≪考察≫フランスの出生率が改善・安定したのは「農業国」だから?

 

投稿者:パソコン・ITど音痴さん

 

よしりん辻説法『フランス「出生率」の秘密』を読んで写真週刊誌フラッシュにおける、よしりん辻説法の連載を、毎回、楽しく読ませてもらっている者です。

 

今回の辻説法を読んで、私は、フランスの出生率が改善・安定した理由として、漫画で紹介されているフランスの少子化対策以外に、別のことを思い浮かべました。

 

それは、フランスが、農業国である、ということです。

 

子育てと農業って、似たところ、ありませんか?

 

子育てとは、もちろん、子供を育てること。

 

農業では、もちろん、農作物を育てます。

 

フランスは農業国で、自給率は100%以上。なので、フランスという国は、農作物を育てる環境も文化も政策も整っていて、国民がそれを守り、維持している。

 

そういう国だからこそ、子育て環境、子育て文化、そして子育て政策ー少子化対策は、子育て政策の一部ですーもまた、充実したものになっているのではないでしょうか?

 

少子化対策とは、出産数の向上ばかりが目的ではありません。

 

セックスや恋愛に積極的になっても、いざ、妊娠・出産となったとき、子育て環境等が悪かったら、結局、子供を産もうとまでにはならないのではないか。

 

現在の日本が、まさにそうなのでは?

 

出産後の子育て環境が悪い国、子育て文化が貧弱な国、子育て政策が出来ていない国、それが、今の日本では?

 

日本では、確かに、戦後、第一次ベビーブームと言うのがあって、爆発的に人口が増えましたが、そのころ、日本の労働人口の7割ぐらいは、農業を始めとする、第一次産業従事者だったのではないか?

 

第一次産業とは、ご存知のとおり、農業や畜産業、それから林業や漁業であって、要するに、自然から、産み育てる産業です(漁業には養殖業と言うのがあります)。

 

そして、第一次ベビーブームの爆発的な人口増加は、主として、そういった産業が盛んに営まれていた田舎で、起こっていました。

 

ちなみに高度経済成長期、その田舎から、はるばる、東京や大阪、名古屋などの大都会に出てきた、大勢の中卒程度の若年労働者のことを、世間では、金の卵、と持て囃しました。

 

さて、日本の少子化対策についてですが、今回の辻説法で描かれていたように、フランスを見習うというのは、一つの方法だとは思いました。

 

しかし、出産後のことを考えないとなあ、しかるに日本は、子育て政策のほうはなあ、以前、「保育園落ちた、日本死ね!」というのもあったし、最近は、子供に対して、不必要なコロナ対策(マスク着用、ワクチン接種)を強いているし……。

 

そこで、思い当たったのが、フランスが農業国である、ということでした。

 

対するに日本は、とうに、農業国ではありません。自給率(カロリーベース)は40%未満です。

 

日本では、自然から産み育てる産業は、第一次ベビーブームのころと比べたら、ひどく、衰退しました。

 

人間もまた、農作物や畜産物、樹木や魚介と同じく、生き物です。自然から産み出されるものです。

 

私は、日本の少子化対策として、第一次産業の充実向上を目指すことが必要、と考えます。

 

そもそも、日本人は農耕民族です。古来より、土を耕し、種を蒔き、育てる、を旨としてきました。

 

政府及び国民は、デジタル社会を一層推進しようとしていますが、デジタル社会って、少子化を前提としたものであって、むしろ、人間を必要としない社会ではないか?

 

また移民を受け入れるというのは、農耕民族のものではありますまい。狩猟民族的発想でしょう。

 

もともとは狩猟民族である、ヨーロッパの国:フランスでは、農業を充実させ、少子化対策により、出生率は向上、さすれば子育て環境も文化も政策も、充実したものになっているのでは?

 

日本は、もともとが農耕民族なのですから、子供を産み育てる環境や文化を取り戻し、そのための政策を立案遂行することは、全然、可能である、と私は、希望を抱くことにして、長文の感想を終えることにします。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

この場合、まず「農業国=出生率が高い」「非農業国=出生率が低い」がデータとして当てはまるのか?ですね。

 

ネット検索ですが、簡単に当たってみました。

 

・・・

 

たとえば、フランスと同様に農業が盛んな「オーストラリア」の出生率1.5。フランスは1.9です(2021年度)。

 

また日本の都道府県別の出生率ランキングを見ると、農業が盛んな「北海道」は47都道府県中45位の出生率1.21です(2020年度)。

 

最下位は東京の1.13で、最高は沖縄の1.86です。

 

うーーーん、どのように分析したら良いものやら・・・。

 

 

少なくとも私は、現代において「農業=子供が多い」というイメージが無いです。

 

とはいえ「説得力のあるビコーズやデータ」があるなら、私はすぐに認識を改めます(`・ω・´)ゞ

 

農業と少子化の考察は保留させて頂きますね。

 

 

・・・

 

ちなみに私のよしりん辻説法の感想文です。

 

最新号のよしりん辻説法で、少子化の理由として「セックスが足らーーーん!」「恋愛が足らーーーん!!」には説得力を感じました(笑)

 

もし私が女だとして「この人の子供が産みたい」と”勘違い”できるような魅力的で甲斐性のある男って、私も含めて全然いないんですよね。

 

そこを反省しました。

 

まずは男がモテなきゃいけないですね。  

 

ありゃ。本編に描かれていた「性教育」について、全然関係の無い感想でしたね(苦笑)

 

よしりん辻説法を読んで「性に寛容な日本」を取り戻し、国家の基盤たる子供の数を増やすことを、政策レベルでも国民レベルでも取り組まなければ、物理的に国が亡ぶと感じました。

 


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コメント: 14
  • #14

    ただし (木曜日, 29 12月 2022 07:14)

    全体を通して、とても面白く、特に出産後の子育て環境の整備も必要との話を、頷きながら読みました。
    ライジングコメント欄に、青ネギさんが書かれた経済の話にも通じるかと思います。
    カレーさんの『まずは男がモテる』との話は、さすがの鋭さとエンタメ力を感じました。

  • #13

    パソコン・ITど音痴 (水曜日, 28 12月 2022 15:11)

    一つ一つ、ご意見を読ませて頂くと、とても勉強になります。
    北海道の一次産業の衰退ぶりは、憂慮すべきですね。以前からのことでしょうけれど。
    北海道産の農作物、畜産物、魚介類が、日本人の胃袋を支えている、といっても過言ではない位なのですから。
    ちなみに私は、魚貝が結構好きで、北海道産の鮭や鰈などを、よく食べます。
    人間、食っていかなきゃ生きてはいけませんから(セックスも恋愛も、妊娠も出産も、腹が減っては出来んやろ)、私は、日本の食糧のことが気になり、従って、日本の農業を始めとする第一次産業のことが、心配です。
    かなり以前に、深沢七郎の『楢山節考』を読んだことがあり、その小説では、江戸時代あたりの山間村落共同体に生きる家族が、限られた食糧事情の中でー時代が時代、場所が場所なので、自給自足経済ですー家族の生活を維持するため、老人を取るか(捨てるか)、子供ー正確には、家族の娘のお腹に宿った胎児ーを取るか(捨てるか)を迫られた家の当主は、結局、高齢となった自分の母を、生きながら、山に捨てに行きます。
    その母も、息子に運ばれることを望み、捨てられることを受け入れます。
    つまり、老人を捨て、子供を取った。
    『楢山節考』とは、姥捨て山のことを小説化したものです。
    さて、コロナ禍における日本は、どうだったか。
    『楢山節考』とは逆ではないか?
    老人の延命等のため、子供の生活を犠牲にしました。
    敢えて言うと、老人を取り、子供を捨てた。
    日本の老人は、金を持っていますもん。日本人の金融資産は2000兆円ですが、その半分以上は、高齢者が保有しているのですから。
    だから、金のために、未来を犠牲にした、と言っていいかもしれない。
    日本における少子化対策として、やらなければならないことは、いっぱいあるように思います。

  • #12

    ねこだるま (水曜日, 28 12月 2022 13:49)

    このスレッド、話の拡がりが大きくて面白いです。

    猫娘と猫息子の母さん:#4

    >ハムソーセージ屋さんが巨大企業になったのは、北海道漁業のおかげです。その基幹産業が、北海道で萎みかけています。北海道から農業漁業が消えたらほかに何がありますか! 知事が無策すぎます!(最後脱線)

    ある投資家(要するに株屋)から聞いたのですが、農業が法律な締めつけで儲からない商売になっている。そして農家が土地を手放すことになっている。手放された土地はどうなるかというと外国人が買っているそうです。

    日本は他国の文化を受け入れることに長けている。
    そのおかげでアジアで最速で近代化を達成したわけですが、他国に侵食されやすいことと裏腹で、日本の土地が私有化されてしまい、実質日本の土地がどんどんなくなっていっていることをその投資家は心配していました(私も心配です)。

    口コミ情報で出処がはっきりしないのもナニなので、「土地の買い占め 外国人」で検索するといっぱい出てきます。

    解りやすいところで下記リンク参照。
    「外国人比率が日本一になった北海道の村」
    https://books.j-cast.com/2019/05/05008923.html
    「【日本の課題】外国人の「土地買収問題」について」
    https://koumu.in/articles/200212f

  • #11

    ねこだるま (水曜日, 28 12月 2022 12:03)

    モテる男というか、カッコいい男のイメージって、現在ではどういうことになってんでしょうね?

    コロナ状況でひとつ残念だったのは
    「オレぁ、新型コロナなんざコワくねぇぜ」
    「新型コロナ、ドンと来い」
    という心意気と根性で力押ししてしまう、男っぽい男がいなくなってたってことなんですよね。
    いや、自分も男ですけど(笑)。

    カッコいい男の生き方のイメージとして
    ・100~10000以上の部下~子分を従え、君臨する
    ・無頼の一匹狼
    の2パターンが代表的なものとしてあったような気がします。
    昭和残像オヤジ的なイメージかもですが。

  • #10

    かずず (水曜日, 28 12月 2022 08:19)

    カレーせんべいさんの意見に同意!まず、男がモテるべく努力せんとあかんと思ってます。
     ちなみに、私知り合いのソープ嬢に、自分のお客様100人に例えて、紳士的な人、普通の人、馬鹿な人の割合を聞いたら、紳士的な人2人、普通48人、馬鹿な人50人という回答でした。
     もうちょっと紳士的な人増えないと駄目だと思ってます。

  • #9

    mister_ (火曜日, 27 12月 2022 20:10)

    私が生まれ育ち(学生時代は首都圏で過ごしましたが)現在も生活している本県は、コメや果物や高級牛肉などの産地です。私たち夫婦に子供は居ませんけれど、子育て環境は良いんじゃないかと思うのですが、そんな自然豊かな農業地帯では(も)少子高齢化は隠せません。
     興味深いテーマを挙げていただいたので、私も少し調べてみたのですが、少子化の要因は子育て環境だけでもない感じですよね。「出生率」は「出生数」とは違うことも今回知りました。

     まだ漠然としていますが、私が推測するには、子供を産んで育てることを社会全体で支えていく意識が低いのではないかと思います現代の日本人は。それを「農業国」というテーマにからめて考えると、その国の農業という産業の振興とか食料自給率の維持ということも、いろいろあるけど皆んなでこの国を守っていこうぜという意識があるから出来ることなんじゃないかと思うのです。そうやって国の農業を振興していく意識がある国なら、子供をなして育てていく環境だって自ずから整っていくのではないでしょうか。

  • #8

    ねこだるま (火曜日, 27 12月 2022 16:54)

    「性に寛容な日本」って確かに元々の日本って性におおらかなイメージありますね。
    女性はありがたい者として大事にされていたフシもあるし。

    日本が性に寛容でなくなったとしたら儒教の影響なんじゃないかと単純に考えてしまいますが、儒教って

    ・男尊女卑
    ・上の言ってることに従え

    みたいに今の日本にはネガティブな影響がクローズアップされてる感じですね。

    儒教国家の本家たちが、比較的性に寛容な日本に軽蔑と嫉妬を向けてきて反日になるのも理屈では分かるんですが。

  • #7

    グッビオのオオカミ (火曜日, 27 12月 2022 00:04)

    農業というか、食料自給率は資源確保の意味合いで必要でしょう。
    産むことよりも育てる事が大変でしょう。昔は共同体がしっかりしていて、夫婦が田んぼで共働きしてもお婆ちゃんやおばちゃんが孫の世話をしたり、そんな事が出来たのでしょう。
    だから問題はむしろ核家族化と少子化対策のバランスかな?という気もします。
    フランスの例は面白い話です。
    いつだったか、わしズムで結婚問題の特集を扱った時があって、確か日本より北朝鮮の方が出生率が高いのに、驚いた覚えがあります。
    何なんでしょうね、あれ。

  • #6

    リカオン (月曜日, 26 12月 2022 23:17)

    性教育やピル、避妊に必要な物の入手しやすければ、女性が自律的に性や妊娠をコントロールできるようになるので、この点で小林先生に賛成です。女性が妊娠出産を条件の整ったタイミングで選べるわけで、より安心安定した子育てに繋げられるのではないでしょうか。

    私は東京出身ですが子育ての環境として、職住接近、自然の中で子どもを遊ばせられ、待機児童の少ない地方の方が、家族を持つには良いと考え、地方都市に就職しました。

    しかし、地方都市では男尊女卑の環境が嫌なのか、若い女性は県外の大学や仕事場を見つけると地元にほとんど定着せず、どんどん出て行くのが現状です。
    地方都市は子育て環境には良いのですが、女性が自己実現できるキャリアや仕事を確保できないという欠点があります。

    IT・パソコンど音痴さんご指摘の、自然から生み育てる産業に従事してる方は、生命の輝きを認識している故、子育てが上手など良い影響があると私も思います。

    最近、若い人が農業に従事する人が増えたり、6次産業が脚光を浴びているのは、良い傾向ではないかと期待しています。
    子育てしやすい地方都市で、女性が自己実現できるキャリアを得、ピルなどで妊娠をコントロールでき、さらに社会が子育てする若い人を支えていけば、好転する気がしますが、いかがでしょうか。

    ねこだるまさんご指摘のフランスの植民支配ですが、今もアフリカから吸い上げているというのは聞いた事はあったのですが、その仕組みを教えていただき、とても勉強になりました。

  • #5

    潤峰 (月曜日, 26 12月 2022 21:46)

    〇〇年○○月から〇〇年○○月に子が生まれた場合は・・・
    その家庭やカップルには、その子が成人するまで無条件で月10万円を給付します。
    って政府が政策を行えば、人口は増えると思います。
    今の国家予算無駄遣いをなくさなくても十分賄えると思います。

    数円のレジ袋の有料化に過敏に反応する国民性です。
    コンドーム代が不要になって収入が増えるので一石二鳥だと思って営みの回数が増えると思います。

  • #4

    猫娘と猫息子の母 (月曜日, 26 12月 2022 19:36)

    北海道民として実感として思うことを。参考になるかわかりませんが…北海道の出生率が低いのは、「家」への帰属意識の希薄さが一つにあると思います。歴史を辿ると本州からの移民、新天地を求めて開拓、男並みに女も働いて稼ぐのが普通で、結婚せず子供もなくてもいいという個人主義的なところは、東京と同じ感覚です。

    もう一つはパソコン・ITど音痴さんのおっしゃる事に同意見なのですが、北海道の一次産業の衰退です。特に漁業。200カイリを超えて北海道の漁師がごっそり魚を獲っていた時代は、たしかにどんな小さな地域でも子供が多いんです。仕事もお金もあらゆる業種でまわっていました。ハムソーセージ屋さんが巨大企業になったのは、北海道漁業のおかげです。その基幹産業が、北海道で萎みかけています。北海道から農業漁業が消えたらほかに何がありますか! 知事が無策すぎます!(最後脱線)

  • #3

    ねこだるま (月曜日, 26 12月 2022 19:04)

    スレッドの主旨と違って申し訳ないですが、フランスの事情で追記したいことありますので。

    気になるニュース703でも紹介した記事です。
    https://www.no-dame.info/villain-france/

    >>
    週休三日制
    1ヶ月休める長期バカンス大国
    有休消化率89%(日本は33%)
    1日4時間しか働かない(OECD調べ)
    ...
    1945年、フランスはアフリカの旧植民地に対して「CFAフラン」の使用を義務付けました。

    表向きの理由は、経済基盤が整っていないアフリカの国が自立できるようにするためという名目。
    実際にはその逆で、この通貨「CFAフラン」からフランスに湯水のごとくお金が流れてくる「仕掛け」が仕組まれています。
    <<

    上記リンクはブログですが、「CFAフラン 搾取」で検索するとたくさん出てくるので、現代のフランスが旧植民地から経済的搾取を行っているのは間違いないです。

    週休3日で1日4時間しか働かなければ、そりゃ子育てしやすく出生率もあがるでしょう。

    Wikipedia の「CFAフラン」の項には
    >>>
    2019年6月30日に西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が2020年より共通通貨エコ(ECO)に移行することを決定し、そのうち8カ国は西アフリカ諸国中央銀行が発行するCFAフランを使用している国家であった[2]。この8カ国がエコに移行した場合、前述のフランスによる管理を受けないことで2019年12月21日に両者が合意した[1]。エコが始動すれば、CFAフランは中部アフリカ諸国銀行発行の6カ国のみが使用することになる。
    <<<

    とあるので、搾取体制は減衰していくかも知れませんが。

  • #2

    大阪の一会社員 (月曜日, 26 12月 2022 18:50)

    29歳の時に、化粧品関連の企業の役員面接で、「あなたみたいな、異性に持てなそうな雰囲気の人はうちにはそぐわないと思うわ。筆記試験と一次面接の評価が良かったから、とりあえず呼んだけど。」と言われたり、30代中盤の頃、女性の多い職場である病院で働いていた際に、とある女性に声を掛けた後、「あんなキモい男が声掛けてきた。身の程知らずやわ」と話を広められ、働きづらくなったというエピソードの様な経験しか無い私の様な、恋愛における暗黙の「参加資格」である見た目を満たさない人間にとっては、異性ではなく単なる異物とみなされ、差別され続けるだけでなく、少子化の責任の一旦まで負わされたら、かなわん!
    というのが、率直な気持ちですね。
    条件を満たされて生まれた方々で、頑張って下さい、という感じです。

  • #1

    パソコン・ITど音痴 (月曜日, 26 12月 2022 17:25)

    カレーせんべい様
    採用して頂き、ありがとうございます。
    反応が返ってくるのは、とてもうれしいです。しかも、調査のお手数もかけて頂いて。
    確かに、農業を始めとする、第一次産業が盛んな国、地域なら、出生率が高いか、というと、データ的には、はっきりしたものは出ていなさそうですね。
    農業が盛んな地域と言うのは、田畑が広がっていて、里山もあるという、自然環境が保たれたところで、そういうところは、子供の活動や教育にとっても良好な環境で、つまりは、子育て環境等がいい。そういう地域が増えれば、そこに住んで、子供を産むことに積極的になるカップルが増える、そうするといずれは、出生率向上となって結果が出る、と私は考えたのでした。
    東京が出生率最低、というのは、そういう私の考えからすると、納得です。田畑が僅少、里山は、ひどく破壊された地域ですから。
    因みに、多分、出生率ワースト2位は、京都じゃないかな。
    東京も京都も、都会。都会は、子供の活動や教育には、決していい環境とは思えません。
    対するに、沖縄は田舎。農業のほか、漁業などの第一次産業が、割と盛んそうに思えます。
    しかし、同じく田舎の北海道は出生率が低いのは、何故だろ?
    さて、よしりん辻説法では、日本の若者はセックスと恋愛が足らん、コンドームとピルを備えて、やれー、と主張していますが、日本人は農耕民族、そこで全国各地の神社やお寺では、農耕がらみで、五穀豊穣・夫婦円満・子孫繁栄の祭りが、いっぱいあります。
    しかもその祭りは、エロいというか、卑猥というか。
    しかし、ここ2,3年は、過剰なコロナ感染防止対策のせいで、ことごとく、祭りは中止・規模縮小になってしまった。
    私の住む愛知県では、国府宮神社の裸祭りや田縣神社・大縣神社の豊年祭など(調べてみてください)が、その憂き目にあっています。
    これじゃあ、少子化が進むわけだわ、と私は思いました。