投稿者:ポコ太郎さん
こんにちは
和なびぃさんが映画「国宝」を鑑賞されたという喫茶談義を拝見して、面白そうやなぁと思い、嫁さんとデート兼ねて観にいきました。
感想(ネタバレにならないように、抑えめに記します)…3時間の大作でしたが、今まで観た映画の中でもNo.I候補の作品でした。
映画館はほぼ満席でしたが、3時間誰もトイレに行く人もなく、ポップコーンをぼりぼり食べる音もほぼなく、静寂な空気感の中で観ることができました。
それだけ皆さん集中して、映像にどっぷりハマっていたのでしょうね。
物語は、歌舞伎の血筋以外の赤の他人が、あるきっかけで歌舞伎の世界に入り、50年間の紆余曲折を巡る、血筋と才能が葛藤する、芸に命を捧げた男たちの半生、人間ドラマ。
舞台の上やファミリーは光が当たる華やかな梨園と思われますが、影では嫉妬や裏切り、挫折、スキャンダル、多くの死別などの苦渋を味わう艱難辛苦の数々。
しかし、切磋琢磨や友情、かりそめの愛情、喝采なども細やかに描かれます。
歌舞伎の舞台の美しさもふんだんに観ることができます。
芸、表現、クリエイトの世界は極めれば極めるほど「狂」なのでしょう。
ずっと人間の狂気を感じる作品でした。
しかし、映像の編集が非常に上手く、暗から明、漆黒から光、白から赤などの圧倒的な映像美がふんだんに観ることができ、全く飽きることなく最後まで鑑賞することができました。
人生は糾える縄の如し、人間万事塞翁が馬の故事成語そのままの物語でした。
閑話休題。よしりん先生も表現者として「狂」を感じますし、その狂のモチベーション、才能を持続するだけでなく、さらなるバージョンアップするという、常人には真似のできない仕事をされていると感じました。
(カレー千兵衛のコメント)
素晴らしい感想! おもしろそう!(^^)!
私個人は「普通」に憧れ、「平凡」を目指して生きてきたので、
「狂」というモノには一番縁遠いです。
だからこそ、逆に、それがどういうものなのか知りたくなりました。
それにしても「嫁さんとデートを兼ねて」ってのはイイですね♪
うちの嫁さんは「いい映画は独りで見に行きたい」というタイプだから無理!
そして私は「独りでいるのが寂しいタイプ」。
世の中はママならないね(笑)
【関連記事】
↓(スポンサーリンク)↓
あしたのジョージ (水曜日, 09 7月 2025 06:18)
なんか観たくなってきた映画ですね~