投稿者:ポコ太郎さん
くれはさん、トマトさんが「ヒポクラテスの盲点」をご覧になり、アップされており、ボクも昨日観に行ったので感想を上げます。観終わってからがぶ飲みしてたので、遅くなりました
まずは大西隼監督、制作のテレビマンユニオンをはじめご尽力いただいた皆さま、出演者の皆さまに感謝と敬意を!非常に上質なドキュメンタリー映画でした。
ネタバレにならない程度に記します。
映画館は100名分の席がありましたが、ほぼ半数の埋まり具合で、客層はシニアのカップルが多いイメージ。
またマダムのおひとり様もちらほら…3連休の最終日だったし、また万博最終日とかぶってしまい、集客が分散したのかな?なんて思いながら、ワクワクしながら上映を待っていました
2019年末、武漢で確認された原因不明の肺炎症状から始まり、プリンセス・ダイアモンド号の騒ぎと、時系列にストーリーは進んでいきます。
何度か雨上がりの水たまりの中でアリがもがいている、物語を暗喩しているシーンがあり、うまい作りやなあと
登場人物は、福島雅典先生、藤沢明徳先生、児玉慎一郎先生をはじめ、有志医師の会メンバーが中心(福島先生が6割くらい)となっていますが、それ以外に上田潤先生、新田剛先生、上島有加里先生他、多くの勇気ある先生が登場されます。
意外だったのは、長崎大の森内先生も出演されていること。森内先生、よく出演してくれたなぁ…
医療機関からの副反応疑い報告、患者や遺族からの健康被害救済申請の数字、副反応疑いの数字、ワクチン接種者と非接種者との年齢別コロナ感染者数、接種後死亡報告の集計、日本人の平均寿命の推移(これはショッキングだった!)、超過死亡数など、グラフが多く出てきます。
これはじっくり見る価値あり。また被害者が厚労省前で訴えるシーンも
医学の祖・ヒポクラテスが「害をなすなかれ」と宣言した言葉が心に響きます
考えさせられたことは、日本人の「無謬性の原則」。
無謬性の原則とは、ある政策の成功に責任を負う組織が、その政策が失敗する可能性について考えたり議論したりすることを避けるべきという考え方で、
この原則は、特に日本の政府や大企業の官僚組織において、無意識のうちに前提とされている
間違いを認めると信頼失墜し、新しい政策を打ち出しにくくなるという考えから、「最初から間違っていない、絶対に間違えることはない」という姿勢になるというもの。
一度間違えを認めると、過去の政策すべてが間違っていたことになると考え、「官僚は間違えてはいけない ⇒ 官僚は間違えない」と変節していく…今、厚労省やワクチン賛成の学者、マスメディアはそのブラックホールにハマっているのではないかとも考えます。
この思考回路は戦前も同じで変わってないんやろうな。日本人の宿痾!
「ダウトを探せ」的な楽しみもチラホラあり。
雨の交差点を福島先生が渡ってくるシーンでは、後ろに名古屋の名門キャバレー「花園」のアーケードが見えたり、上田先生の研究室の本棚に井上陽水ⅭⅮブックがあったり、もう一回見て確認したいなぁなんて思ったりしてました
甚だ簡単ですが、ぜひとも観に行ってください!
(カレー千兵衛のコメント)
「無謬性の原則」って、良くないですね。
たとえば製造業の現場では、どこでも「ヒヤリハット」を共有し、蓄積していきます。
その目的は「糾弾」ではないです。
《事故の防止》が最終目的ではありますが、《再発防止策》を講じるために記録するわけです。
だから「コロナ禍」や「ワクチン禍」のヒヤリハットは国民全体で共有しなければならない。
無謬を前提にするのは、
不誠実であるばかりか、
未来に対して無責任です。
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