≪議論≫ インボイス制度、市民としての心構えと 国民としての不信感

 

投稿者:カレーせんべい

  

そう、消費税は「実は分かりにくい」です。

 

普段から日常的に馴染みがあるから勘違いしやすいのですが、深く考えれば考えるほど「消費税は難しい」です。

 

税理士試験でも「消費税法」が1教科あるくらいですから、そう簡単であるわけがないんですよね。

 

 

試しにお知り合いのフリーランスが使っている「会計ソフト」で【消費税区分マスター】を見せてもらってください。

 

とてつもない数の「区分」がシステムに登録されているはずです。

 

我々中小企業の経理マンは、それらの消費税区分を駆使して日々の仕訳を発行し、ようやく消費税の申告書へ辿り着くわけです💦

 

・・・

 

さて、私から議論の総括。

 

たけしさんの投稿を読んで強く頷いたポイントは『プロ意識』『国民意識』です。

 

◆プロ意識:売上を上げること、利益を出すことに誇りを持っている点。

 

◆国民意識:納税することに誇りを持っている点。

 

これらは経営者として、そして人として、「善なる資質」だと思いました。

 

流石、意見広告運動のたけし社長!

 

友人としても、誇らしく思います。

 

 

・・・

 

一方の私が、インボイス制度から感じたのは「国への不信」です。

 

『売上から消費税を取り、仕入から消費税を支払い、その差額を、国に納めろ。』

 

これだけのルールのはずなのに、30年も前からごちゃごちゃ責任回避をした挙句、最終的な尻ぬぐいを企業側に押し付けている。

 

経理を現場とする人間として、政治家や官僚のプロ意識を疑いたくもなります。

 

 

そして私が『国民として懸念すること』があります。

 

マイナンバーが個人の口座情報を押さえようとしたように、

インボイス制度から電帳法改正の流れは、

「企業の取引情報を押さえる動き」に見てとれることです。

 

これは小林よしのり先生がおっしゃっていたことの受け売りですが、「政治権力の恐ろしいところは警察と国税を動かせること」です。

 

国税がその気になれば、いくらでも「所得隠し」を作りあげることができます。

 

一市民としては、人に対して「性善説」で生きたいと願っていますが、

一国民としては、国家権力に対して「性悪説」を取らざるを得ません。

 

そうでなければ「立憲主義」「天皇制」の必要性を感じることもないですから。

 

 

・・・と、最後に大きな思想を持ち出したところで、私からの総括とします。

 

たけし社長との初対決は、楽しかったo(^o^)o

 

信頼感がベースにあれば、異なる意見同士でも、議論になりますね。

 


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コメント: 10
  • #10

    たけし (日曜日, 01 10月 2023 20:24)

    にゃるほど!!よく理解できました。
    野暮なコメントしちゃって、スミマセンでした。

  • #9

    カレーせんべい (日曜日, 01 10月 2023 19:39)

    >>8 たけし社長

    終わった後にしゃべるのは野暮というものですが、応えておきましょう。

    ・・・

    私が言ってる『所得』は、
    会計上の「利益」に相当し、
    税務上は「所得」と呼ばれるものです。

    一般的に『所得隠し』『申告漏れ』『脱税』と言葉が流通されていますが、
    実は厳密な定義は無いのです。

    そしてマスコミは、センセーショナルに『所得隠し』と報じます!!
    これが経理マンとしては頭に来ると同時に、恐怖を覚えます。

    つまり『所得隠し』というのはいわば「レッテル語」ですね。
    実際は「見解の相違」で、「所得」が過少計算されていて、結果的に納税額が少なく計算されているというわけです。

    それとて、単年で計算するから発生する「過少申告」なんです。

    別に「隠し口座」とか「偽造請求書」とかの話じゃないです。
    そこまでやったら、普通に【犯罪】ですから。

    『所得隠し=犯罪』は誤解です。

  • #8

    たけし (日曜日, 01 10月 2023 19:21)

    「国税がその気になれば、いくらでも「所得隠し」を作りあげることができます。」について。

    「所得隠し」とは、税務署に秘密にしている「隠し口座」に、お客様からお代(売上)を入金してもらったり、自社で請求書を偽造して架空経費を計上したりする犯罪行為で、単純な計算ミスや経費計上の誤りである「申告漏れ」とは、次元がまったく異なります。

    税務署が「所得隠し」をでっち上げるには、税務職員さんが、会社の「隠し口座」と「偽造請求書」を作らないといけません。そんな不正がばれたら、公務員の彼らは一発で懲戒免職で、全国ニュースです。その疑い方は、さすがに税務職員の方々に対して失礼だと思います。

  • #7

    和ナビィ (日曜日, 01 10月 2023 11:08)

    たけし社長さんとカレーせんべいさんによるまさに【ザ・議論】をとくと拝読いたしました。「インボイス」という聞き慣れないまた関心薄い;事柄でしたが、お二人のやりとりを伺ううちに、おかげさまでその制度の詳しい内容や問題点が見えてきました。

     このサイトでのカレーさんの日頃の「言葉」、そして意見広告運動を実行されコロナ論5の解説を書かれたたけし社長さんの「言葉」、---正確で誠実な言葉遣いをされるお二人の議論は分かり易く、見事な講義を伺った気持ちです。家族と共に議論を聴き今朝は「インボイス制度」についてもちきりでした。
     たけし社長さんのご紹介の記事( 東洋経済・オンライン「インボイス」賛成派・反対派の主張で見えた問題)も素人でも分かり易かったです。お二人のご意見の違いの意味が伝わります。
     それにしても自分の普段の無関心さと“知りもせず何となくの論調に流され易い”心性に気付かされた一件でした。

  • #6

    いいまつたか (日曜日, 01 10月 2023 10:26)

    まさかの たけし社長VSカレーせんべい様 しかも今話題のインボイス制度について!!!
    でも本来の議論の在り方を見せて頂き、大変刺激的で、且つ勉強になりました。

    いずれにせよ、よしりん先生及びゴー宣でも扱っている様々な社会的課題について、 いわゆる お金の問題は避けて通れないと思います。
    今回は非常に実のある議論だったと思いますので、また機会を見て引き続き継続頂ければと思います。

    ちなみに自分の考えはといいますと…(すみません、カレーせんべい様に1票となりますが・・・さらに以下駄文の積み重ねでごめんなさい)

    コロナ対応で愚策を今も繰り返している政府及びお役所、省庁は違いますが、今回の インボイス制度も信頼にあたるかどうか・・・(これまで英字や カタカナがついた 法律等にろくなものがなかった気がします)

    たけし社長のお考えは税制度を論理的に考えた場合 納得できる部分もありますが、論理的に正しくても、コロナ禍で 特に一定所得以下の多くの国民が苦しんでいる このタイミングでやることなのでしょうか?せめてやるなら日本経済がデフレから脱却し、景気が上向きになってからやるべきことなのではと考えます。
    逆に厚労省も緊急事態という言葉に名を借りてコロナワクチンについては、本来すべき治験の手続きを全て吹っ飛ばしました。(まさにモチケンスンダなんですが)
    従来の正しき手順をチャントと踏んでいれば、こんな薬害は発生しなかったことは 周知の事実だと思います

    また大企業は 何と言っても消費税還付金がありますからね。 いくら 消費税率が上がろうが屁でもないですよね。

    2021年度 トヨタなど輸出大企業20社に 円安で増大 消費税還付1.7兆円超 中小業者は悲鳴
    https://www.zenshoren.or.jp/2022/10/24/post-20731

    今回のコロナ禍では多くの医療関係者が様々な 補助金を受けたことは周知の事実、今回のインボイス制度に絡めて、 この点について適正かどうか考えて欲しいものです。

    さらに今回のコロナ禍、国が医療、感染症等の研究分野に適切な財政支出を継続していれば、現在の状況、かなり違ったものになったはずではないでしょうか?

    英字やカタカナはろくなもんじゃないとはいうものの、同じMでもm-RNAは論外ですが、MMTについては真剣に考えるべきだと思います。

  • #5

    小夜侘助 (日曜日, 01 10月 2023 09:17)

    税金は出来る限り公平に負担し、出来る限り広く永く公の利益に帰するよう使われてほしいです。

    たけし社長の指摘された導入のメリットが、わたしの期待する結果を生むかも知れないですね。

    お二人の議論、とても勉強になりました!

  • #4

    輝くような黄色 (日曜日, 01 10月 2023 08:21)

    すごくいい議論でした。
    そもそも消費税の運用が複雑であるという前提すら知りませんでした。勉強させて頂きました、ありがとうございました。
    そして、カレーさんの不信と懸念は、我々が忘れてはいけない、普遍的かつ重要だものだと思いました。

  • #3

    バチガミ (日曜日, 01 10月 2023 00:23)

    とっても面白かったですよー。
    税金は納税総額はともかく、種類が多すぎるのではないかなとワシは思う。

  • #2

    小夜侘助 (日曜日, 01 10月 2023 00:22)

    わたしはインボイス反対、消費税廃止も検討すべきと考えます。

    税理士、司法書士、弁護士の団体がインボイス反対を表明しているそうです。

    弁護士・税理士・司法書士 3団体がインボイス廃止を提言
    https://youtu.be/CVBA74uoLy4?si=njixxb6ZjLB39GMO

    それぞれの立場から理由を述べておられますが、このうち、弁護士さんが「貧困と格差を拡大する消費税制度の根源的問題を一層拡大強化するものに他ならない」と言っておられるところが気になっています。
    失われた10?20?30?年の要因の一つが消費税の可能性があり、それを見直すこともなく、インボイス制度を取り入れることは、指摘されている通り実質増税であり、国民生活の安定を根底から破壊してしまうのでは、と思っています。

    マイナンバーの導入で、国民の所得把握も容易になったことと思います。

    が、マイナンバーカード導入の混乱ぶりやワクチン薬害の問題を見るにつけ、テレビでは導入の理由を「先進国はみんなやってる」と説明していましたが、そんな理由だけで導入してしまうのは、日本人のためには全くならないんじゃないのかな、というのが今現在の感想です。

    税理士さんで反対の意見をお持ちの方がいるところも、インボイス反対が正しいと思うところで、税理士さんは顧問料など売り上げを伸ばすビジネスチャンスのはずなのに、それでも税の公平性、公のバランスを損なうことと考えておられるのだと思いました。

    そもそも日本の公のため消費税はいるのか?
    藤井聡教授も主張する消費税廃止。本当に国民生活を安定させることになるのかどうかも、知りたいです。

  • #1

    ツム (土曜日, 30 9月 2023 23:42)

    とても楽しませていただきました!