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《考察》日本人の意思決定の遅さ

 

投稿者:ポコ太郎さん

  

石破総理が辞任せずに、何気に任期を引き伸ばして今の座をキープしています。

 

本日、自民党国会議員の懇親会(49名の議員が集合)で、退任を要求するか否か投票があったようですが、なんと11名がどちらでもないという投票だったそうです。

 

勇気を持って決断、判断をする仕事が国会議員なのに、約2割以上の国会議員がどちらでもないって…聞いて衝撃でした。

 

 

今、日本人の意思決定の遅さがクローズアップされています。

 

ビジネス環境が目まぐるしく変化する中で、意思決定の遅さはビジネスチャンスを逃すこともありますが、政治の世界も同じだと思います。

 

「和を持って貴ぶ」というみんなの意見を集めて合意形成するという考えもありますが、選ばれたリーダーが自分で腹を括って決断して少しでも前に進まなければ、それは良くて現状維持であり、長い目で見れば後退と同じだと考えます(それが独裁になる危険性もありますが、あまりに日本の歩みは遅すぎる)。

 

 

失われた30年とは、全てにおいて決断を後回しして、誰も責任を取らずに決断の遅れがもたらした、日本の宿痾と思います。

 

それらの原因は、日本人の気質や権限移譲の遅れ、横並び感、極端なくらいの合意主義や前例主義、責任逃れや安定感.確実性を好むこと、学校教育の負の成果、コンセンサスの重視、独自の宗教観などいろんな意見や分析があるかもしれませんが。

 

これから日本が右肩上がりの経済や生活を本気で目指すなら、人と違うことを認め尊重したり、リスクを取る人の足を引っ張らずに応援したり、自分自身も責任を背負い、迅速に意思決定することを徹底するしかないのではと思いますし、そうしないと未来の日本は本当にない!!

 

みなさんは未来の日本を見据えてどう考えますでしょうか?

 

それと政治に頼らず受け身にならずに、自立、自律を目指さないといけないと思います。

 

 

 

(カレー千兵衛のコメント) 

 

「決断」と、それに伴う「結果責任」を引き受けるのが自立だと考えます。

 

 

どちらかを曖昧にしたり、

 

最悪なのは、どちらも曖昧にしたり、

 

そんな人間の言葉は信用するに値しないわけです。

 

 

我々サラリーマンは利益の世界だから一見せせこましくも感じますが、

 

やっぱり「決断と結果責任」を引き受けている人が信頼されていると思います。

 

 

どうして政治家やそれに類する人達の言動が、こうも「無責任」なのか。

 

私は眩暈がします。

 

 

「意思決定の遅さ」というのは、権限を集中させているか、分散させているかで、どうしても違ってくると思います。

 

これにはメリットとデメリットがあると私は考えます。

 

 

ただ、これからの政治は「決められない政治」に突入すると思いますが、

 

私個人としては「民主制のコスト」だと思って諦めているところがあります。

 

でも、ポコ太郎さんの投稿を読むと、むしろ「日本人の気質」がおおいにあると思いました。

 

 

日本人の事大主義はエグい。

 

「自分の意見」なんて無い。

 

「強い方」と「雰囲気」につくだけ。

 

 

最後にポコ太郎さんがおっしゃった「政治に頼らず受け身にならずに、自立、自律を目指さないといけない」というのは、私も賛成です。

 

自立の第一歩は、自分の意見・自分の言葉を発見することだと思います。

 

それには経験と葛藤を積み重ねるしかないと考えています。

 

 


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