統一教会問題、避けて通れない「性・カネ・恨」

投稿者：グッビオのオオカミさん

統一教会問題、避けて通れない「性・カネ・恨」宗教社会学者が30年研究で明かす実像 - 弁護士ドットコム

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社会学者、櫻井義秀北海道大学教授が中公新書より

「統一教会　　性・カネ・恨から実像にせまる」

を刊行し、インタビューに答えます。

櫻井義秀氏によると、合同結婚式や高額献金の、性とカネの隷属には、文鮮明自身の韓国人の国民性「恨(ハン)」の感情があると分析します。

日韓併合により日本の植民地になった事への復讐。

(本文より)

『「『恨』は、教祖・文鮮明のみならず韓国人幹部や朝鮮半島で生まれたこの世代に共有された日本に対する恨みの心情である」

(略)

「文鮮明は、日本に支配・従属させられてきたことへの理不尽さを感じていて、それが、エネルギー源であり、日本人を屈服させる動機でした。やられたことをやり返していることの正当性があるということです」

櫻井氏は著書の中で、文鮮明は「早稲田高等工学校電気科」に通い「朝鮮独立の扇動的会合を持った」と説明。「壮年期になって日本人信者に植民地支配の懺悔を徹底して迫ることになる。その迫力に戦後世代の日本人信者は圧倒された」と記す。

「日本人信者は求められる贖罪に応じるしかなかった。なぜなら、日本人信者には日韓の近代史についての知識も歴史認識もなかったからである。統一教会の問題は、日韓におけるポストコロニアルな問題なのだ」（著書より）

櫻井氏はこれを「恨の循環構造」と名付けた』

私は案外、この分析は当ってる気がします。

小林よしのり先生のゴー宣シリーズでも、この辺りは度々触れていたと思います。

「恨(ハン)の文化」

しかし私は、過去のゴー宣の中でいくつか思い出したキーワードがあります。

「事大主義」と「小中華思想」です。

統一教会はどこの国に行っても必ず権力にすり寄りそれをステータスにしてる節があります(事大主義)。そしてもし、文鮮明が日本の植民地時代に「理不尽な怒り」を感じているなら「小中華思想」が深層心理に働いているのでは無いかとも思います。

その一種の華夷秩序にも似た感情が、植民地時代への文鮮明の恨みの感情の原因では無いか？と疑問を持ちました。

そしてその「序列による秩序」もまた一種の儒教思想の亜種では無いでしょうか？

しかし、この関連団体である国際勝共連合と組んだ日本会議や花田紀凱編集長ら保守派。その構図をつくづく間抜けで不誠実だと思います。

また、選挙利権で統一協会信者を安易に信用し使い、共依存関係になった政治家はハッキリと断絶する必要があります。

統一地方選挙の後半戦が始まりますし、政府の解散命令請求のための質問権行使はまだ続くでしょう。

日本人信者を搾取した高額献金で資金を集め、皇位継承問題に影響力がある保守派をコントロールし続ける統一協会。

今後の動向に注目したいと思います。

(ねこだるまのコメント)  

鋭い分析ですね。

「恨（ハン）」の感情による性とカネの隷属。

しかし、半島の「恨」の感情を育てたのは、中国に抑圧され、屈辱的な外交を強いられてきたことによるものですよね。

日本の植民政策への評価はここではしませんが、半島の「恨」の感情は中国へ向かうべきものですよね。

それを事大主義によって日本に向けている。

この辺の日本と中国への感情の不公平さは

反日種族主義 日韓危機の根源  李 栄薫　Amazon.co.jp : 反日種族主義

にも書かれています。

しかし WGIP(War Guilt Information Program) や自虐史観から目覚めないままだと「恨の循環構造」に取り込まれてしまう。

「戦争論」を読んでおけば、統一教会に取り込まれることはない(笑)。

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