≪考察≫ プーチンが反乱首謀者プリゴジンをすぐには処刑しない理由

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

 

【プーチンが反乱首謀者プリゴジンをすぐには処刑しない理由】

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/06/post-102036_1.php

 

プーチン大統領へ反乱を起こした軍事会社ワグネルの創始者プリコジン氏。

 

ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介で手を引き、現在プリコジン氏はベラルーシに移動した、と見られます。

 

しかし、あまりの音沙汰の無さに、安否も定かではありません。

 

ニューズウィークに面白い記事があったので、紹介いたします。

 

結局はプーチン大統領としては、ワグネルは戦力として、今後も使いたい。

しかし、口うるさいプリコジン氏が邪魔だったのでは無いか?という分析です。

だからこそ、すぐに始末せずに、生かして信用を失墜させワグネルの中にプリコジン氏への権威を無くしその後ワグネルを正規軍に組み込む狙い…

 

面白い分析だと思います。

 

しかし、この記事によると、ロシア高官の中でプーチン大統領のウクライナ侵攻の失敗は、徐々に明らかになり始めており、プーチン大統領も権威が失墜するだろうとの事です。

 

プリコジン氏の反乱自体は一日未満で終わりましたが、その反乱の意味する事が、日を追う毎に明らかになるだろうと思います。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

記事のタイトルにあった「プーチンが反乱首謀者プリゴジンをすぐには処刑しない理由」

 

私は何のひねりも無くシンプルに「プーチンは反乱を回避する条件として、プリコジンの身の安全を保証してしまったので、もうプリコジンを処刑することなどできない」と見ていましたが・・・、色々な「分析」があるみたいですね。

 

確かにプーチンが、プリコジンの評価を貶めて、自己の正当化に繋げることは自然な流れなので、ロシア国内ではそういうプロパガンダがなされるでしょう。

 

それをワグネルの正規軍取り込みにも利用するかもしれない。

 

 

しかしそれを「すぐには処刑しない理由」などと言うなら、順序が違うと私は感じます。

 

そもそも「すぐには」もなにも、プーチンはプリコジンを「処刑できない」と思います

 

世界に向けて身の安全を保証すると発信しているのだから。

 

それで反乱を勘弁してもらったわけだから。

 

この話は、プリコジン氏が生きているかどうか、そしてどのような扱いになるかどうかで、事実関係は見えて来るのでしょうね。


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コメント: 8
  • #8

    リカオン (火曜日, 04 7月 2023 13:05)

    すぐには着手はされないが、既に暗殺命令は出ているだろうというCNNによるニュース↓
    https://news.yahoo.co.jp/articles/775a47f57ebb1ce6927f10215d57aecc9dc88730
    今すぐに暗殺したら、プーチンの人気が下がってしまう。
    プリゴジンの評判を落とすなど、周到に準備してから着手するのでは。

  • #7

    千本通り (火曜日, 04 7月 2023 11:35)

    「ワグネル」はいろんな利権を持っている(海外の鉱山とか)。その利権をプーチンは手放したくない(利権の一部はプーチンやその親族に回っていた)。プリゴジンを殺したら残ったワグネルの幹部が硬化してプーチンから離れてしまう。またアメリカ大統領選挙への関与なども「ワグネル」がやったと思われ、その情報が外へ暴露されるのも非常にまずい。よってプリゴジンを処刑できない。

  • #6

    ひとかけら (火曜日, 04 7月 2023 09:41)

    昨年秋にワグネルとロシア軍の合併が話し合われたようですが決裂に終わってます。ワグネルの兵士が言うにはロシア軍は我々の提案を受け入れずにワグネルの壊滅を口にしました。
    https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/576754
    それに反発してワグネルが反乱を起こしたのか気になります。昨年秋から今年6月で時期が離れ過ぎてます。そして今朝の北海道新聞にワグネルをロシア軍が受け入れるという記事が出ました。これについての私なりの考察を今日中にはファンサイトに送りたいと思います。

  • #5

    ねこだるま (火曜日, 04 7月 2023 05:50)

    宇野常寛氏言うところの「解らないことに耐える」べき局面なのかなぁ?

    しかしブリコジンが既に死んでいたとしたら、ブリコジンは消息不明、生死不明、となる可能性高いですね。

    ワグネル、ブリコジンによる一連の「反乱、一日で方針変え、消息不明」がウクライナ戦争における重要性が解らない。
    プーチンにダメージを与え、方針を左右する事案なのか、そうでないのか。

    もうひとつ分からないのが、プーチンロシアの「厚かましさ」。
    確かにプーチンロシア軍は国際法無視、国際非難おかまいなしのやり方でウクライナに侵攻したけど、
    https://www.worldofgosen.com/2023/04/09/演説後-各国大使が無反応でプーチン動揺/
    の記事に見れるように国外の反応に全く無頓着でもなさそう。

    これが中国であれば、「聞く耳持たない」厚かましい態度が取れたんでしょうけど。

  • #4

    馬ノ骨 (月曜日, 03 7月 2023 23:20)

    プリゴジン…今頃は拷問部屋かと…

    プリゴジンの蜂起なんかただの演出で自分が助かりたかっただけですね。しかしプーチンロシアはそんなに甘くはないですよ! ウクライナの占領地でも拷問部屋がいくつも見つかってたでしょ⁉
    こんな鬼畜ども日本に侵攻してきたら徹底的に抗戦するしかない‼

  • #3

    リカオン (月曜日, 03 7月 2023 22:32)

    プリゴジンの消息がつかめないけれど、ベラルーシでワグネルの兵を迎える準備を手配しているのかなあ?

    軍に反旗をひるがえした上にロシア人に人気があるプリゴジンはプーチンにとって邪魔な存在なはず。しかし、いきなり処分するとプーチン自身の求心力を失うから、暗殺はできない。なるほど、プリゴジンの評判を落として人気さえ落ちればなんとでもできるという事か。

    ウクライナ侵攻の大義が失われ、プーチンの権威のメッキが剥がれるのが早いか、プリゴジンへの工作が功を奏するか。

    ワグネルがどうなるかも気になる。軍に接収されて、事実上の解体か?

    ワグネルが抜けた穴を他の部隊が埋めてもウクライナ軍の方が実力上回って奪還して欲しい。

    ルカシェンコが受け入れを提案したが、ベラルーシでワグネルが再編成されてウクライナに攻めて来られたら困るなぁ。キーウが近い。

  • #2

    枯れ尾花 (月曜日, 03 7月 2023 22:01)

    昨日NHKスペシャルでプーチンの戦争の行方をテーマにした放送がありました。西側もロシア人の軍事アナリストも概ねプーチンはこの戦争は勝てないと既に判断しており、しかし、負ければ失脚するしかないため「勝てなくとも負けない戦争」に大きく方針転換した戦い方になっているとのことでした。長期戦で西側のウクライナへの支援の低下を期待しているらしいです。もしそうであるならば長引く戦いで利用出来るものは何でも利用しようとするのではないかと思いました。プリコジンを英雄視するロシア国民も少なからずいるようですし、内輪揉めして下手に疲弊することを今は避けようとするのではないでしょうか?

  • #1

    グッビオのオオカミ (月曜日, 03 7月 2023 20:56)

    あ、掲載してもらってる!
    カレーせんべいさんの言うことも分かりますけどね…。結局はプリコジンが実際に今後どうなったか、だけが問題でしょう。
    私はプーチン大統領が約束を正直に守るとは思えないので「結局はプリコジンをワグネルから外すんじゃ無いか?」という視点で見ています。
    もし、カレーせんべいさんの予想が当たっていて、プーチン大統領がプリコジンを生かして、今後も活用する場合…ベラルーシからウクライナ北部の首都キーウを奇襲する、それが今思い付く範囲の最悪のシチュエーションだとは思います。
    私はプーチン大統領が、暗殺も得意(?)な様なので、用事が済んだらベラルーシで事故に見せかけて暗殺でもするのかな?と、思っています。