原武史と辻田真佐憲の醜悪対談「令和流の天皇像」

 

投稿者:トマトさん

  

先日、コロナワクチン関連、皇統問関連の記事がある事を期待してコンビニで毎日新聞を購入してみました。

 

毎日新聞 2024年5月10日(金)

オピニオン 論点 対談・「令和流」の天皇像

 上記記事より一部抜粋します。

 

 

「今の天皇と皇后はこうした経験が乏しい。」

 

「ただし、外国人が大勢暮らす地域は、ほぼ行っていません。(中略)外国人は目に入らなかったのでは。」

 

「『被災者を元気づけるキャラクター』が必要なだけならば、天皇でなくともよいわけですが。」

 

「戦後の昭和天皇は戦前の大元帥のイメージを引きずっていましたから、自衛隊とのつながりを慎重に避けました。それが平成では変わりました。たとえば、東日本大震災発生5日後にテレビで流した天皇のメッセージは自衛隊へのねぎらいの言葉がありました。」

 

「昭和天皇も多くの国民も『象徴とは何か』を真剣に考えないまま」

 

「『平成流』は象徴のハードルを上げすぎたとも言えます。」

 

「他方、今の天皇は新型コロナウイルス禍の際、国民へテレビでメッセージを出すかと私は思いましたが、出しませんでした。」

 

 

皇室関連に関心を持ち始めたのが2年ほど前なので、この対談をしているお二人の名前も今回初めて目にしたのですが、原武史さんの言葉を読んでいたら、なんて上から目線なんだろう!!と思ってしまいました。

 

あと、なんでもかんでも天皇陛下に求めすぎのように思いました。

 

そして、その割には日本から天皇がいなくなってしまっても構わないって思っている方なんだろうな・・・と感じてしまいました。

 

 

ところで、この記事の下の方に「ご意見、ご感想をお寄せください。〒100-8051 毎日新聞「オピニオン」係 opinion@mainichi.co.jp ]とあったので、皇室の方々に対して「やっていただいている」という感覚をお持ちの言論人、例えば、小林先生や高森先生を対談相手の一方として呼んでほしい旨を書いて送りました。

 

 

今回の対談内容は、原武史さんのあまりに上から目線の内容にかなり拒否感を感じてしまいましたが、議論のきっかけになる素材を提供してくれるだけでも毎日新聞は攻めてるな〜と思いました。

 

中日新聞で皇統問題について独自取材したような記事は目にした記憶がないので、よりそう思いました。

 

共同新聞社が配信した記事はそのまま載せている印象ですが。先日の世論調査の結果とか。

 

毎日新聞、頑張ってほしいです。

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント) 

 

 

はらわた煮えくりかえる!

 

こいつらはいったい何様だ!

 

今上陛下、上皇陛下、そして昭和天皇までも見下している!!!

 

 

天皇や皇室の方々に対して「やっていただいている」という感覚が無いというのは、こうも醜悪な臭気を放つわけだ。

 

 

行間からにじむ悪意にヘドが出る。

 

 


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コメント: 7
  • #7

    mantokun (水曜日, 15 5月 2024 23:18)

    トマトさん、カレーさん、記事のご紹介ありがとうございます。愛子さまサイトでもこちらの記事が紹介されていたのを拝見しましたが、ただただ呆れました。
    言葉遣いから何から浅薄かつ浅はかで、何様かと思うような上から目線の不愉快な対談記事ですね。天皇のことを「被災者を元気づけるキャラクター」なんて捉え方している人は若い世代の日本人にもいないのでは? というよりも、悪意がなければこんな表現は出てこないでしょう。まして元日に能登半島地震があったばかりで、両陛下のご来県に涙を浮かべて感激していた人たちの様子が報じられたばかりなのに、この人は一体何を言っているのかと目を疑いました。

    両氏がどういう位置付けの言論人とされているのか私はあまりよく分からないのですが(興味もない)、多少皇室制度に詳しいだけで、一般人はおろか天皇陛下にまでマウントをとった気になっているだけのこんな人たちより、天皇制反対の立場にいる青木理氏の方が、はるかに天皇という存在に対して深く思索しており、国民の皇室に対する思いを汲み取っていると思います。毎日新聞はどういうつもりで、こんなしょうもない記事を掲載したのでしょうね。

  • #6

    千本通り (火曜日, 14 5月 2024 11:24)

    辻田真佐憲さんは『「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書) 』の著者として存じてます。この本の中で「女子天皇、女系天皇」を排したのは「万世一系」に猛烈にこだわった井上毅独自の説を踏襲しているにすぎないと書かれていて、男系男子固執派とは違います。

    原武史氏は元々日経新聞社会部の記者で、たまたま87〜88年の1年間宮内庁詰めを経験し、昭和天皇崩御報道に立ち会ったということから皇室に興味を持ち出して本を書きだした人ですから、皇室は取材対象でしかない。

    しかし彼の意見をばっさり斬ってしまうのもどうかと思うのは、別の対談で
    「いや、色んな議論が出てくるというのは問題ではなく、一番問題なのは、もはや天皇というものに何の関心も持たない層が多数派になっていることでしょうね。今の学生なんて、もはや皇居がどこにあるかも知らないしね。前期の試験で思わずぶったまげたというか、笑っちゃったのが、天皇陛下っていう漢字が書けない。天皇「階下」になってる(当時原氏は明治学院大学教授)」、また「天皇の権威が薄れて行くなかで、皇后の存在感が増して、皇后の慈愛に満ちた精神がそのまま皇室のイメージになった」という指摘も考えさせられた。

    とにかく皇室に興味をもってもらう活動には貢献しているでしょう。

  • #5

    新米派 (火曜日, 14 5月 2024 06:48)

    ⇒ ≪コロナ禍で国民向けメッセージを出すと思ったが。(原)≫は、結果的に見ればあの震災よりも国民への影響が大きかったことに鑑みれば留意するべき観点だとは思います。とは言え、結果論で振り返ってみたとしても、いつの時点でどんなお言葉を発するべきだったと言うのでしょうか。
    初期は感染状況の予測が困難でありつつも、安倍内閣は全国休校や緊急事態宣言に踏み切りました。その後はコロナ大したことない派/ある派や親ワク/反ワクで国民が分断されました。自らの陣営に沿ったお言葉だけを期待する尊皇派もいたのでしょうが、統合の象徴としては短期予測すら極めて困難だった中で「コロナやワクチンなどで様々な思いを抱くでしょうがお互いに心を合わせてがんばりましょう」的な漠然としたことしか仰れないと思われます。
    大震災時は(原発の是非には触れずとも)充分に内容のあるお言葉を発し得る状況でしたが、コロナ禍でのお言葉は中々難しかったのだろうと拝察します。

    ≪たとえ女系天皇を認めても出産しない自由はない。(原)≫は、根本的な指摘だと自分は考えます。男系派の反論にある「(男系の困難さを指摘するがそれを言えばそもそも)世襲自体が困難だろう」と着眼点は通底しています。
    男子の出産は、男子又は女子の出産に比べて精神的重圧が強いでしょう。けれども男子又は女子の出産とそれが至上問題でない状態とを比べた精神的重圧の落差は、前記の例以上です。
    男系派的な口ぶりで「男子でなくても良いように改めて差し上げたのに、世継ぎを儲けること自体が困難と言うなら嫁入り(又は婿入り)する資格がない」と言う双系派は少ないでしょう。その一方で旧宮家系男子の皇籍取得を却下する論拠として、「聖域でない俗世で生まれ育った民を婚姻以外で皇室に迎え入れるのは、君臣の別を弁えぬ所業」と言われ続けてきたのも事実です。
    国全体が深刻な少子化の中で、次世代の皇族でも男子又は女子が生まれなかった(そもそも婚姻相手がいない場合も含む)はどうするべきでしょうか。制度の根幹である世襲ができない以上は天皇制の終焉で已む無しとするか、やっぱり養子縁組を認める方向に転換するか、不妊を理由とした皇族の離婚を制度化するか――最後者は論外としても、静謐な環境が整うまで先送りしたい難問ですので、「そういう仮定自体が皇統断絶に繋がるものだ」という回答で通るのならそうしたいところです。
    元より自分としては、男系か双系や、実子か養子なども含めて皇族方がお決めになったものなら心から従いますが、多くの大衆は必ずしもそうは思わないのかも知れません。

  • #4

    新米派 (火曜日, 14 5月 2024 06:47)

    ≪懇談会を蓄積してきた上皇陛下のような実績が乏しい。(原)≫は、根拠があるのでしょうか。昭和期を知らないので、皇室に詳しいらしい原武史さんの比較論を虚偽と断じるつもりはありません。しかし皇太子ご一家が中傷を受けていた平成中期にあって、当時の(雅子妃殿下のご欠席を批判する流れで)皇太子殿下徳仁様が各地に行啓され、国民と触れ合う報道は多かったと記憶しています。

    ≪戦没者追悼式で、「反省」という表現を(安倍元総理と入れ替わるように)上皇陛下が仰り始めた。(辻田)≫は初めて知りました。歴史問題について上皇陛下が安倍元総理を疑問視していたという辻田真佐憲さんの推量には一理あるのでしょう。それでも個人的には、国内外への度重なる政治的妥協も含めて、安倍元総理の歴史認識に関する表現・政策をやや肯定的に評価したいところです。

    ≪外国人やLGBT等の包摂も。(原)≫は、一応ごもっともですが、上皇陛下・天皇陛下が障害者スポーツの振興に尽力されたことを知らんのかあなた方はと言いたくなります。忘れられがちだけれども大切な課題に取り組み続けていても、「この問題を取り上げて」「あの事件を忘れないで」と、たまたまお前が今気になっただけだろという事案を表現者や管理者に注文する人は絶えません。課題提起自体は貴重な助言ですが、元よりできる限り行動していたことへの敬意が感じられないと素直に受け止め難いものです。

    ≪皇室への関心はゴシップ中心で、根本的な天皇論への反応は鈍い。被災地への元気づけなら別に天皇でなくとも。(辻田)≫は、まず被災地に寄り添えるキャラを例示して下さい。政治家でしょうか、芸能人でしょうか。直前まで統合だの包摂だの平成流だの議論されていた割には、「皇室が」「被災地に」寄り添うことの重要性を唐突に忘れてしまったようです。一方で皇室への思いが情ばかりで理に欠けるという指摘は共感できます。

    ≪総合的な戦没者追悼施設の新設を。(辻田)≫は理解できなくもありませんが、それは国家として明確に自衛軍を前提とした発想です。まずはお仲間内で9条問題への態度をまとめてからお話いただきたいところです。いわゆる戦犯A類の合祀に対して昭和天皇が忌避感を示し、またそうした情況全般にも鑑み上皇陛下と天皇陛下がご親拝されていないことは残念です。各類型の「戦犯」合祀は妥当で、分祀(したかのように)するべきでないと認識している自分としては天皇親拝を願っていますが、いずれにしても陛下のご判断を受け止めるしかありません。

    ≪昭和天皇も国民も「象徴」を考えなかったまま。(原)≫は聞き捨てなりません。ご自身が考えた象徴のみが「真剣に考えられた象徴像」と決め付けるこのような人間が、象徴を体現するべき国家元首でなくて本当に幸いでした。

    この他、コロナ禍と世襲について追記させていただきます。 ⇒

  • #3

    タロー.G (火曜日, 14 5月 2024 06:17)

    まさに「国民主権病」「民主主義の病」ですね。よしりん先生が子供の時「天皇より我々の方が偉いんだな」と思ったエピソードがありますが、それが大人になっても引きずって醜悪を晒しているのがこの人達という事ですね。

  • #2

    sparky (火曜日, 14 5月 2024 01:59)

    「『被災者を元気づけるキャラクター』が必要なだけならば、天皇でなくともよいわけですが。」
    被災者をはじめとした「国の施策が行き届いていない人々」に寄り添う事が、権力側に何らかの気付きを与える可能性もあるでしょう。それは他のキャラクターで置き換え得るものではないと思います。

  • #1

    パワーホール (月曜日, 13 5月 2024 22:33)

    以前原武史については、「天皇論」で小林先生が批判をしていました。私も原の陛下に対する悪意ある発言には怒りを感じています。