ギリシャが同性婚を認める

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

 

ギリシャ、同性婚認める 正教国家で初めて

https://news.yahoo.co.jp/articles/54eb8654ff41d7155a5b807d1d9b96d9d69a2ab7

 

 

正教会の影響力が強いギリシャで2月15日、初めて同性婚が認められました。

 

正教会は東ローマ帝国時代にルーツを持つ伝統的なキリスト教の一派。

 

ギリシャは"正教会"の信者が人口の9割を占めます。

 

ギリシャでは2015年以降は、同性カップルへの相続や社会保障は認められて来ましたが、同性での"結婚"となるとギリシア正教会が強硬に反対して来ました。

 

多分、伝統的なキリスト教の婚姻は"洗礼"などと同じ様に司祭の祝福を要するのでそれだけ"重い"のだと思います。

 

ただ、倫理観などは目的が同じでも、時代によって新たな科学的根拠の発見があれば必要に応じ、変更や調整を加えざるを得ないのは言うまでもありません。

 

ギリシャの議会では与党の一部議員が法案に反対や棄権票を投じましたが左派野党が賛成に回り可決された様です。

 

時代は徐々に動いているのですね。

 

日本もまた性差別を見直す時期に来たのかも知れません。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

「同性婚を認めない」と、教皇だって、強硬には言えない、今日この頃です。

 

進歩主義の全てが悪いわけじゃない。

 

保守思想に反するかもしれませんが、日本でも『「同性婚を認めない」を辞める』時期が来た、と、個人的には感じています。

 

そもそも社会が「同性愛は認めて、同性婚を認めない」のはなぜだ?

 

それは「結婚という制度」が子作りを前提にしているからだろうか?


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コメント: 9
  • #9

    トミキョウ (水曜日, 06 3月 2024 18:37)

    同性愛の権利獲得、同性婚の権利獲得、それはそれでよいと思います。
    ただし、次は同性婚の間で新たに子供を持つ権利を要求しそうな気がしますね。
    成人を養子縁組するのであればその養子の意思が尊重されると思いますが、卵子あるいは精子の提供もしくは幼児期の養子縁組なども権利として主張してきたら反対ですね。
    自然の摂理として同性愛者が発生するのは生物学的にも認められると思いますが、子作りは不可能なのですから自然の摂理に反するような子供を持つ権利まで要求したらOUTだと思います。
    飛躍しすぎかもしれませんが、動物と人間の結婚の権利とかAIとの結婚の権利とか色々出てきそうな気がします。

  • #8

    叶丸 (火曜日, 05 3月 2024 01:10)

    同性婚には賛成ですが、同性間の子作りには倫理的な問題があると思います。
    特に男性同士の場合、第三者に卵子の提供や出産を求める必要があり、相当な不自然です。
    以下の記事によると将来は男性同士でも子供が作れると言う事ですが、その場合も女性が代理出産する事は避けられないでしょう。
    雄マウスの細胞から卵子を作るのに成功 初期段階の成果を阪大教授が発表
    https://www.bbc.com/japanese/64897982
    女性同士の場合は片方が出産出来ますが、その場合も第三者の男性からの精子の提供が必要になります。

    いずれにしても、そこまでして自分の子供にこだわるのはどうなのでしょうか?
    それよりもよしりん辻説法の第3巻(?)の描き下ろしにもあったように、養子の方が余程意義があると思います。

  • #7

    sparky (月曜日, 04 3月 2024 21:38)

    同性愛は認められても同性婚が認められないのは、憲法24条にある「両性の合意」、というよりもこれを変える事に政治家が手を付けようとしないせいですね。十八番の解釈改憲で現状に合わせるのではなく、例えば「両 者 の合意」に修正するという正攻法の努力をするべきだと思います。

  • #6

    ひとかけら (月曜日, 04 3月 2024 08:23)

    憲法24条で結婚は両性の合意のみに基づいてされると書いてますよね。同性愛を認めているにも関わらず同性婚を認めないのは憲法違反です。
    しかし現実に結婚は両性の合意のみに基づいて行われるわけではないのが分かります。
    同性同士が結婚するなんてトンデモないとか社会的な偏見や差別心とか両人同士の意思より周りの状況が上回って結婚できなくなるパターンもありますね。そのような差別心とか結婚は両性の合意のみでは無くなるという現実は是正されなくてはいけないと思います。

  • #5

    さらうどん (月曜日, 04 3月 2024 00:25)

    欧米の風潮に全乗りしてしまうことには危険性を覚えるので慎重でありたいですが、
    日本はそもそも独自の文化として同性愛や少年愛には寛容な文化がありました。
    因習を廃し、伝統(魂=エートス)を受け継いでいくことは、保守の正しい姿勢でもあるし、
    文化を守る上でも重要なことだと思います。
    悪しき因習は廃せねばなりませんが、世は清いものだけで成り立つわけではなく、
    清濁併せのむのが正しい在り方。
    同性愛だったり、自分の身体と精神の「性」が一致しない人は、先天的にしろ、後天的にしろ、
    「宿命」としてあるものだと思います。
    自分の努力じゃどうにもならないことを矯正で変えようというのは理不尽の極みだと思います。
    そういう宿命を背負ってしまった人にも寛容な社会であろうという姿勢は大事ですよね。

  • #4

    新米派 (日曜日, 03 3月 2024 23:52)

    戦後日本における家族制度の法的な位置付けは、一方では伝統的な家族の無意味化(家長の廃止、非嫡出子の相続権など)が、他方では新興的な家族の有意味化(事実婚パートナーの社会保険扶養、みなし寡婦の控除適用など)が、進められてきたものと言えます。

    こうした社会面における法的な変化とは別に文化面における個人意識の変化も観察されるところです。例えば近年はパートナーがいるとしても、婚姻届けを役所に提出しお上に認められるという手続きを踏まなくとも別に構わないという人達が増えています。
    その反対に、従来制度にない同性婚を法律上認めてほしいという意見も増えています。彼らが求めているのは「配偶者控除や親権に関して従来の異性婚並みに」だけではないはずです。同性であってもパートナーにして良いとお上に(あるいは社会に)認められたいという意識もあるのではないでしょうか。
    国家の保護を受けてこなかった同性婚カップルが保護を求める一方で、異性婚カップルが保護を求めないのは皮肉にも感じます。

    極端な個人主義/脱国家主義としては、そもそも国家権力が個人の価値観に踏み込むべきでなく、したがって家族制度自体を法律上に位置付けるべきではないという発想もあり得るでしょう。この場合、異性婚も同性婚も勝手に名乗れば良いし、また控除や相続に関してはどの形態であっても平等に特典はありません。
    同性婚を主張するのはリベラル派が多いと思われますが、その大部分は上述のように≪異性婚と同性婚を同等にする≫というより≪異性婚が国家/社会に認められているのと同様に同性婚も認められるべき≫という考えでしょう。
    社会的な要請をどのように法律に反映させるかについては、近年のLGBTなど新たな認識・知見も加味するべきである一方、その国家の歴史・慣習も鑑みられるべきでもあります。
    個人的には同性婚でも多重婚でも法制化すればよいと思っていますが、保守派にせよリベラル派にせよ、「家族とは何か、それを国家がどこまで関わるべきか」など根本に立ち返った議論が求められているのだと感じます。

  • #3

    グッビオのオオカミ (日曜日, 03 3月 2024 21:14)

    同性か異性かと言うよりも、カップルは私的な交際で、結婚は公的なもので責任と権利が発生する…という事ですかね。
    事実婚が多い国や、婚前交渉や離婚は忌避されても不倫は多い国もあると言いますから「結婚観」自体が国ごとでかなり違っていそうです。

  • #2

    グッビオのオオカミ (日曜日, 03 3月 2024 19:47)

    だから、日本の場合は社会通念と法的責任の話でしょう。
    ギリシャの正教会の場合は正教会のキリスト教の結婚の概念の"重さ"が慎重にさせるのでしょうね。

  • #1

    グッビオのオオカミ (日曜日, 03 3月 2024 19:10)

    日本の場合は同性愛を認めて、同性婚を認めないというのは法的な効力と、家父長制の名残らなどもあると思います。

    カトリック教会と正教会の"婚姻"について簡単に説明します。これは聖書に無い事だとプロテスタントから叱られそうですが、ローマ帝国で公認された初代教会のコンセプトでもあるのでコメントしておきます。

    サクラメントというものがあるのです。
    カトリック教会では「秘跡」
    正教会では「機密」と言います。


    サクラメント - Wikipedia
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

    以下は正教会の"機密"について説明します。

    機密は7つあり、洗礼、傅膏、聖体、痛悔、神品、婚配、聖傅です。

    詳しくはこちらをどうぞ。
    機密 (正教会) - Wikipedia
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%AF%86_(%E6%AD%A3%E6%95%99%E4%BC%9A)

    洗礼は入門で有名ですね。 
    ちなみに神品は一般信徒が司祭になる際に受ける祝福です。

    婚配というのは、男女二人の婚姻を司祭により祝福され神の前に正式に夫婦となります。それは洗礼や神品と同様に「機密(サクラメント)」として扱われます。

    サクラメントには聖霊が宿り、聖霊の加護の下、聖霊とともに生きる事を意味します。

    婚配のサクラメントは神そのものが関わると考えるので、私的なカップルとは宗教上の「重さ」が違うので、司祭達は同性婚に「機密」で祝福する事には慎重であったり反対してたりしたのです。…これで説明になっているかな?

    とは言え、カトリック教会も同性婚への祝福を認め始めたのはやはりLGBTQには医学的根拠があると分かり始めたからです。
    それまでは私的な同性カップルはともかく、同性への司祭の祝福は認めて来ませんでした。
    まだ昔堅気の頑固な司祭は同性婚を認めないと言う人もいますが、教皇が示した公式見解は「認める」です。
    正教会もギリシャが認めた後、他の国の正教会はどうするか注目ですね。
    特にプーチン大統領の息がかかったロシア正教会は宗教上だけでは無く、政治的な影響力の上でも"西側の価値観だ"と頑なに拒むでしょう。