に鳥肌が立つようでした。

     「少年警官茶魔コップ」はちょうど昨日孫と観たところでした(^-^)b。
     リアルタイムおぼっちゃまくん少年のカレーさん、これからもこのコーナー楽しみにしていますよー。

  • #9

    カレーせんべい (水曜日, 01 7月 2020 23:58)

    【第36話「少年警官茶魔コップ」の感想】

    冒頭のニュース番組から笑いました。
    アナウンサーが飄々とした声で、
    「昨日、銀行強盗が、子供を人質に、ライフルを打ちまくって、警察を馬鹿にして、逃亡しました」
    なぜとアナウンサーのネームプレートが「手書き丸出し」で、『キモサベ ポン太』と書いてありました。うーーむ、誰のことなんだ!?(笑)


    さて、この世の悪に憤り、少年警察官として出動した茶魔。
    しかし、強盗との対峙で敗北し、全裸で小便垂れ流す大失態を演じる!
    ここは漫画版だと、二丁拳銃の犯人に対して拳銃を一丁ずつ捨て合うというギャグシーンがあるのに、アニメ版ではカットされていました。納得できん!
    ところが次のシーンでは、アニメオリジナルギャグがありました。

    無言電話を受け取ったおとーちゃまが、それが失意の茶魔から電話であると見破る。
    ◆茶魔「どうしてわかったとでしゅか?」
    ◆おとーちゃま「わしの頭の中はいつもお前のことだけでいっぱいだ!」
    ◆おとーちゃま「こうして話していても、お前が近くにいるような気がしてならない。」
    ◆すぐ後ろに茶魔がヒョコと現れて「おとーちゃま!(泣)」
    ◆おとーちゃま「うわーー!(驚)」
    このくだりは面白かったです^^

    その後、茶魔はロボットに改造。
    「茶魔コップ」として大活躍することになる。
    そして以前辱められた強盗犯との再戦に挑むことになる。

    これは、完全に映画「ロボコップ」のパロディーですね☆
    ロボコップも子供の頃に見て、子供心に「復讐する快感」を覚えたモノです( ̄ー ̄)ニヤリ

    ちなみに漫画版とアニメ版の違いとして、
    強盗犯をやっつける必殺技【フライングブレーンウイング】は、
    漫画版では、脳ミソに羽がはえて頭から飛び出る技だったのに、
    アニメ版では、頭から鳥が飛び出るだけでした。
    これも「自主規制」なんでしょうねぇ。

    ちなみに今回の話「パト亀」がメッチャ可愛かったです♪♪

  • #8

    カレーせんべい (日曜日, 21 6月 2020 12:19)

    【第4話「ミスターおぼっちゃま」の感想】

    波野小学校の生徒会長・上条貴彦が登場!
    この話、子供の頃にマンガで読んで、心が締め付けられた記憶があります。
    なぜかというと「並みの小学生」の方に感情移入をしたからです(;^ω^)
    文房具屋で順番抜かされたり、友達の仇をとるために「ミスターおぼっちゃま」に挑戦したり。
    最後の審査で、上条が無理をしていたことが分かるシーンも「なんだか、かわいそうだな」と子供心に思ったことがあります。

    それにしても、審査員長の「成城院善範」のセリフはいちいち笑えますね☆

    茶魔の下品な食べ方を
    『いや!あの子はわざとこぼしながら亀に食べ物分け与えている。ルイ13世と同じ食べ方をしているのじゃ!』
    と上品に変換する(笑)

    茶魔の奇天烈な踊り方は
    『うわー、あれは!?古代マヤ文明の壁画にある、王家の足踏みダンスじゃ!』
    と評価する(笑)

    茶魔のストーカー的プロポーズに対しては
    「これは!?怖がらせながらのプロポーズは、ドラキュラ伯爵の趣味じゃった!」
    と、もはや「だからなんやねん!」という言いたくなる強引な解釈をする(笑)

    最後の寝相審査だけは、茶魔はホンモノの「帝王の寝相」で勝利するも、
    そのあと寝小便をして「これのどこが上品だーー!?」とツッコミ入れるオチは最高です♪♪

    この話は、「おぼっちゃまくん神回」の1つに選びたいですo(^o^)o

  • #7

    カレーせんべい (金曜日, 17 4月 2020 23:00)

    【第2話「お守りパンツ」の感想】

    お守りパンツの説明で、
    「御坊家の血筋を絶やさぬ為に、ちんこを守るプロテクター」
    とあるのですが・・・
    当時小学生だった私は、意味がまったく分かりませんでした(笑)

    子供のころ、漫画やアニメを見ても
    「意味が分からないこと」ってたくさんありました。
    でも、これが勉強なんですよね^^

    さて、漫画版では何度も繰り返し見た話ですが、
    アニメはアニメで面白いです!
    BGMや細かい演出(花が落ちる等)がめっちゃいいね☆

    「万力型身長計」と「ツベルクリン砲」は流石に笑うなぁ。


    《漫画版とは異なる主なポイント》
    ◆昴田先生の顔におしっこをかける描写が無い。
    ◆茶魔のツノは、髪型ではなくて頭蓋骨であるというレントゲン写真を見せた説明がない。

  • #6

    和ナビィ (水曜日, 08 4月 2020 14:36)

    つい先日幼稚園年少組に入園したばかりの孫(男の子)は、まだ午前中保育のみ。帰って来ると「おやつー」「『おぼっちゃまくん』つけてー」。
     それまでも兄(小1)とアニメ「おぼっちゃまくん」をよく観ていたので、テーマソングを耳覚えしたようです。ところが歌詞が変?!。「かーねもち かーめもち ちーからがない♪」だって。「いたらき」が何なのかわからないので勝手に歌詞を変えたようです;。

    「『いたらき』っていうのはどら焼きみたいなお菓子なの。大阪に『いただき』っていうおいしいお菓子があるのよ。茶魔はうまく言えないから『いたらき』って。」
    と説明しましたが???のもよう。
     今度大阪に行ったら「いたらき(いただき)」をお土産に買ってくる約束をしました(^-^)b。やはり子供にはホンモノ☆を与えねば。

     こんばんワインBOX・#86「地球最期の日?ハラホロヒレハレー彗星!」は、おぼっちゃまくんのオナラの威力で彗星の衝突から地球を守るお話ですが、それを見た後この子はホントにオナラばかりしていました。アニメの威力、しゅごかー;;。

  • #5

    カレーせんべい (日曜日, 05 4月 2020 13:06)

    >>3 和ナビィさん
    『おしいれのぼうけん』って、今の子供たちも読んでいるんですかっ!?
    私は幼稚園のときに『おしいれのぼうけん』で人形劇をやりました☆
    大人に怒られておしいれに閉じ込められましたが、ネズミ婆さんをおもちゃの車でやっつけました!\(^o^)/


    【おぼっちゃまくん】は、私が小学2年生から読み始めました。
    大人からは『こんな漫画は下品だ!』と言って捨てられました。
    そんな私は今は【世界のゴー宣ファンサイト】を通じて、おぼっちゃまくんや作者と関わっているのも、なんだか面白い冒険ですね(^^)

  • #4

    皿うどん (金曜日, 03 4月 2020 01:10)

    当時19~20歳にかけての頃でしたが、私はその前後の頃は「厳格に訊け!」を友人と楽しんでおりました。
    でも、私よりちょっと上の女性は「おぼっちゃまくん」面白い!と言っていました。
    自分はコロコロコミックを買いに行くのに何だか抵抗があって(小学生の子が読むような漫画誌だという認識だったので)
    漫画で読んでみたのはリアルタイム時からだいぶ後、SPA!のゴー宣が始まった頃でした。
    アニメは「おぼっちゃまくん」面白いって言ってた知人女性が録画してたので、そのVHSを借りてちょっと見たりしました。
    思ってみれば、自分が本格的に「おぼっちゃまくん」に思い入れて漫画を読み始めたのは、「新・おぼっちゃまくん」からかもしれません。

  • #3

    和ナビィ (木曜日, 02 4月 2020 20:03)

    長い長いコロナ騒動お休み・・・ 
    小学生(孫)&お友達、保育所を卒園し今度幼稚園の年中さんになる弟(孫)も来る日も
    賑やかにいろんな遊びをしますが DVD観てすごすことも
    「おぼっちゃまくん見るー」お気に入りです
    おはヨーグルトBOXからこんばんワインBOXへと快進撃☆!;

    昨日は同い年のいとこ姉妹が来ました
    「おしいれのぼうけん」(数十年来のロングセラー絵本)そのまんまの騒ぎ(^へ^)>;;
    そこで見つけたのは馬蹄形の座布団セット
    マントのように背負って付いている紐を前で結んで亀の甲羅のつもり?!
    のしのし歩き回ったり 隠れたり うずくまったり;
    「ぼく、ピエール!」「じゃ、乗っかっていいんだ!」ワーワーギャーギャー
    すっかり気に入って座布団を持ち帰ってしまいました

    かつて夢中で「おぼっちゃまくん」を読んでたカレーさん
    少年は今ナントお父ちゃまの歳!になって【世界のゴー宣ファンサイト】を作っています
    その目・ココロはころもさんの頃とお・ん・な・じ・でしゅ☆!

  • #2

    カレーせんべい (水曜日, 01 4月 2020 23:53)

    第1話が終わるとすぐに【茶魔語講座】が始まりました!

    亀長老が登場し「正しい茶魔語を伝授するコーナー」とのこと!
    第1回目は正しい「ともだちんこ」のやり方です。

    ・・・茶魔と柿野くんが登場・・・

    おともだっちの(お友達の♪)
    おててをギュッと握ったら(握ったら♪)
    その手を自分のちんちんへ(ちんちんへ♪)
    ちょいっとつければ(ちょいとちょいとちょいとちょいと)
    ともだちんこ!(ともだちんこ♪)
    あ、それ、それ、それ、それー♪♪

    (CM前に下半身丸出しの茶魔登場)
    まだまだ、見て肛門♪♪

    ・・・

    これ、ホンマに、ゴールデンで放送しとったんかいな!(爆笑)

  • #1

    カレーせんべい (水曜日, 01 4月 2020 23:43)

    【第1話 みんな、ともだちんこ】の感想。

    《アニメおぼっちゃまくん》を本日初めて見ました☆
    「おーー、茶魔が動いている!」と感激しましたo(^o^)o

    茶魔の声が予想以上に赤ちゃんみたいで、カワイイ感じでした。
    だけど漫画と同様「喜怒哀楽」が爆発な茶魔ちゃまでした♪

    おとーちゃまが厳格な声で、茶魔への甘やかしと声と顔にギャップがあり過ぎていちいちギャグとなって面白い(笑)
    「動いているペロペロ」を見ることができて感激☆

    アニメだと乗亀隊たちの躍動が目立ちます!
    亀たちの活躍も、この先楽しみです(^o^)