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洋上風力発電、三菱商事が撤退

 

投稿者:カレー千兵衛

  

日本の洋上風力に「三菱ショック」 初の大型開発案件撤退の波紋

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC294K80Z20C25A8000000/

 

三菱商事と中部電力が、千葉県沖と秋田県沖の3海域で進めていた洋上風力発電計画からの撤退を発表しました。

 

三菱商事連合が2021年12月24日に落札していました。

 

競合よりも破格な安さで受注につなげましたが、インフレに伴う建設費の高騰で採算が合わなくなり撤退を決めました。

 

・・・

 

最悪の結果です。

 

 

3海域の洋上風力発電で、原発2基分の電力を生みだす計画でした。 

 

ところが、今回、3海域一括受注していた三菱商事の撤退したことにより、

 

洋上風力発電の技術開発自体が大きく後れを取ることになったと思います。

 

資源の高騰により、採算が取れなくなったことが撤退の理由とのことです。

 

・・・

 

しかし私は思うのですが、

 

たとえ商業ベースで採算が合わなくても、洋上風力発電の開発は進めるべきです。

 

なぜなら「資源の無い日本」にとっては、

 

エネルギーを自前で生み出す技術は、必要な投資だと思うからです。 

 

 

エネルギー資源の問題が戦争突入の原因になった過去の歴史を踏まえても、エネルギー自給率の向上は日本にとっては悲願だと思います。

 

 

 

尚、原子力発電について私が評価しない理由は、

 

ウランが100%輸入であるということ。

 

また、ひとたび事故が起きた場合、国家が消滅するリスクがあるということ。

 

使用済み核燃料の問題もありますが、要するに、

 

原子力発電は「国家としての持続可能性」に大きな疑問を持ちます。

 

 

 

だからこそ、洋上風力発電には期待していたのに・・・。

 

残念です。

 

 

 


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コメント: 1
  • #1

    ポコ太郎 (日曜日, 07 9月 2025 15:23)

    エネルギー問題ですが、
    ①ベースの考えは、熱還元や自動車などは石油製品(重油、灯油、ガソリンなど)や石炭、天然ガス、水素が適正。照明や音、エレベーター、工場などの動力には電気が適正

    それぞれの得意分野の住み分け、使い分けが重要で、たとえばマンションなどの「オール電化」は危機管理の考え含め、大失敗の施策

    ②コジェネレーションの更なる改善。どれだけ熱効率、発電効率を高めるか、また発電、動力に使うエネルギー以外に、無駄に捨てられているエネルギーを再利用するかが大事

    一例として、京セラドームは、元は大阪ガスの敷地で、多くのガスタンクが建っていました。今、ドームの空調(熱交換)や電気などはすべて大阪ガスの天然ガスで賄っており、最近の大型商業施設は、ガスだけで空調から電気、動力まで賄ってます。トラブル発生すれば、外部から電気も購入できる仕組み

    それ以外に、新たな発電方法の模索は当然必要

    原子力発電は絶対反対です。そもそも人類が管理できるものではない。放射性廃棄物の処分方法はいまだに確立できず

    40年ほど前に、広瀬隆著「東京に原発を」という本が話題になりました(そのあと、チェルノブイリ大事故があり、「危険な話」がベストセラーに)が、本気で原発が必要なら、東京なら新宿に、大阪なら中之島に原発を作ればいい。で、放射性廃棄物もそこで管理すればいい

    田舎の過疎地の人々を札束で黙らし、都会に作れないモノを作ることは卑怯な振る舞いでイジメでしかない。真の保守ならば原発反対が当たり前だと思う