五ノ井里奈さんへの性暴力、加害者3人を在宅起訴

 

投稿者:あるでぃーさん

 

元自衛官の五ノ井里奈さんが在籍時の性被害を訴えている問題で、17日に大きな進展がありました!

 

郡山検察審査会(福島県)の「不起訴不当」の議決をうけて、再捜査していた福島地検が加害者の元陸上自衛官3人を強制わいせつで在宅起訴。

 

昨年5月に出した「嫌疑不十分で不起訴処分」という判断を一転させました。

 

【陸自性暴力 加害3人を在宅起訴 福島地検 検審で「不起訴不当」】

https://mainichi.jp/articles/20230317/k00/00m/040/172000c

 

今年1月の記事。

【元自衛官の五ノ井さん、性暴力の加害者や国を提訴「できればやりたくなかった」裁判に踏み切った理由】

https://www.tokyo-np.co.jp/article/228331

 

「東日本大震災の際、宮城県で被災した。自衛隊員に助けられた経験に触れ『自衛隊が今でも好き。自衛隊を止めざるを得なかった責任をとってほしい』と強調した。」

 

この犯罪行為が真っ当に起訴されたのは本当に良かったのですが、一旦不起訴になったことには強制わいせつ罪の立件のハードルの高さを感じました。

 

コロナ禍でイヤという程日本の特殊性を味わったので、これも海外ではどうなっているのだろう?というのも気になりました。

 

五ノ井さんは、小学生の時に災害支援に来てくれた女性自衛官の存在が支えと憧れになり、それで自衛官を志したと別の記事でも読んだ記憶があります。

 

少女時代からの夢がこんな形で蹂躙されたことに胸が痛むと同時に、事件発覚後も誠意ある態度を示せられなかった当事者、組織に怒りを禁じ得ません。

 

性被害を軽く見るような風土は、自衛隊に限らず「女性の活躍」を阻み、結果、国としても大きな損失となっていると感じました。

 

 

 

(ねこだるまのコメント)  

 

いつぐらいまでか分からないけど、以前は

「男には男の、女には女の世界がある」

という不文律があり、お互いの世界に立ち入らない、踏み入らないことになっていたんじゃないかという気がします。

 

もちろん知識としては、男が女の生理に関する知識を得たり、女が男の急所を知ったりということはありましたが。

 

現在は境界が壊れ、お互いのことをより知る必要が出てきたのかも知れません。

 

ゴー宣2nd シーズンの4巻で伊藤詩織さんのことが出てきましたが、その中でショックだったのは

「レイプされるとそれまでの世界が変わってしまう」

ということでした。

 

レイプされた女性の内面...

ほとんどいままで顧みられていないことだったのではないでしょうか?

 

レイプなんて例外的にしか起こらないし、(勇気を持った)被害者がその内面を語ることもさらに少ないと思われます。

 

 

希少な証言から、「女性の内面に思いをいたす」ということを世の男性もしていく必要が高まっているかも知れません。


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コメント: 6
  • #6

    ただし (月曜日, 27 3月 2023)

    五ノ井さんを、応援していきたいです。
    「当事者意識」や「想像力」という言葉が、頭に浮かびました。小林よしのり先生から、その必要性を学んだ言葉です。
    「男尊女卑」「昭和残像氏」「儒教カルト」という言葉も浮かびました。全て、繋がっていますね。

  • #5

    グッビオのオオカミ (日曜日, 26 3月 2023 22:13)

    最近、Twitterで統一協会の元2世信者とやり取りをする事が増えました。
    その中で強くなって来た感情が「どっちもどっち論」への違和感です。
    五ノ井さんは何も好き好んで、こんな活動をしていないでしょう。しかし、やらざるを得なくなった。どっちもどっち論は被害者と加害者の実態解明を放棄する事から始まるのでしょう。
    それゆえ、安易で薄情で残酷なものの言い方だと思います。
    五ノ井さんだって、多くのバッシングや誹謗中傷を受けたでしょう。それでも声を上げたのです。
    五ノ井さんの勇気に敬意を感じます。また、自衛隊は不祥事を不祥事と認め、ぜひとも再発防止に努めて頂きたいと思います。

  • #4

    チャチャ (水曜日, 22 3月 2023 02:37)

    当事者ではない自分も、こういう事件を耳にすると胸が締め付けられ言葉にできない腹立たしさや悔しさがあらわになります。
    児童虐待に近いものがあるかもしれません。
    そんな中自分より後の被害を食い止めるために戦ってる五ノ井さん。
    彼女が心から安らげる日が早く訪れますように。

  • #3

    sparky (水曜日, 22 3月 2023 00:52)

    「都合の悪い事例を『例外』として扱い、無かった事にしようとする」に修正します。

  • #2

    sparky (火曜日, 21 3月 2023 23:22)

    レイプからLGBTQまで「例外的事例」を無かった事にしようとする、それらと向き合って考え「改善を目指す」事を嫌う。これは劣等民族と言うしかない。

  • #1

    リカオン (火曜日, 21 3月 2023 16:20)

    地検もやっと動きましたね。
    先日も性犯罪の規定を大幅に見直す案が国会に提出され、不同意性交罪という名称に変えられる動きになってますよね。
    被害者の訴えが国政に届きつつあるなと思いました。