「夫婦の絆」第14話の感想

 

投稿者:まいこさん

  

人間の欲動をけざやかに見せつけてくださった第14話。

 

 

第13話のラストで、絶体絶命の危機に陥った一郎がどうなるのかしら、いったいどんな風に描かれるのかしらと思っていましたら、想像をはるかに超える阿鼻叫喚の場面が展開、馬壁のいう「正直で軽い」一郎の突き抜けた過去の蛮行が明るみに出されました。

 

 

見られることに目覚めた男が、芸術という免罪符を手にしたときにできるありとあらゆる暴挙が繰り出され、読む者もその場にいるような臨場感に引きずり込まれてしまう。

 

 

それにしても、このトンデモナイ奴の一挙手一投足が、物凄いエンタメになっているのは、一体どういう魔術を先生は使われたのでしょう?

 

 

お腹がいたくなるほど爆笑しながら、これが性を転換して行われていたなら、相当に陰惨になっていたはずの場面を愉しんでしまった、仄暗い罪の意識も、エンタメという文化に仮託してならば味わえるのですね。

 

 

5年前のやらかしによって、馬壁の担当に成り立てのときに、沙耶と蜜子に出会ったという経緯も、とても納得できました。

 

漫珠スタジオの女性陣を総なめにした一郎の欲動が、沙耶に向かい、3人同棲にいたるのは、必然だったのでしょう。

 

 

沙耶のパワーが蜜子と同じく一郎にも使われるのは、亡霊となってでも2人を守る、母性のようにも見えるのですが、一郎の退行現象のようなリハビリとして、せっかく蜜子にもたらされた愉悦を断ち切る野暮をするのは、その母性が相当に支配欲に傾いているということなのでしょうか。

 

 

先生の渾身の筆致に魅了される「夫婦の絆」、次回の展開も楽しみにしております。

 

 

 

【「夫婦の絆」感想】

 

「夫婦の絆」第13話の感想(2024.4.24)

 

「夫婦の絆」第12話の感想(2024.3.12)

 

「夫婦の絆」第11話の感想(2024.2.13)

 

「夫婦の絆」第10話の感想(2024.1.16)

 

「夫婦の絆」第9話の感想(2023.12.29)

 

「夫婦の絆」第8話の感想(2023.11.23)

 

「夫婦の絆」第7話の感想(2023.10.12)

 

「夫婦の絆」第6話の感想(2023.09.25)

 

『夫婦の絆』第3話・第4話・第5話 感想(2023.08.15)

 

≪夫婦の絆 第3話&愛子天皇論 第18話の感想≫  卑怯と復讐(2023.06.25)

 

夫婦の絆、1話目、2話目の感想(2023.05.25)

 

夫婦の絆、第2話の感想(2023.05.24)

 

FLASH新連載『夫婦の絆』が面白かった!(2023.04.26)


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コメント: 8
  • #8

    リカオン (金曜日, 17 5月 2024 06:35)

    あまりにも仰天展開でしたので、呆気にとられておりましたが、だんだん冷静になって来ました。

    曼珠も沙耶もフェミニストのルサンチマンの権化。
    一郎は極端ですが、小林先生の分身。
    このはちゃめちゃな乱痴気はキャンセルカルチャーやイチャイチャを憎む沙耶はルサンチマンの怨念を表しているのだと思いました。

    解決の希望は蜜子に託され、傷ついた男性(かなり甘えた男性ですが‥)を救うのは優しさと強さを兼ね備えた女性の愛という物語に見えて来ました。

    虐げられるのも女性、救うのも女性となるともう少し男性にも頑張って欲しいものですが蜜子はまだ一郎の愛を得ていないからそれも課題になるのか‥。

    蜜子と一郎が真実の愛に辿り着く事をワクワクして待ちます。蜜子が美人でない事が嬉しいです。美人でなくとも幸せが掴めるというメッセージと受け取りました。(むしろ美人でない方が愛を掴めるのか?)

    次回を楽しみにしております。

  • #7

    枯れ尾花 (木曜日, 16 5月 2024 21:40)

    密子→蜜子でした。

  • #6

    枯れ尾花 (木曜日, 16 5月 2024 21:34)

    第14話も楽しませて頂きました♪
    一郎の愚行、一男性の心情として分からんではありません(トホホ)。

    自分の欲望に正直な一郎と人生は欲望を貫く覚悟だと言ってのけた密子、片や男たちのなぐさみものとして人生を台無しにされた沙耶、彼女はそれでも自身の生きた証として2人を守り続けると宣言していたのだが、やはりそれは不自然で不正直なことだったのでしょうか。自分に正直に生きてきた二人の間に本当の愛情が芽生えようとした時、二人に対する激しい嫉妬の感情が湧き起こってきたように思いました。さあ、そしてこれから二人は現実と超現実の双方から向かってくる者たちに対峙しなくてはならなくなるのでしょうか。いよいよ二人の夫婦の絆、愛が試されることになるのではないでしょうか?
    次回がさらに楽しみになりました。

  • #5

    ひとかけら (木曜日, 16 5月 2024 04:43)

    ヌードモデルをしている時の一郎は芸術は爆発だと言わんばかりのパワフルさが有りますね。当に宗教の教祖のように妙に説得力の有る意見で自分の欲望を満たしていく様子は痛快です。
    過去を失い連続性が無くなり頼りなくなった一郎は自分の歴史を失い管理されたペットのようになってしまいました。一郎と蜜子の夫婦の絆を守るために大粒の雹を降らせる沙耶は今まで自分がやられてきた恨みを晴らす楽しみを得ていると感じます。このまま管理され弱々しい一郎を蜜子と沙耶は望むのでしょうか。ノーズヒップ刑事の作戦なのか、以前の話で曼珠が大怪我をした一郎の病室に現れたのは記憶を呼び覚ますため?
    今後も期待します。

  • #4

    おおみや (水曜日, 15 5月 2024 19:37)

    冒頭からの一郎の行為、昔の自分と重なりました→(あら!周囲が全員着用している中で、非着用であるのみならず、周囲の人達が小さく固まろうとする中で…お破廉恥・厚顔無恥で挑発的な行為かつ一人舞台状態に持って行く!なんと懐かしい!そういえば敢えてその姿をじゃんじゃん晒しに出かけた日々もあったな・・・)
    それは、1~4年程前の「マスク&その時代とのお戯れ」の事です。

    新おぼっちゃまくん(第1巻)の茶魔セクハラ撃退エピソードも思い出して読んでおりました。
    一郎も茶魔も「天然」でありつつ「こども的」で破壊力が段違いで…あれには勝てません(←勝とうとするんじゃない!)。次元が違いすぎて…(←2次元じゃ!)。

    鼻栓刑事が浴びせられた雹…若い頃、草マラソン大会で走っていた時に「あられ(粒が小さめなので)」に降られて大変な目にあった時の事を思い出してました。ランナー全員逃げ場など無い山の中でしたからちょっとした阿鼻叫喚。

    それぞれが組んでも割れても何かが起きるとしか思えない魅力的な登場人物、次回6月11日も楽しみに待っております。



  • #3

    リカオン (水曜日, 15 5月 2024 12:47)

    沙耶との三角関係とは!
    神(小林先生)はどこまでもこの二人に試練を与えるのですか〜!
    一郎も蜜子も自分を守らねばならないのに。
    同情や寂しさから蜜子にアプローチするのではなく、真の愛から二人は愛を育まねばならないのでしょうか。

    真の愛を二人が勝ち得た時、沙耶は成仏するのでしょうか。

  • #2

    やん (水曜日, 15 5月 2024 09:24)

    ついに沙耶と蜜子が一郎をめぐっての三角関係に突入か?
    上手く棲み分けしていた蜜子と沙耶の関係に、ヒビが入り出した。
    沙耶が死んでまで蜜子に対して譲っていたのに、ここに来ての新展開に少し戸惑ってます。
    結末や如何に?

  • #1

    あしたのジョージ (水曜日, 15 5月 2024 06:22)

    一郎への恥辱プレイには笑うものと興奮するものの2種類いると思いました。
    私はどちらもでした。
    変態かもしれませんね。(⁠╯⁠︵⁠╰⁠,⁠)
    益々展開が楽しみになる一方です!