≪国辱≫NHK「チコちゃんに叱られる!」で、学校給食はアメリカの善意だと?

 

投稿者:オニシズクモさん

 

少し前の話題になりますが、1/5放送の「チコちゃんに叱られる!」で「給食で牛乳を飲むのはなぜ?」というテーマが扱われました。

https://www.nhk.jp/p/chicochan/ts/R12Z9955V3/plus/

 

 

(覚えている範囲で要約)

 

・学校給食はアメリカ大統領だったフーバーが日本の子供の栄養失調を心配して発案した

 

・敗戦当時の日本人の食生活は「米食中心で動物性タンパク質の摂取が非常に少ない」という問題を抱えており、食糧難も相まって早急に子供にタンパク質を摂らせる方法が模索された

 

・アメリカでは家畜用の脱脂粉乳が大量に余っていたため、日本政府に安く買わせて学校給食で提供させる方針になった

 

・日本の官僚からは「大人への配給すら行き渡っていないのになぜ子供にだけ食べさせるのか」「ただでさえ多忙な教師に給食の指導までやらせる気か」「予算がない」といった反対意見が相次いだ

 

・こういった反発に対し、GHQで給食改革を担当していたクロフォード・F・サムスは「おかしいだろ!日本人!」とブチ切れた

 

・最終的に「子供は宝」を信条とするフーバーの希望が叶って学校給食がスタートし、日本の酪農産業の復活に合わせて脱脂粉乳が牛乳に切り替わって今に至る

 

 

脱脂粉乳と言えば幼少期の小林先生のトラウマで、不味すぎて飲めないのに昼休みまで居残りで飲まされたエピソードがゴー宣にも登場していましたね。

 

「アメリカは日本の子供に家畜のエサを食わせたのだ!」という怒りに満ちた主張が心に残っています。

 

ただ、終戦後間もない状況で日本の子供全員に配ることができたタンパク質は脱脂粉乳しかなかったし、当時はそれで命を救われた子供も大勢いたのだな…と、放送を見て思いました。

 

しかし…それでも、番組全体の雰囲気としては「アメリカ様、日本をまともな国にしてくれてありがとう!」という自虐的な思想が透けて見えるように感じられました。

 

そもそも日本を焼け野原にしたのはどこの国だ?

「宝」であるはずの子供を含め大勢の日本人を原爆で虐殺したのはどこの誰だ?

 

当時は苦肉の策だったにしても、脱脂粉乳を飲まされた子供たちがどんな反応をしていたのかも報道すべきだったのでは?

 

…といった疑問が脳裏を過り、視聴後は喉に小骨が引っかかったような気分に。

 

どうでもいい雑学を知らないだけで「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と𠮟られるのがコンセプトの番組なので多少自虐的な脚本を書いた方がウケがいいのかもしれませんが、スタッフは間違いなくゴー宣を読んでいないんだろうな…と思わずにはいられない報道でした。

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)   

 

私はその番組を見ていないのですが、オニシズクモさんの要約を読んで、はらわたが煮えくり返る思いです!

 

ゴー宣ファンならば、瞬時に新ゴーマニズム宣言第12巻第165章「戦後生まれがアメリカに受けた屈辱」の場面を思い浮かべると思います。

(出典)新ゴーマニズム宣言第12巻第165章「戦後生まれがアメリカに受けた屈辱」より

 


この章を読めば分かる通り、当時の子供たちに出されていた脱脂粉乳は、アメリカの「余剰農産物」です。

 

家畜のエサにしかならなかったようなモノ。

 

それをアメリカは「日本を在庫品のはけ口にする」という態度で、露骨に「余剰農産物処理法」と呼んでいたそうです。

 

日本国民として、屈辱以外の何物でもない!!

 

 

しかし百歩ニ百歩譲って・・・、敗戦直後は、栄養として救いになった面もあったのでしょう。

 

だけど、敗戦後20年、昭和40年くらいまで日本の学校給食には脱脂粉乳が使われていたとのこと。

 

 

何が「子供は宝」だ!

 

占領国を家畜扱いしただけじゃねぇかよ!!

 

 

 

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コメント: 16
  • #16

    新米派 (土曜日, 13 1月 2024 07:25)

    脱脂粉乳を口にしたことが無い自分としては、ゴーマニズム宣言での描写から想像してみるしかありませんでした。意外と普通に飲めたという人も多かったようですが、偏食の強い自分だと、小林先生と同じかそれ以上に苦痛に感じるのかも知れません。

    脱脂粉乳のアメリカからの支援はほぼGHQ占領期と重なっており、更にユニセフからの支援は東京オリンピックの頃まで続いたようです。
    昨年公開された『ゴジラ-1.0』でも活写されたように、戦後は食糧事情が極めて厳しく、公の食糧配給ではまったく足りないために闇市を利用しなければ餓死してしまう時代でした。
    そのような時に、脱脂粉乳がアメリカで貴重品だったのか余剰物だったのか、主に人間向けなのか家畜向けなのかという観点は大した問題では無かったのでしょう。

    先日の能登半島地震に際し、被災状況での食糧事情等が改めて注目されたところですが、現代においても食料供給が一時的に途絶えてしまった場合には、仮に外国製のドッグフードでもありがたく食べることになると思います。

    ゴジラの撃退にせよ、震災対応にせよ、戦後の食糧難にせよ、結局のところその時どうすれば良かったのかという議論に行き着く訳ですが、ギブミー脱脂粉乳に関してはアメリカからのご厚意をありがたく頂戴する以外の選択肢は無かったのだろうと考えます。

    その一方でユニセフ支援も終わり高度経済成長によりある程度の食糧難も解消されていたにも拘わらず、その後もしばらくは学校給食での脱脂粉乳が続いていたことに、教育環境ひいては日本社会全体における度し難いほどの保守性を感じざるを得ません。子供たちを家畜としてみていたのはむしろ日本のほうだったのではとすら言いたくなります。

  • #15

    希蝶 (木曜日, 11 1月 2024 22:36)

    その番組、見ました!
    ものはいいようなのか、という感じでした…。

    家畜でも生きていれば、何とかなるとでも言いたいのでしょうか?
    韓信の叉くぐりのような気概があればよろしいのですけれども。

  • #14

    和ナビィ (木曜日, 11 1月 2024 20:18)

    小学校の4年生くらいまで、給食はこの脱脂粉乳付きでした。主食はコッペパン。ご飯は一度も無し。高学年~中学ではごくたまに「ソフト麺」という袋入りのパスタ状の麺が出ました。パンと同じ小麦粉を麺に加工したのだそうで、うどんやスパゲティとは食感が違いました。
     学校給食のパンを焼いている店の倉庫に「学校給食用」の袋が積まれていました。二番粉=外皮に近い部分の粉です。(芯に近い方が白く普通の小麦粉)

     脱脂粉乳のはドラム缶くらいの大きさの厚いボール紙の入れ物に粉末で入っていて、給食のおばさんがそれを大鍋で溶いてはあの「ミルク」にしていました。紙製のその容器は丈夫で、運動会の時の旗立てや竹箒立てとして、ミルクから生乳に変った後も長らく利用されていました。
     
     近所のお爺さんが「僕らのときから楽興給食が始まったんだ。最初はコッペパンとお汁だけだったね。それでも嬉しかったな、あの頃はみんな腹ペコだったもの。」と仰っていました。
     確かにミルクは不味かった;。自校給食は美味しかったので、ミルクは一番先に鼻つまんで味がわからないうちに一気飲みしてからおかずに取り掛かっていました。粉末ココアを混ぜて変化つけてある時もあったけれど不味さは同じ、でも残さず頂くのが当たり前と思って育って?!いました。
     道を行くパン屋のトラックには【日に一度パンを欠かさぬ母の愛】というキャッチフレーズ書かれていたのを覚えています。

     「ミルクと小麦粉」は給食を通して≪次の世代の日本人≫に色濃く刷り込まれその食性を変えました。物凄い巧みな戦略だった・・・もちろんご飯が好きですが、今も無性にパンを食べたくなります。

    (チコちゃん・・殆ど観ていません。あの声・喋り方・表情・態度、好きじゃないでーす。)

  • #13

    あしたのジョージ (木曜日, 11 1月 2024 06:40)

    私も多分その番組を見ていたと思います。
    気づかなかった。
    多分ボーっと見ていたと思います。
    私の世代は最初から給食では牛乳を飲んでいたと思いましたが、忘れてしまいました。
    百歩譲って栄養が足りてない時代だったから、最初の頃はやむを得ない事情だったかもしれませんが、いつまでも飲ませていたのはおかしいと思います。
    家畜の餌なんて馬鹿にしていると言うしかないです。

  • #12

    昭和43号 (木曜日, 11 1月 2024 03:12)

    洗い物をしていて横目でチラチラとしか見ていませんでしたが、放送では家畜のエサだったという事実をちゃんと説明していたのでしょうか。
    タンパク源の問題にしても、戦後まもなく漁業や水酸缶詰の製造が再開され、缶詰は駐留米軍に提供もされていたそうなので、脱脂粉乳をやむなく必要としたのは占領期間のごく一時期だけだったように思います。(当時の財政の問題などまだ不勉強です、中途半端でごめんなさい)
    NHKは、ワクチン死をコロナ死に見せかけて報道し、被害者遺族に謝罪したことを全然反省していないようですね。

  • #11

    パワーホール (水曜日, 10 1月 2024)

    家畜のえさを子供に与えるだなんて今のコロナワクチン接種と変わらないじゃないか。日本人を馬鹿にしている。

  • #10

    牛乳寒天 (水曜日, 10 1月 2024 17:26)

    チコちゃん人気に乗っかって、おかしな事言わせないでほしい。腹立たしい話をよく自虐ネタに変えて放送したものだ。これ見て、現代の子どもが鵜呑みにしていたら嫌だなぁ。

  • #9

    Tsuka (水曜日, 10 1月 2024 15:49)

    アメリカからすれば日本の占領政策(奴隷化)は驚くほど上手くいったのでしょうね。日本の欧米化やアメリカナイズはとっくに完了している、小林先生がとっくに喝破した通り。

    KUROうさぎさんが貼ってくれたリンクが現実。世界は常に戦争中みたいなもんですね、何が戦後や。国内にはキャンセルカルチャーやダンケー信者の馬鹿どもが偽善者よろしく日本の文化やアイデンティティを破壊しようと邁進し国外には経済戦争や侵略戦争という現実がある。
    アメリカにも腹立つがそれ以上に日本人に腹が立つ。

  • #8

    KUROうさぎ (水曜日, 10 1月 2024 11:58)

    学校給食の主食パン化もアメリカの戦略です。

    第二次大戦が終わり、大量に余った小麦の需要先として、日本の学校給食をねらったものです。

    日本の学校給食におけるパンの由来
    https://yurimell.com/ja/blogs/detail/9

    安い食料を大量に供給し、その国の農業、畜産、水産業をつぶし、
    海外からの食料に頼らざるを得ない体制にすることで属国化させる、ミサイルなどの武器と同じ効果があります。

    日本の食料自給率はカロリーベースで38%(令和4年)しかありません。

    日本の食料自給率(農林水産省)
    https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html

    海外からの圧力、グローバル化で減少の一方です。

    そのアメリカ、欧州の国々は、自国食料確保も含め、しっかりと助成制度を設け維持しています。

    聞いてびっくり! 各国は独自の助成制度で「農業保護」
    https://seikatsuclub.coop/news/detail.html?NTC=1000000384

    方や日本は、財政改革等で補助金をどんどん削り、自由貿易協定(TPP/FTA)で関税撤廃を進め、
    結果として海外から安い食料が大量に入って来る状況になっています。

  • #7

    千本通り (水曜日, 10 1月 2024 11:37)

    脱脂粉乳は小学校1年生のときだけ経験した(2年生で転校した学校では牛乳瓶の牛乳だった)が、そこは千葉県のド田舎だったので、うまいとお代わりしていたが子もいたし、洟(はな)を垂らした同級生もいた。昔は洟垂れ小僧は当たり前にいて、それは栄養状態が悪いのが原因とわかっている。脱脂粉乳がたとえ家畜のえさでも当時の子供が助かったのは事実だし、子供自身はそんなに苦痛には思っていなかったように思う。私もうまいとは思わなかったが普通に飲んでいたし、大半の同級生もそうだった。

    どっちかというと、給食のパン食が日本人の食生活に与えた影響の方が大で、当時からもうコメ余りと言われていたのにパン食は長く続いた。あれこそアメリカが小麦を日本に買わせようとした国策だったと思う。

  • #6

    リカオン (水曜日, 10 1月 2024 11:13)

    いや〜。私も見てましたよ。
    そして#4 オニシズクモさんと同様ガリガリの写真見せられましたよ。

    一緒に見ていた主人は、脱脂粉乳はアメリカが在庫処分したと批判する人いるけど(それは小林先生のこと?)、実際は日本人にとっていい事だったんじゃない?と言うので、正月からリカオン家は不穏な空気になってしまいましたよ。

  • #5

    リバチー (水曜日, 10 1月 2024 11:01)

    私もこの回を見ました。
    ゴー宣で、あらかじめ脱脂粉乳の事を知っていたから、えらくアメリカ寄りのキレイな話にまとめているな~と感じました。
    いや、やはり日本人からの目線かつ、別の見方も取り入れられなければ、公正・中立な放送とは言えないな~
    (まあ、キレイな話の方が視聴者ウケは良いのだろうが…)
    やはり勝者が歴史を紡ぎやすくなるんだな!
    これもコロナ禍と一緒で事後検証と総括されなかったのが主な原因かも知れない。
    「検証と総括」。喉元過ぎれば熱さを忘れやすい日本人にこの2つの大切さをどう教えて、今後の事象にちゃんと向き合える様になるのかな?
    希望の少ない日本だからこそ、もう少し良くなって欲しいよ、まったく…
    (逆に「ボーと生きてんじゃねぇよ」とチコちゃんの代わりに叱りたい位だよ…)

  • #4

    オニシズクモ (水曜日, 10 1月 2024 09:29)

    採用ありがとうございます。

    投稿には書きませんでしたが番組ではガリガリの小学生の写真と肉付きが良くなった小学生の写真が紹介され、「給食のおかげで日本の子供の栄養状態はこんなに良くなりました!」というシーンもありました。
    しかし、それって本当に給食だけの効果なの?という疑問はぬぐえなかったですね。
    あとは、VTRに出てきた専門家?が「アメリカは余った脱脂粉乳をさばける、日本は安いお金で子供を救える、まさにWin-Winの関係だったのです!」と断言してましたが、それはいくらなんでもアメリカ寄りの意見すぎるだろうと。

    下記、一緒に番組を見ていた父(67歳)と私の会話

    『脱脂粉乳かあ、懐かしいなあ』
    「めちゃくちゃ不味かったんじゃないの?」
    『旨くはなかったけどノド乾いてたから気にしなかったよ。はっはっは』

    小林先生ほど感受性が豊かでない人間にとっては案外"思い出の味"みたいな印象なのかも…( ̄▽ ̄;)

  • #3

    Tsuka (水曜日, 10 1月 2024 09:00)

    昔読んだ本を思い出しました。
    「アメリカ小麦戦略と日本人の食生活、鈴木猛夫著」
    学校給食で脱脂粉乳やコッペパンが定着し日本人の食生活が欧米化へ向かい健康状態が悪化したと理解しています。
    牛乳も日本人には害なのですが(詳しくは述べませんが日本人にはうまく体内で分解できません)今も給食で提供され続けています。

    昔、僕は保育園の調理師として働いていたことがありますが、当時この本や「粗食のすすめ、幕内秀夫著」を読み衝撃を受け、保育園での牛乳提供廃止や食物を栄養素のみで見ようとする栄養学への疑念を訴えていました。
    フード(食文化)は風土によるのであり、牛乳信仰はアメリカによる日本の食文化への侵略の影響であると僕は考えていました。

    子供は大人に出された食事を食べるだけで選択できません。僕は牛乳が子供の身体に良い影響を与えないことを知っていましたから(アレルギーを誘発したりもします)、もう必死にあらゆる方法で保育士や栄養士、上司や保護者にそれを訴えましたが現実を変えることができませんでした。おかしなことを主張するヤツ、めんどくさいヤツと思われてましたね(僕の力不足でした)。
    僕は子供に牛乳やパン食などを提供せざる負えないことが耐えられず悔しくて堪りませんでした、子供達に申し訳がなさ過ぎた。今思い出しても涙が出そうになります。
    20年前の話です。

    僕の反米心はその時から持っています。
    敗戦し支配されて日本の食文化まで改変された、そして日本人もそれを受け入れた。
    僕はそのことを考えると悔しくて悔しくて堪らない気持ちが湧く。子供に罪は無い。日本を、文化を守ろうと闘った先人にも申し訳が立たない、さぁ、現代を生きる僕はどう生きるんだい?と先人に問い続けられている気がします。

    思い出したのでつい書いてしまいました。

  • #2

    大阪の一会社員 (水曜日, 10 1月 2024 05:43)

    そのうち、
    新型コロナワクチンの工場を日本に建設した事…
    新型コロナワクチンの接種を日本で推進した事…
    これらを、日本に対する善意だ…
    とNHKが今後、扇動していきたい為の前ふり、なのかな? と勘繰ってしまいます。

  • #1

    まよせん (水曜日, 10 1月 2024 03:42)

    チコちゃんでは以前おかしい解説があったと記事になりましたね。
    https://smart-flash.jp/entame/244749/1/1/

    この番組は、フジテレビ系列の制作会社「共同テレビ」の制作であり、そのプロデューサーなどスタッフの一部は、かつてのフジテレビのバラエティ「トリビアの泉」と共通しています。
    トリビアでも嘘やヤラセが他メディアにより報じられたことがありました(『日本人が下着を着るようになったのは、デパート白木屋の火災がきっかけ』と断定的に言っていたが、根拠が曖昧。など)ので、チコちゃんもあまり真面目に受け取らないほうが良いのかもしれません。
    諸説ありと言いつつ、この脱脂粉乳の解説のような強引さを他にも時々感じるので、私はチコちゃんは好きじゃないですね。