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昭和人間のトリセツ

 

投稿者:ポコ太郎さん

 

石原壮一郎著「昭和人間のトリセツ」を読みました。

 

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カレーせんべいさんが、ボクがさりげない爽やかなLAの風のような、レモンライムの青い風のような下ネタを少し披露したら、会社で言えないとか、何かと守りに入る、へちょい会話をするので、いったい誰に忖度しているのかなぁと思って聞いていたので、素晴らしい昭和の良さを再発見するために手に取った本です。

 

ボクは昭和のオジサンです。

 

オジサンだもの、みつを。

下ネタだもの、ポコ太郎。

 

 

そもそもコンプラって社会で生きる人々が楽になるためにあるはずなのに、まるでコンプラが目的化しているように見えます。

 

今はなんか、少しアウトローなことを話すと、ターゲットを探し出し、みんなで一斉に批判するばかり。果たしてそれが、ボクたちを幸せにするのか、幸せが繋がるのか、生きやすい社会になるのかと疑問を持っていました。

 

タブーばかりが増えて、どこに地雷があるか分からない。怖がりながらビクビクして人と接する本来のコミュニケーション力が低下しているようにも思います。

 

ボクたちの若い頃は、失敗にも割と寛容で、酔っ払ってハメを外したり(高校生の時に急性アル中で2回入院しました)、仕事で大きなミスをしたり、そんなことがあっても「アホやなぁ」「ばーか」と笑われたりいっとき叱られたり(顔面をどつかれたりもあり)しても、それ以上に叱られることはなく、居場所がなくなることはなかった気がします。

 

 

多少のヘマは目をつぶってくれるようなゆるさがあり、レッドカードはなかったみたいです。

 

何度も敗者復活戦があったから、今のボクがいます。

 

会社の女の子にアタックしまくっても全然オッケー。今はヤヤコシイみたいですね。

 

今の時代は多様性を叫びますが、たぶん昭和は今よりも懐の深い多様性があった気がします。

 

日本酒の一升瓶を抱えて教室に入ってくる先生もいてましたし(授業中に飲んでた)、自分の好きな推理小説の話だけで授業が終わる先生もいてました。

 

今は多様性は言うものの、正論や建前で人を型に嵌めようとする流れになっている気がします。

 

当時は上司の理不尽な叱責もあり、長時間労働もあり、めちゃくちゃやった気もしますが、今は叱ってくれる人はなく、デオドラントされたキレイなだけの無菌室の中の世界。これってええの??こんなので世界と戦えるんかいな??

 

理不尽に腹立って、見返したろうという蛮勇もなく、自分の理想のためにもっと仕事をしたいと思っても、時間の制約がありできない。過保護がホンマにええなんかなぁ。

 

昭和がベストと思わないけど、行きすぎたデオドラントはあかんとしか思えないんですけどね〜

 

 

PS.

 

この本は昭和を礼賛しているわけでは全くなく、是々非々でいいことは引き継ごうという内容の本です。

 

著者もトホホなネタをふんだんに入れてます。

 

 

(カレー千兵衛のコメント) 

 

素晴らしい文章!感動しました!

 

・・・

 

現代は「レッドカード」が至る所に有り、その上「敗者復活」は無い。

 

そういう場面をいくつも見てきました。

 

 

「能力」や「実績」よりも、『問題を起こさないこと』が重視される。

 

そんな場面をいくつも見てきました。

 

 

普通につまらない。

 

茶番だ。

 

 

ちなみに、私がポコ太郎さんの下ネタに何かと守りに入る、へちょい会話をするのは「プレイ」です(笑)

 

 


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コメント: 9
  • #9

    ポコ太郎 (水曜日, 16 7月 2025 23:05)

    和ナビィさん、本の注文されたのですね!!行動力がすごい
    で、和ナビィさんご夫婦はコメントから察するとボクよりも少し年長さんでしょうか?文章のノリもちょい兄さんな気がします。ボクは昭和39年生まれなので、同世代の傷口なめなめトークもいいですね〜

  • #8

    ポコ太郎 (水曜日, 16 7月 2025 22:45)

    牛乳寒天さん、ありがとうございます
    杏仁豆腐と牛乳寒天は違うのですねー?
    とても面白い文章って普通に嬉しいです❤️
    ボクのアホみたいな空虚コメントよりも、本書の方がはるかに面白いし、考えさせられると思いますよ。
    図書館で見つかればいいですね
    読後感想を教えてくださいませ〜

  • #7

    牛乳寒天 (水曜日, 16 7月 2025 20:47)

    とても面白い文章に引き込まれました。多様性の考察が鋭くて、本当にその通りだと思いました。
    敗者復活戦、それで助けられてた時もそういえば私もあったかも…。女社会の闇が強烈で忘れてましたが、確かに恩恵があった気がします。

    時々思い出すのが、私の父はハゲていたのですが、それをネタに親戚の子どもらと楽しく打ち解けてガハハやってた事です。今の子は、ハゲって地雷かなと気遣って話しかけるのかな、それじゃお互い楽しくないかも…と余計なお世話考えてしまいます。

    私もこちらの本読んでみたいです。図書館で検索します。

  • #6

    白ワイン (水曜日, 16 7月 2025 12:54)

    〉2&3 あしたのジョージさん

    今まで私が見てきた各人の各コメントの中で一番笑いを誘います(笑笑笑)

  • #5

    和ナビィ (水曜日, 16 7月 2025 11:15)

    とっても面白そうな本なので早速注文しちゃいました。
    ポコ太郎さん、どうもありがとうございました♪

    私達夫婦は昭和半ばの生まれ、まさに昭和オジンオバンど真ん中です
    「戦争が終わって僕らは生まれた、戦争を知らずに僕らは育った、大人になって歩き始める~・・」
    で、歩いてるうちに3つ目の時代に入って早7年経過
    仰る通りコンプラテンプラ、ウラミヲハラスメント、キャンセルカルチャー・・・
    一見平和に見える野原にはそこここに地雷の埋まっていてハラハラスルメント;;であります
    また同時にいろんな場面で「あっ、また出おったな(^へ^)・・・」とこっちのセンサーが反応することも

    https://www.youtube.com/watch?v=EalxzhdJyjQ&list=RDEalxzhdJyjQ&start_radio=1

    ところで、↑ふてほどミュージカルより「♪寛容になりましょう」ステキです
    あのドラマ『不適切にもほどがある!』は昭和生まれにとって一層面白かったです☆

  • #4

    カレー千兵衛 (水曜日, 16 7月 2025 07:02)

    ≫3 あしたのジョージさん

    メッチャおもろい!(笑)

  • #3

    あしたのジョージ (水曜日, 16 7月 2025 06:59)

    ピコ太郎さんにさん付けしてポコ太郎さんを呼び捨てにしてしまいました。m(_ _)m

  • #2

    あしたのジョージ (水曜日, 16 7月 2025 06:58)

    確かにピコ太郎さんじゃなくてポコ太郎の言う通りだと思いました。
    昭和の時代が全部良かったとは思いませんが、うわべだけで綺麗事を言っているような感じしかしない今の世の中ですね~
    昔から一部にPTAとかのお硬い頭の人達がテレビやマンガなどにあーせーこーせーと文句をつけたりしていましたが、今はそれが全体主義のようになってしまっているかなぁ〜と思います。
    もう少し緩くならないかなぁ〜
    セクハラはいけませんけど……•́⁠ ⁠ ⁠‿⁠ ⁠,⁠•̀

  • #1

    ポコ太郎 (火曜日, 15 7月 2025 23:42)

    なんの変哲もない、パサパサで無意味な駄文を採用していただきまして、ありがとうございます。酔っ払った勢いで書き殴ったので、こんなことを書いていたと今さら気づきました…恥ずいわよ。
    知って良かったこと、カレーせんべいさんのあのトークは「プレイ」やったんですね❤️
    ボクが靴下だけ履いた全裸(ノーパン、ノーブラ)で室内をウロウロするのとほぼ同じ次元やったんやー!
    わーいわーい
    この本はどちらかというと、昭和人間をおちょくったり、反省を促すような内容です。世代間で価値観や思考回路が違っても、それはそれで軽く聞き流したり、たまには厳しく突き放したりして、コミュニケーションを良くして、お互いの値打ちを大切に理解して、寛容な大人の対応をしていきたいものですネ