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「なぜデジタル社会は『持続不可能』なのか」読書感想

 

投稿者:トマトさん

  

「なぜデジタル社会は『持続不可能』なのか」

 

ギヨーム・ピトロン著(小玉しおり訳)を読んでの感想を投稿します。

 

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デジタル社会の環境に与える影響について詳しく書かれています。

 

 

日々大量に生成され続けるデータを保存する為に多くのデータセンターが必要な事。

そのデータセンターを維持する為に大量の電気と水が必要な事。

悲観的なシナリオだと、AIは2040年に世界の電力消費の半分を消費すると言われているとの事。

次々に陳腐化していくデジタル機器を作る為に必要なレアメタルと、その採掘に伴う環境破壊や人体への影響の事。

集積回路を洗浄する為にも大量の水が必要な事。

などなど。

 

 

それから、データ通信の為にたくさんの海底ケーブルが世界中の海 (集中している個所と閑散としている個所あり)に敷設されている事もこの本で初めて知りました。

 

どうやっても持続可能とは思えないので、個人的には、せめて、少しでもデジタル依存を抑える生活をしていきたいと思っています。

 

社会全体では、増え続けるデータを保存する為に必要な電力が、電力生産量を上回ってしまい、データセンターへの電力供給が止まってしまった場合の事も考えて、デジタルに依存しなくても回っていくような社会システムを、なるべく多く残しておく事も大事な事ではないかと思いました。

 

あと、省エネの為にも無駄なAI利用は規制してほしい。とはいえそんな方法もなさそうなのですが。

 

デジタル社会が「持続可能か」という視点が今までなかったので、新鮮で、かつ怖さも感じました。

 

ちなみに、6年程前に購入したタブレットの調子が悪くなってきて、買い替えようかと考えていた矢先にこの本を読んでしまった為、買い替えを躊躇しているところです・・・。

 

 

 

(カレー千兵衛のコメント) 

 

 

まずタイトルに目からウロコで、ビックリさせられました!

 

一般的にデジタルのメリットといえば『劣化しない』ことで、【保存】に優れている点が挙げられます。

 

しかしなるほど!

 

デジタル社会を支えるインフラがあまりにも脆弱・・・というよりも、あまりにも膨大なデジタルデータを支えるインフラが、もはや物理的に維持ができないレベルということですね!

 

・・・

 

よく、国防の観点から「自給率」という言葉が出てきます。

 

海外に頼っているといざという緊急事態に生存が出来ないということですね。

 

それと同じように「デジタル依存率」という指標が、国防の観点からあっても良いのではないでしょうか?

 

デジタルに依存する社会では、緊急事態に直面した時に、生存が出来ない。

 

リアルな話、その危険性は年々高まっていると考えます。


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コメント: 2
  • #2

    ピエール (火曜日, 02 6月 2026 12:45)

    建築業界で働いているので、データセンター建設の需要がめちゃめちゃあるのを感じます。新築の建物はトランプ・高市のせいでほぼ止まってるのに…

    データセンターは水も電気もガバガバ消費します。AIの発展と合わせて、不安要素がありますね…

  • #1

    ポコ太郎 (月曜日, 01 6月 2026 22:46)

    携帯のAgent Iにこの本のタイトルを打つと、以下の返答がありました❗️恐るべし、AI❗️❗️
    ↓↓
    なぜデジタル社会は『持続不可能』なのか
    デジタルが便利なほど、「本当に続けられる形なのか」という疑問も大きくなってきていますね。

    「持続不可能」という視点
    ここでの「持続不可能」は、単に「技術が壊れる」という意味ではなく、次の三つが長期的に成り立たないという指摘です。

    環境負荷が高すぎて地球環境がもたない
    社会の公平性や人間の尊厳が損なわれる
    経済・インフラとしてコストが支えきれなくなる
    フランスのジャーナリスト、ギヨーム・ピトロンの本「なぜデジタル社会は『持続不可能』なのか」も、ほぼ同じ問題意識から書かれています。

    環境と資源の問題

    膨大な電力消費
    クラウド、動画配信、AIなどは大規模なデータセンターに支えられています。
    これらは冷却や運用に大量の電力を使い、電源構成によっては多くのCO₂排出につながります。

    レアメタルと電子ゴミ
    スマホやサーバーにはレアメタルが多く使われ、採掘時の環境破壊や人権問題が指摘されています。
    また買い替えのサイクルが短く、リサイクル困難な電子ゴミが増え続けている点も「持続不可能だ」と批判されています。

    社会の分断と不公平

    デジタルデバイド
    高齢者や低所得層、地方など、デジタルを使えない人が行政サービスや情報から排除される「デジタル格差」が拡大しています。
    便利さを追求するほど、「使えない人が不利益を被る」構造になり、誰も取り残さない社会という意味では持続しにくくなります。

    監視と操作のリスク
    プラットフォーム企業による大量データ収集
    SNSによる感情操作、分断の助長
    AIによる監視や自動判断の偏り
    こうした「操作されやすい社会」は、民主主義や個人の尊厳を長期的に弱らせると多くの研究で懸念されています。

    経済とインフラの限界

    コスト構造の偏り
    巨大プラットフォームに富とデータが集中
    中小企業や地方は投資負担だけ大きく、利益が出にくい
    インフラや人材育成にかける費用を誰が負担するのか不透明
    こうした「持つ者だけが得をする」構造は、長期的には社会の支持を失い、制度として持続しにくくなります。

    システム依存と脆さ
    行政・金融・物流などがデジタル前提になるほど、障害やサイバー攻撃が起きた時の壊れ方も大きくなります。
    そのリスクに対するバックアップや人材が十分でなければ、「便利だが壊れやすい社会」になり、これも持続可能とは言いにくい構造です。

    何が必要だと言われているか
    多くの議論では、「デジタルそのものをやめる」のではなく、次の方向が必要だとされています。

    省エネ・再エネを前提にしたデジタルインフラ
    電子機器の長寿命化とリサイクルの徹底
    デジタル教育で格差を縮める政策
    監視・操作を抑えるルールづくりと透明性
    利益やデータの集中を是正する仕組み
    日本政府のデジタル政策でも、「持続可能な社会」を意識したデジタル活用がテーマになりつつあります。