投稿者:カレー千兵衛
1〜6月の出生数3.1%減の33.9万人、過去最少を更新 減少ペース鈍化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2973R0Z20C25A8000000/
出生数は前年同期比3.1%減の33万9280人。
上半期として比較可能な1969年以降で最少を更新した。
減少ペースは鈍化したものの通年の出生数も過去最少となる可能性が高い。
・・・
少子化を反転させることは、自分の生活実感からしても不可能だと思っています。
今の社会で「3人以上子供を持つ」とはなかなか思えないです。
そうなると『少子化という現実を受け入れるしかない』わけです。
少子化になると人口が減るわけだから経済が縮小するのは避けられない。
そして少子化というのは高齢化という側面があるので、社会保障制度の維持に膨大な負担が生じる。
そしてそれらが総合的に合わさることで、諸外国との軍事バランスで後れを取るということが考えられます。
【少子化の問題点】
①不景気
②重い税負担
③軍事力の相対的弱体化
そう考えると、
愛国心を声高に主張するならば「子供作るなり、子供を育てるなりしろや!」ってことにもなる。
仮にそれが真実だとしても「身も蓋も無い話」だし、
今の時代は「言ってはいけないこと」でもある。
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牛乳寒天 (火曜日, 02 9月 2025 12:48)
軍事力にまで考察を巡らす事がなかったので、とても考えさせられました。身も蓋もない話・言ってはいけないことの方が、自身の経験にも結び付くので、思いを巡らせました。
自分の子どもも、周囲の方々のお子さまも、「結婚したい・子ども欲しい」という子には未だに会えていません。自分の子には結婚・子育てにおいてプラスのイメージを与えられなかった負い目がありますが、現代日本の閉塞感で次の命のバトンを継いでいきたいと考えられないのが深刻すぎる 問題ですよね。本当周回遅れの事しか言えないので申し訳ないです。
自分の子どもたちには、子どもがいる生活は大変だけど沢山の笑いや喜びに満ちているから、結婚ていいものだと、機会があるごとに話していますが、それ偽善じゃないかという目でしか見られません。毎日翻弄され続けていても、子ども=希望としか考えられないくらい可愛いものなのに。
和ナビィさんのご投稿も、福岡博士のお言葉も、しみじみと拝読しました。転がっているバトンを想像しただけで胸が痛み、鼻の奥がツンとします。なんとかしたいけれど、その転がったバトンを一つ拾い、埃をはたいて大事に握りしめるしかできない自分の不甲斐なさも感じます。
和ナビィ (火曜日, 02 9月 2025 10:21)
>愛国心を声高に主張するならば「子供作るなり、子供を育てるなりしろや!」ってことにもなる。仮にそれが真実だとしても「身も蓋も無い話」だし、今の時代は「言ってはいけないこと」でもある。(カレー千兵衛さん)
「身も蓋も無い」ってこのことですね。はるか昔から相当きつい環境の中で(自然災害、飢饉、為政の状況、戦、・・)多くの命が失われる悲哀に遭いながらも、走り続け産み育てて「命」のバトンを繋いできたご先祖。その突先にいるのが今を生きてる人々。
先日(8/26)の信毎に生物学者・福岡伸一博士へのインタビュー記事が掲載されました。長年の博士のファンですが、その一節を読んだ時、考え込んでしまいました。
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・・・一方、人間は生殖や遺伝以外に生存の目的を見出し、「個の尊重」という価値を発明した稀有な生物です。昨今、子どもを産まない女性を批判したり、外国人らを敵視したりと、生存の意味を狭め、自己利益を優先する言説が目に余りますが、どんな人でも尊重し、大切にできるのが人間の素晴らしさだと強調したいです。
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(ご自身も次の世代はおられない)
してみると、 はるか遠くから父母まで繋いできた生命のバトンがやがて消えるだろうケースが周囲を見回してもなんとなんと多いことでしょう。「私はそう決めました」とバトンを放る・バトンがゴロゴロ地面に落ちている、そんな映像がありありと浮かびます。
そう、カレーさんが仰るようにそれは「言ってはいけないこと」「せんかたなき事」になっています。