浜岡原発、想定される津波の高さ 最大25.2mに引き上げ

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

 

 

現在、廃炉に向けて調整中の浜岡原子力発電所の1号機と2号機。

それでも2042年が目途になる様です。

 

 

私が今回投稿しようと思ったのは、浜岡原子力発電所の3号機と4号機は再稼働に向けて調整してると言うのです。

 

浜岡原発 想定される津波の高さ 最大25.2mに引き上げへ | NHK | 各地の原発

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390611000.html

 

 

 

NHKの記事によると、

『浜岡原発は、現在、3号機と4号機の再稼働の前提となる原子力規制委員会による審査が行われていて、中部電力はおととし、最大の津波の高さを22.7メートルと想定し、規制委員会に示していました。

 

これについて、中部電力が、より厳しい条件で解析した結果、南海トラフの巨大地震による津波と、海底での地滑りによる津波が敷地の前面で重なり合った場合、津波の高さが最大で25.2メートルに達するという評価結果をまとめたことがわかりました』

 

え?これはつまり、津波が22mのが来る可能性を考えていたのですか?

再評価したら津波は最大25.2mまで高くなる可能性があって、現在の防波堤は3m足らない?

 

ちょっとおかしく無いですか?

仮に津波の高さが最大で22mだとしても、そんなデカい津波はリスクでしか無いではありませんか?

 

ついこの前、能登半島の珠洲市は津波で甚大な被害を出したばかりですし、東日本大震災の津波はギネスブックに載る位に世界最大の防波堤があったのに、津波には"粉砕"されました。

 

また、今でもその震災で破損した福島第一原子力発電所の放射能汚染は未解決で、汚染水処理など深刻な問題が未だに山積しています。

 

地震大国の日本で、原子力発電所の再稼働は本当に望ましいのか…20mを超える津波に怯えながらの再稼働。

 

私は再稼働は止めて欲しいと思いました。 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

つくづく『原発とは設計主義の結晶』だと思いました。

 

自然に対して「畏怖」ではなく

リスクとして「数値化」する。

 

まさに設計主義です。

 

図らずも和ナビィさんがタッチ&ゴー宣にて

「自分達の意志で未来を作っていける、知ることができる、計画立てられる」「理論からすればこうなるはずだ」と当たり前に口にする人に警戒します。そうならない場合、突発の事故、計算外の事態が巻き起こる、なんていくらでもあり得る、現にあるからです。

と述べられていましたが、共感しました。

 

 

原発推進論者と男系固執論者の共通点は「畏怖無き、設計主義者」と言ったところですね。

 

日本人が長く大切にしてきた伝統的感覚とは違います。

 


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コメント: 9
  • #9

    英二 (火曜日, 19 3月 2024 23:11)

    確かに地震大国で原発は危険だと思います。
    しかし、最近の電気料の値上がりは何があったの!?って感じです。例年より空調暖房使ってないのに気づいたら倍近くなってる!
    年金生活になったら払えるのだろうか?

  • #8

    へたれダイバー (火曜日, 19 3月 2024 22:43)

    浜岡原発稼働しないとリニアを走らせられないんじゃないのかな。リニアは鉄車輪の鉄道の数倍の消費電力のようです。静岡県知事は大井川水系の問題でリニアを止めていますが、浜岡原発とリニアはセットで止めるべき、と私は思います。

  • #7

    千本通り (火曜日, 19 3月 2024 10:39)

    >斎藤健経済産業相が、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働への同意を新潟県の花角英世知事に要請したことが19日、分かった。

    少なくとも岸田政権では原発再稼働路線を変えることはできず、たぶん自民党政権である限り変わらないのでは? 野党に投票するしかない。

  • #6

    牛乳寒天 (火曜日, 19 3月 2024 09:59)

    危機を考えなければいけないのに、危機の設定を変えてしまうだなんて。こんな危機感なく他人事で大事を決めてしまえるだなんて、平和ボケにも程がある。私も益々原発反対です。

  • #5

    ねこ派 (火曜日, 19 3月 2024 09:41)

    カレーせんべいさんのコメントに、同感です。

    ー原発推進論者と男系固執論者の共通点は「畏怖無き、設計主義者」と言ったところですね。

    そこに、コロナワクチン接種を推進していた医者、専門家、製薬会社を加えたい。
    また、医学の進歩によってがんは治るようになる、と思っている医者、専門家、製薬会社も。
    彼らもまた、「畏怖無き、設計主義者」と言って差し支え無かろう。
    彼らは、熱心な勉強家で、日々、研究に励んでいたりする。
    試験秀才・学歴秀才が多いだろうな。
    彼らは、勉強すれば、出来る、と思い込んでしまっている。それは、ああなれば、こうなる、というふうで。
    けれど、自然相手では、人体相手では、そうはいかないのですがね。

  • #4

    おおみや (火曜日, 19 3月 2024 09:15)

    過去に珠洲市で計画されていた関西電力の原発立地計画時には賛否激しい対立で親戚同士でもしこりが残る状態が長く続いたとのこと。一方、私が通っていた口能登の学校では(ある日、何の予告も無く突然に映画上映会が開かれ、内容は「地区からよく見える送電線の建設に携わる方々のプロジェクトXの様な記録映画」)という事がありました。まだ出来ていなかった志賀原発へと通じる送電線ですが、映画の内容は原発には一言も触れず。子供ながら(なんで、突然?これは何かがある…変だ)と思ったものでした。今思えばそれは地ならしの一環だったのでしょう。判らぬ事ながら、先生方はどんな過程を踏んでそれを了承し開催されたのか?にも考えさせられたものでした。裏山に登り山の反対側にはその送電線が不思議な方向に延びて遠い沿岸で途切れていました。大人になり埼玉暮らしが長くなってきたある日、外部電源としても使用されるその送電線がその市内で「地滑りで倒壊」のニュースに(なんじゃそれは!)。その後に別系統が増設、しかしその後も臨海事故隠し・運転差し止め地裁判決・今回の水位データ公表遅れやらでその体質をも疑わざるを得ません。
    2011年3月、さいたまスーパーアリーナに避難してきた双葉町のおじさんは大変な怒りと今後の不安を持っておられました。小さな存在の私ですが「今後の行き先すら決まらないうちにここ(スーパーアリーナ)を追い出される様ならうちの市民も黙ってませんよ。」と伝えました。現在でも何百人という双葉町の人が加須市を中心に生活、一方で(法律を盾にした状態により、原発の近くでは無い都会暮らし)にも申し訳無さを持っております。(火力発電所は多い)東京湾で造れないものを柏崎・東海・福島で造る正当性?は法律の盾だけで良いのか、いわゆる近隣自治体生まれの者としてずっと内にあります。

  • #3

    大阪の一会社員 (火曜日, 19 3月 2024 07:51)

    「畏怖なき設計主義者」で居続けられる、思い上がり続けられる一因に、
    大衆の愚かさがあるでしょうね。
    「検証しない権威主義」…
    小林よしのり先生に対しては、
    「漫画家のくせに」「医師免許を取ってから言え」等と言われましたし
    レオザフットボール氏対しては、
    「元芸人のくせに」「指導者ライセンスを取ってから言え」…
    バカ大衆のツッコミは、いつも同じ。
    「あなたの考え方は、ここがおかしいぞ」といった類の反論は皆無。

  • #2

    パワーホール (月曜日, 18 3月 2024 23:15)

    安全面からして廃炉にするのが最も安全でコストのかからない方法だと思います。
    「畏怖無き、設計主義者」ーこの言葉は感染症専門家やWHOにも当てはまると思います。

  • #1

    平井 智也 (月曜日, 18 3月 2024 23:07)

    グッビオのオオカミさん•和ナビィさんのお話し、そしてカレーせんべいさんの名言「畏怖無き、設計主義者」、端から端まで全く同感です!