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おやつには悲しい気持ちを治す力がある

 

投稿者:和ナビィさん  

 

こんにちは、夏至が過ぎてこれからは少しづつ日が短くなっていくんですね。暑さ本番はこれからですが。

 

親達は、自営でまた会社勤めで共働き、夕方まで働いています。

小学生の子達が5時間目または6時間目を終えて帰って来るのは3時~4時くらいです。

小学校までの距離は約1.7kmあり徒歩通学、内孫も外孫もまずはバァバの家に戻って夕方までここで過ごします。

 

この暑い中、汗だくで真っ赤な顔で「;ただいまぁ;」。

そこに、間もなく近所の子達も「こんにちはー、おじゃましまーす!」と遊びに来ます。

 

家の中で、また外でいっしょに夕方まで遊ぶのです。

孫だけより、近所の子達が来てくれた方が、遊びの幅も広がるし、お互いのやりとりが何とも豊かになって面白いのです。

バァバだけではとても時間がもたない;。

 

 

この暑い時期はまず水分補給。

水出し緑茶をたっぷり。

水筒にティーバックと冷水を入れて上からトントン突くとたちまちきれいな緑色のいい香りの八女茶。

自分達でとトントン、おかわり自由です。

清涼飲料などよりも子供の頃から本当の茶の味と色合いに親しんでほしいです。

 

そしておやつ。

残りご飯やその時の在り物・残り物利用、この日はかつおぶしのおにぎりとお好み焼きです。

 

 

毎日のように遊びに来る小3と小1の元気な姉妹がいます。

5人兄弟姉妹、一番下はまだ赤ちゃんでお母さんも子育てにお仕事に大忙しです。

 

 

ある日の事、妹のRちゃんが涙目のまま玄関に立っています、「さっきまで泣いてた・・」と。

遊ぶ約束をしていた友達にすっぽかされたようです。

雨の中ずっと待っていたけどその子は現れなかったとのこと。

「みんないるよ、どうぞ。いっしょにおやつ食べよう」。

 

初めはしょんぼりしていましたが、みんなと食べているうちにいつもの顔になってきました。

 

「バァバのおやつ食べてると悲しい気持ち治ってくるよ。・・まだ悲しいの残ってるけど・・。」

 

「じゃあもっと食べてごらん? だんだん悲しいの減ってじき治っちゃうから。」

 

おにぎりの次はお好み焼き。

Rちゃんの好物です。

2個ほど食べたらもう忘れてしまったようでみんなとニコニコ遊び始めました。

 

涙はすっかり蒸発してしまったらしいです。

 

そうか、あり合わせでも、おやつには悲しい気持ちを治す力があるんだ、嬉しいこと☆。

 

 

(カレー千兵衛のコメント) 

 

まるで絵本を読んだ時のように心がぽかぽかします。

 

 

美智子さまにも、この投稿を、読んでもらいたいくらいです o(^o^)o

 

 

 

 

「保守」という言葉があるけど

 

本当に守りたいものって、

 

観念的な事ではなく、

 

具体的な風景なんですよね。

 

 


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コメント: 1
  • #1

    真っ暗くん (火曜日, 24 6月 2025 08:53)

    楽しく読ませていただきました。食文化に限らず、文化、伝統はおやつに見られるように人に対する思いやりが発端となって形を変えながらも定着していくのだなと実感しました。
    大切な心が文章に込められています。その一方でこの「真心」ともいえる心が置き去りにされて型式ばかりの「伝統」「文化」が名を連ねるようになると、それは文明の後退、国家の衰退や崩壊にも直結してしまう事は長い歴史が証明していたりしますね。
    私は幸いにもまだ、このおやつに見られる思いやりを味わえた幸福な世代だったと後になって思わないように、考えていきたいと思います。
    つい最近まで周囲でも「個食」が問題となっていましたが、近年はあまり聞かなくなりました。これは食事が元も形に戻って問題が解決したのではなく、家庭での台所の使用頻度が低下した反面、食事をケータリングで全て済ますようになってきたからだとの事です。つまり、
    「手作り」
    「ひと手間」
    が減少してきているという事です。これは各家庭個人の問題ではなく、社会全体における仕組みの問題とも言えますので「メシの友」を発端に掘り下げていきたいと思います。この日常を意識してないと行きつく先がまさにディストピアというオチになりかねんので、怖がらず、冷静に対応していければと存じます。
    最期に私の「おやつ」に関する裏話を。
    実は大人が揃って集まり、酒盛りが始まると大人でしか食べられない豪勢な食事がふるまわれるんですが、飲む事や話すことに夢中になる大人が一定数いて御馳走は結構残りがちになる時があります(おせちなんかがその好例)。子供は良い子にしてるとこの余った御馳走が翌日のおやつやおかずに変身したりして、これで少しずつ舌が大人の舌へと変わっていったりしました。余らなくても上機嫌になった大人は結構、自分達の御馳走を回してもくれてましたが。
    「これが通の食べ方だ!」
    と言って得意げにクセのあるものを食べて見せて、それを子供が真似ては笑い話のネタになってたりなど。
    さて、長くなりましたのでこの辺で。