≪考察≫ インボイス制度と無慈悲な無関心

 

投稿者:匿名の住人さん  

 

声優業界のニュースもありますが、タクシー業界でも個人タクシーが泣く泣く、適格請求書発行事業者になるというニュースがありましたね。

 

知っている人にとっては一年以上前から分かっていた「インボイス制度」と「電子帳簿保存法」ですが、私はテレビが全く取り上げないのが不思議でした。

 

この間の参議院選挙では、私の記憶では「れいわ新選組」だけが、ポスターにまで「インボイス廃止」とデカデカとうたっていましたが、テレビも国民もまったく興味が無さそうでした。

 

 

そして、あの事件。

 

安倍氏銃撃に「統一協会」が絡んでいることを警察とメディアが隠したために、「安倍氏銃撃は民主主義への攻撃」と、自民党によるプロパガンダが成功し、現在の自民党は衆参の両院で過半数の議席を保有しています。

 

この自民党にとって圧倒的に有利な状況が、「マイナンバーカードを国民健康保険証と統合する」という、強硬策にも繋がっています。

 

今の岸田政権が倒れたとしても、次は河野太郎が総理大臣になる可能性が高いです。

 

本当に、警察とメディアが「統一協会」のことを隠蔽したせいで、と強い憤りを感じます。

 

 

 

インボイスに話を戻しますと、やはり国の狙いは免税事業者をなくして消費税の増税を行いたいのでしょう。

 

それに適格請求書の要件は非常に細かいので、中小零細の事業者が全て対応出来るとは思えないのです。

 

簿記を勉強したことのない個人事業主や社会人は世の中にたくさんいます。

 

消費税の考え方は、日商簿記三級程度では分かっていない人も多いでしょうし、日商簿記二級で仮受消費税と仮払消費税の違いがようやく分かるレベルだと思います。

 

税抜き経理と税込み経理の違いを、声優さんや個人タクシーのおじさん達が理解するのは大変でしょう。

 

 

 

結局、真面目に対応しようとしても、書類に不備があると指摘されて、事実上の増税になる可能性もあります。

 

国税庁や税務署がそこまで悪徳ではないことを信じたいですが。

 

彼等の立場からすれば、あくまで書類を整えて自分たちが帳簿を見やすく管理したい、というのが本音でしょうから。

 

 

 

電子帳簿保存法についてはあまり騒がれていませんが、アマゾンなどの領収書を紙ではなく、電子データで保存しなければならないことなど、世の中の人は分かっているのでしょうか。

 

私は国や自民党に対して、というよりはこの件に関してはテレビメディアに対して強い怒りを感じます。

 

自民党は常に監視しなければならない団体だということは、皆さん分かっていたはずだからです。

 

民放テレビだけでなく、NHKですらインボイスや電子帳簿保存法について全く触れて来なかったくせに、今さら弱者の味方づらするのは納得がいかないのです。

 

テレビが選挙前からインボイスのデメリットをもっと扱っていればこんな騒ぎにはならなかったはずなのです。

 

国税庁は「今度こそは絶対にインボイス制度を導入する」という強い意欲を持っていますし、自民党政権が衆参両院で過半数議席を獲得している以上、この件もひっくり返ることはないでしょう。

 

この件、メディアが伝えてこなかっただけで例えば経理に関わっているような人は一年以上前から知っていたはずです。

 

今回は電子帳簿保存法の時のように、せいぜいが「1~2年の延期させる」ぐらいが妥協ラインだと思われます。

 

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

匿名の住人さん、お見事です!!

 

インボイス制度と電子帳簿保存法の「制度の問題点と社会批評」を的確に述べて頂き、私自身とても参考になりました(^^)/

 

 

 

経理にたずさわっていない人は、少々掴みづらい話だと承知しています。

 

以下の通り、結論部分を抽出しておきます。

 

 

◆【インボイス制度とは、売上規模が小さな事業者が、企業から取引をしてもらえなくなる制度】です。

 

◆なぜなら「売上規模が小さな事業者と取引をすると、消費税分を多く納めなければならなくなる」からです。

 

◆だから売上規模が小さな事業者は、取引を維持するために、今まで消費税の納税を免除されていた「免税事業者」という立場を、自ら返上しなければならなくなります。

 

◆そうなると今までの原価のままでは、利益が縮小します。

 

◆国は、今まで免税だった消費税分の増収が見込めます。

 

 

 

これは実に、村社会的な陰湿なやり方だと思いませんか?

 

自分の手は汚さずに、周囲の者にハブらせて、締め上げるようなやり方です。

 

・・・

 

もちろん世の中キレイごとを言っても仕方が無くて、現実は社会も組織も集団も「人を切り捨てながら前へ進んでいくもの」なのかもしれません。

 

それにしたって「やり方」があると思うんです!

 

「分かっている人」が少しでも声をあげないと、人生を抜き差しならないところに追い込まれる人が出てきます。

 

 

私は「イジメはやめろ」と言いたいだけです。

 

強者の論理で「強者ではない同胞」をイジメるのはやめろ!!

 

仲間だろうが。

 

 


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コメント: 29
  • #29

    あるでぃー (日曜日, 13 11月 2022 14:43)

    トマトさんへ

    事務作業はめんどくさいから一年分まとめてやっちゃえ!、、、というのは地獄を見るのですね。。。了解です。白色ではなんとかなりましたが、こまめにやるしかないですね(^◇^;)
    レシートの保管もぐちゃぐちゃになりそうなので、トマトさんのオススメのそのA4貼り技でやってみますね☆

    今はまだ「何がわからないかわからない」カオスな状態ですので、具体的な所は後々参考にさせてもらいますね(^-^)/(トマトさんのアドバイスのコメントはスクショ保存しました♪)申告のことは、合間に合間に一年かけての勉強かなーという予定でいます。まだ、取り寄せた本をパラパラと見ている段階で、初耳の用語だらけです。

    この度は本当に貴重なお話しを親身にありがとうございましたm(._.)m m(._.)m(←と、夫も言ってましたので二人分です〜)
    申告の事は学生時代に不得意科目の勉強をうんざりしながらやってたのを思い出してましたが、そんな時に教え上手の親切なクラスメートがいろいろ克服のコツを教えてくれたお陰で、ちょっと勉強する気が出てきた〜というのに今回似てる感じがしています。

    そうそう、お子様とご一緒に引き続きアニメーションも楽しんでくださいね♪その中にはきっと夫が携わっている作品もあると思いますよ。その時は裏で私がブーブー言いながら帳簿つけているんだなーとか言うことは一切忘れて見てくださいね(^_-)







  • #28

    トマト (土曜日, 12 11月 2022 09:30)

    あるでぃーさんへ

    近々銀行に行かれる予定だったのですね。良かったです(*^_^*)
    通帳と金銭出納帳でお金の流れが記録してあって、その金額は何に使用したのか分かる証拠(領収証、レシート、請求書、精算書等)があれば、最悪、1年に1回の事務作業でも何とかなります!!その1回が地獄になりそうですが(^^;)

    レシート類も封筒に入れっぱなしだと、探しにくくなるので私のオススメは、少し厚手のA4コピー用紙に月別で貼っておく、です。
    この作業は溜め込まない方がいいです。金銭出納帳に記載したら、すぐに貼っておく方がいいです。
    現金経費出金用・・・1月~12月の12枚
    通帳経費出金用・・・1月~12月の12枚
    立替金用(業種による)・・・1月~12月の12枚

    別途、通帳から自動で定期的に引き落とされる領収書や計算書は1年分を取引相手ごとに時系列でまとめてA4ファイルに綴じています。

    それから、出金だけでなく、請求書等、入金された金額の明細が分かるものも大事です。

    領収証類も5~7年の保管が必要なので、なるべく同じ大きさに揃えておくと保管しやすいです。

  • #27

    あるでぃー (木曜日, 10 11月 2022 23:36)

    トマトさんへ

    おおお、またまたきめ細かいアドバイスをかたじけないです!

    例のアニメーターの西居さんのインタビュー記事をいろいろ読み返していたら、「税理士さんから言われるまで、仕事用とプライベートの銀行口座を分けておくという基本も知らなかった 笑~云々」という発言が載っていて、、、えっ、それはまさにウチのことだよね、、、ということになり、昨日夫と仕事専用の口座を作りに近々銀行に行くことを決めたところでした。なんとタイムリーな♪
    遅ればせながらですが、まずはフリーランス向けの青色申告の本を読んで概要を勉強することから始めます。明日Amazonから届きます。

    こうご時世が変わってくると、もう苦手とかなんとか言ってられないと思いました。夫はいまだに言ってますが、リアルに身体にアレルギー反応が出そうな勢いなのでいたしかたなしです^^;

    しっかりと青色申告をしている自営業の方のお話しを伺う機会がなかったので、トマトさんのお話しは貴重で参考になることが沢山ありました。本当にありがとうございます☆彡




  • #26

    トマト (木曜日, 10 11月 2022 06:02)

    あるでぃーさんへ

    銀行口座は仕事用と家庭用で分けてますか?
    もし、分けていなかったら、分ける事をオススメします。

    仮に、今後、青色申告会で指導を受ける機会があったり、記帳代行サービスや税理士事務所に依頼する時があった場合など、通帳の写しを求められると思うのですが、その際、分けてあれば、仕事用の通帳を見せるだけでOKになるので。

    自分で青色申告(複式簿記)をする際も、仕事用に特化した口座だけを管理する方が楽ちんだと思います。




  • #25

    あるでぃー (水曜日, 09 11月 2022 01:24)

    トマトさんへ

    おお、さらに実戦的なアドバイスをありがとうございます!
    お小遣い帳と仕事用の手提げ金庫、、、それならズボラな私にもできそうな気が♪
    年明けからトライしてみますね〜(^^)ゞ



  • #24

    トマト (水曜日, 09 11月 2022 00:56)

    あるでぃーさんへ

    もし、現状、現金の出し入れを記帳していなかったら、令和5年の1月1日から、現金出納帳を付けておく事をオススメします。
    私は、コクヨの「金銭出納帳」を利用していますが、100均で売っているようなお小遣い帳で構いません。

    それと、仕事専用の手提げ金庫かお財布を準備して、仕事用の現金出金は必ずそこからして、出来れば毎日、無理なら週1ぐらいで、金銭出納帳の残金と現金の残金の額が合っているかどうかチェックしてみてください。
    外出中に普段使いのお財布から出金した時は、帰宅後、仕事用の金庫から出金・精算するのがオススメです。
    複式簿記をする際に、現金の流れ(残高管理含む)は必ず必要になります。

    通帳は、勝手に記帳されていくので、丸1年経理作業をため込んでも何とかなるかも、ですが、現金はマメに管理しておかないと、面倒になって、手が付けられなくなると思います。

    現金出納帳(お小遣い帳)さえしっかり付けておけば、経理作業をため込んでいても、確定申告時期に頑張れば、何とかなると思います(^O^)/

  • #23

    あるでぃー (火曜日, 08 11月 2022 23:40)

    トマト様へ

    親身になって頂き、いろいろと有益な情報をありがとうございます!

    ホームページを確かめたところ、こちらの地域の青色申告会でも複式簿記の講習会など無料でやっていました。パソコンの記帳方法等もマンツーマンで教えてくれるようで、初心者が勉強するにはとても良さそうですね。
    一年目をクリアすれば翌年からはどうにかなるとのお話しで、青色のハードルが少し下がりました。私がやる事になるのは変わらないと思いますが、、、、(^^;

    ご実家のお話しもお聞かせくださりありがとうございます。トマトさんは、ご実家のご両親のご苦労をずっと見てこられたのですね。自営業の心得もご両親から自然に受け継がれているのかなと、勝手に想像して感銘受けております。トマトさんのご主人は心強いだろうなー。

    お陰さまでいろいろと参考になりました。感謝です♡!

  • #22

    トマト (火曜日, 08 11月 2022 02:06)

    あるでぃ―様へ

    青色申告会は納税者主体の会なので、基本は自分でする、です。
    自分で記帳、確定申告用紙を作成、それが合っているかどうか、指導員さんにチェックしてもらえるような仕組みです。

    価格が安いので、仕方ないのですが、税理士事務所さんのようには利用できません。でも、無料で複式簿記の講習会をしているところも多いと思うので、勉強するには青色申告会はイイところだと思います。

    私は、10年以上前に、5年程利用、安い分だけ融通が効かないので、今は税理士事務所さんのお世話になっていますが、普段の記帳も確定申告も基本自分でやって、間違っているところがないかの相談程度なので、一番格安(月1万円以下)なコースで利用しています。

    夫も、私と結婚する前は経理は記帳代行サービスを利用していたし、私の両親も自営業(家族経営の工場)だったのですが、父親が仕事一筋、事務処理能力ゼロで、経理は母親任せだったので、あるでぃ―さんのご主人が白色申告なのもよく分かります。一人で仕事していたら、帳簿をつける余裕、なかなかないと思います。

    でも、慣れると、業種ごとにパターンが決まっていると思うので、1年出来たら、翌年度以降はそれを見ながらやっていけばいいので、青色申告オススメです。控除額が大きいです。

  • #21

    あるでぃー (火曜日, 08 11月 2022 01:03)

    トマト様へ

    お心遣いありがとうございます!うちのはアニメーターあるあるで、ご多聞に漏れず事務処理能力ゼロにより、めんどくさい青色は回避してずっと簡易な白色申告できていました。

    インボイスやら電子帳簿保存など始まってしまった場合そうも言っていられないので、そうなったら夫の代わりにちっとはマシな私が管理と申告書作成をしなければならんかなー、でもムズっ!と思っていたところです。今更ながらですが、暮らしの基礎知識、浮き世を生きる術として、税の事をもっとよく勉強しておく必要があると今回インボイスの事で痛感しました。

    地域の「青色申告会」、早速調べました。なるほどなるほど、自力で無理な場合(多分へこたれそう、、、)こういう所があると心強いです。貴重な情報をどうもありがとうございました(^o^)/

  • #20

    トマト (月曜日, 07 11月 2022 18:15)

    あるでぃー様へ

    ご主人は青色申告されていますか?
    もし、現在はされていなくて、今後やってみようとされていたら、お住まいの地域での「青色申告会」を調べてみてください。

    格安で指導してもらえます。全国にある「青色申告会」ごとに値段設定は違うのですが、月額に直すと、おおよそ月1,500円~2,000程度で色々とサポートしてもらえます。入会金は会によって色々で、1,000円~10,000円ぐらいです。

  • #19

    くりんぐ (日曜日, 06 11月 2022 18:20)

    インボイス制度の酷さを、世に知らしめましょう。

    弱い者いじめなど許せません。

    声優さんやアニメーターさんが廃業せざるを得なくなってしまう。
    アニメ好きとして断固阻止しなくては!

  • #18

    あるでぃー (日曜日, 06 11月 2022 00:13)

    トマト様

    温かいエールをありがとうございます!!
    トマト様のようにインボイスの話題を機に、大企業(最近は外資が増えています)の現場搾取の実態にも関心を持ってくれる人がもっともっと増えていけば風向きも変わってくるかもなーと少し希望が湧いてきました。今のところ西居さんの応援や署名をするぐらいしかできていませんが、、、。後はインボイス反対の政治家をプッシュしようかなと。

    マイナンバーと銀行口座紐付け、うーん、絶対企んでますよね。生ー権力の超管理社会なんてディストピアはごめんこうむりたいです!コロナ禍、統一協会、ゴリゴリ男系、、、本当に気持ち悪いこと多すぎです。


    小林よしのりの後継者様

    こちらこそコメントのやり取りを通して、ボヤッとしていた「インボイス制度の問題点」と、「それを第三者に理解してもらうためのポイントが労働環境の改善」という事がだいぶクリアになって頭を整理することができました。私の方からはアニメ業界の実情の聞きかじりをお伝えしただけだったので。どうもありがとうございます。
    横でツレも小林よしのり様のご武運を祈っております!と申しております。それぞれの現場でこれからも頑張ってまいりましょう(^^)/

  • #17

    トマト (土曜日, 05 11月 2022 09:18)

    すごく、良い掲示板と思って読んでいます。

    自分がインボイスに反対なのか、賛成なのか、考えがまとまらずにいます。
    公について、あまり思考を深めた事がないので、コメントするにも勇気がいりますね。

    私もあるでぃー様が#15で紹介されていた記事を読みました。
    https://www.zenshoren.or.jp/2022/06/13/post-18347
    すでに個人では立場を築かれた方が、業界全体の労働環境の改善の為に声をあげた事に、立派な方だ!と思いました。

    #12で小林よりのりの後継者様が労働環境を実際に現場で変えてきた事もすごい!と思いました。

    #あるでぃー様や匿名の住人様のコメントを読んで、インボイス制度の導入でフリーのアニメーターやデザイナーの方がより大変な状況になる事が理解できました。
    あるでぃー様が#10で書かれていたように、「大きくて強いものに巻かれて生きるしか術がなくなるような世知辛いな世の中の風潮が加速されるかも」が心に響きました。

    子どもがアニメ大好きです。子どもが見ている横で、私も映像の美しさに画面に見入ってしまう事があります。特に「進撃の巨人」の立体機動装置を使った時の映像と音楽の美しさといったら!!芸術ですね。

    インボイスの話題を機に、アニメーターさんや声優さんの労働環境に注目が集まった事で、出資者が一番強くて、現場の働き手が搾取されている現実が世間に広まって、労働環境が是正される事を祈っています!!

    あと、インボイスの嫌なところは、一人でも多くのマイナンバーカードを口座と紐づけしようとしている?と思える事です。
    消費税を納めようとすると、青色申告が必須だと思うのですが(違ったらすみません)、2年程前から、青色申告控除の控除額を最大額で申請しようとすると、①e-Taxでの電子申告、②電子帳簿保存 のどちらかが必須条件となっています。

    紙やソフトを使っての複式簿記なら出来るのですが、デジタルに弱くて、②の「電子帳簿保存」が意味不明です・・・。仕方ないので四苦八苦して➀のe-Taxでの電子申告をしているのですが、2年連続で苦労しました。用語説明からして理解不能なのが多くて(T_T)

    それで、e-Taxでの電子申告にはマイナンバーカードの取得が必須で、仕方なく利用しています。

    マイナンバーカードと銀行口座の紐付け、気持ち悪いです。
    保険証とマイナンバーカードの紐づけも。

  • #16

    小林よしのりの後継者 (金曜日, 04 11月 2022 23:22)

    あるでぃー様

    記事読みました。よても良い記事ですね。

    "「フリーランスで働く以上、発注元が提示した条件を、そのままのんじゃいけない。『この納期は厳しい』『もう少しギャラを上げてほしい』と交渉し、月50万円稼ぐことを目標にしよう」
    アニメーターが、どうすれば食べていけるようになるか…。西位さんは待遇改善の道を探っています。「インボイス制度は、その道を阻み、アニメーターをますます苦境に追い込むもの。誰も幸せになれない。実施を中止させるため、私は声を上げ続ける」"

    この最後のくだりで自分の考えにすごく近いとも思いました。
    個人に対しては単価の値上げの努力、全体に対しては労働環境の改善。
    で、それに水をさすのがインボイス制度だなと。
    アニメーターや声優さんの話がよくでてくるのは、多分労働環境が他と比べてさらに過酷だからなんでしょうね(とくに若手の方)。

    今日もたまたまフリーランス絡みの記事をみたのですが、コメントはやはり混沌としていて…。
    概ね「正社員vsフリーランス」の二元論だったり、「自己責任vs弱者救済」で意見が分かれる感じでした。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/21b1e0a43c472e7f4c5cb077c6d41642adfcce5f

    ただ今回の流れで整理して考えられたのですが、ここらへんが混沌とするのは、やはり「労働環境の改善」がセットの話になっていなかったり、労働環境の改善がなされない原因や責任を誰のものにしているかという考えの違いで、意見が変わっていっているんだろうなと思いました。

    「弱いものいじめはやめろ!」→「益税の徴収やめろ!そうでないと廃業だ!」では、さすがに道理が通らないので、ここまで深堀りしていただきありがとうございました。
    これでインボイス制度についてより説得力のある理解ができそうです。

    また、あるでぃー様のパートナー様のご武運もお祈りしています。
    同じフリーランス同士、頑張っていきましょう。

  • #15

    あるでぃー (金曜日, 04 11月 2022 00:42)


    小林よしのりの後継者様

    同じクリエイティブ系のフリーランスでも、業界によって事情はそれぞれ異なるのですね。
    労働環境改善を現場で実際に変えてらしてきたとのこと素晴らしいですね。なかなか口では言っていても行動まで移せません。

    アニメ業界も待遇改善への機運はあるにはあるのですが、今はご指摘の通り大手スポンサー主導の製作委員会システムが主流になっていることで問題の固定化が強固になっています。
    景気の悪さもあり、制作会社は出資者である製作委員会(Amazon、角川など大手スポンサー)からの要望で、「より安く、より早く、より低リスク」な「コンテンツ」作り(作品ではなく商品)を強いられており、それが現場フリーランスにしわ寄せが来てる構図です。特にテレビシリーズで顕著。
    中小の制作会社(けっこう有名なスタジオも含)自体も自転車操業で、余裕がない所が多いのが実態です。

    ピラミッド構造の元、待遇改善にはクリアすべき障壁が多く簡単ではなさそうですが、
    個人的にはまず待遇改善ありきですが、不安定なフリーランスのクリエイター保護のため、日本のアニメ文化の下支えのためには 、免税措置は継続して欲しいと思ってます。免税対象者が1000万円以下かどうかは議論の余地があると思いますが。

    インボイスが実行されると、新米のみならず、夫曰く煩雑な事務処理をこなす余力がもうないベテランアニメーターもさらに苦しい立場に置かれそうです。


    「聖闘士星矢」「呪術廻戦」等の作画監督の西居輝美さんという方が、労働環境の改善、インボイス反対の発信と行動を積極的にされてます。危機感がよく伝わるかと思いますのでご参考まで↓

    https://www.zenshoren.or.jp/2022/06/13/post-18347


    匿名の住人様

    インボイスの問題もフリーランスの待遇改善の問題も世間の関心がないと動いていかないと思います。
    世間は無関心か、得てしたら「益税ずるい!」という意見が一般的な中、インボイスの対象の当事者でない方からこういう視点の意見が出ることは正直驚きでした。
    先ほど印刷会社時代のエピソードを拝読し合点がいきました。外注のイラストレーターさんのお話し、アニメーターもあるあるでした。
    アニメーターとしての腕はめちゃ良くても、事務作業が病的に不得手な人も確かに多いようで、実は夫もその一人です�申告の時には時間とエネルギーを取られて皆頭が重いと言ってるという話しです。インボイス、、、思いやられます。

    電子帳簿保存法のこと等々、経理関係ド素人の私は勉強になることが多く、また、こうやって様々な立場の方に伝え、話しをするきっかけを作っていただいたこと感謝してます。ありがとうございましたm(._.)m


    身近なもので近視眼的にアニメ業界の話しに終始してしまい恐縮ですが、大手企業と中間業者・個人事業主の関係、構造的弱者の問題など他にも通じる様々な問題点が凝縮されているかなとも思ったのでご容赦ください。

    マスコミも世間も関心が薄い話題も、こうやって開けて自由に意見交換できるのはこのファンサイトならではですね。

  • #14

    小林よしのりの後継者 (木曜日, 03 11月 2022 13:36)

    「弱者をいじめるな論」に少し違和感があったのですが、「労働環境の改善」にまで言及されていない「インボイス反対」は片手落ちなんだなと思いました。
    別のスレッドでもいいましたがインボイス制度は、企業にとっても出費が増す可能性があるし、事務作業の増加と混乱は目に見えています。
    だから、「インボイス反対」だけをフリーランスが唱えたところで、企業からしたら「搾取される側が搾取体制の維持」を声高に叫んでくれるんだから、こんなありがたい話はない。

    「インボイスやるなら搾取体制を改善しましょう。国も税の徴収だけでなくインカムの増加に注力した方がいい」がフリーランスである私としては、腑に落ちる言い回しかなと。
    具体的にはインボイスが始まることによる価格転嫁や、技術向上に伴う単価の値上がりのロードマップを取引先と相互確認するとかですかね。
    アニメーターさんなんかは暗黙の了解で消費税込みで「1枚いくら」をやっている人もいるので、
    税別にする交渉をすれば、少なくとも手取りは変わらない?
    「そういう交渉ができない弱者フリーランスもいる!」というのであれば、それはもうインボイスの問題とは別の話になので別のテーマで議論するのがいいのではないかと思います。

    また、事務作業が増えるという煩わしさもあるけど、逆にだからと言ってじゃあやらなくていいという話にはならないわけで。
    「事務作業が苦手な人もいる」なんて話はそもそも論外かなと。
    それは、税務署いって相談するなり、やり方を工夫するしかないんじゃないかな。

    ※特に反論というわけでなく、今回の流れで考えたことをまとめてみました。

  • #13

    匿名の住人 (木曜日, 03 11月 2022 11:50)

    まず大前提として私が「匿名の住人」を名乗っているのは身バレしたくなかったからなんです。
    ただ、少しだけリスクを冒してコメントします。

    私は人生の大半を会社員として過ごしてきました。フリーランスの経験はありません。
    私は以前、印刷会社の営業をしていました。
    今は全く別の仕事をしていますが。

    印刷会社にもよりますが、私がいたのはデザイン制作から請け負う印刷会社でした。
    社内と社外にデザイナーさんがいて、よく無理難題を彼らにお願いしていました。

    社内のデザイナーに夕方に仕事を頼んで、朝にはデザイン校正が出来上がっているなんてこともしょっちゅうでした。
    私は夜の8〜9時に会社を出て帰ることが多かったのですが、メールの受信時刻を見ると夜中の2時とか3時なんてメールも多かったです。
    次の日にデザイナーさんと話すと「いや〜、昨日は2時に帰れたからそれほどでもないよ」と明らかに眠そうな口調で話されていました。

    社内のデザイナーさんだけでは仕事がまわらないため、外注のデザイナーさんにも日常的に仕事を頼んでいました。
    社内のデザイナーさんはカレンダー通りに休みますが、外注のデザイナーさんには、土日やお盆休み、年末年始などにも働いてもらいました。
    本当にお盆休みの1周間にそのデザイナーさんに助けてもらわなければ、詰んでいたな、という案件もありました。

    中には、デザインコンペでデザインを3案持ってきてくれ、なんて案件もありコンペに勝たなければタダ働きな案件もありました。
    上司には「たまには美味しい案件も渡さないと嫌われちゃうから気をつけな」と言われて、どのデザイナーさんにどの案件を渡すかはいつも悩んでいた記憶があります。
    少なくとも、外注さんには受注金額は毎回相談して仕事をお願いしていました。

    デザイナーさんも、デザイナーさんなのにデザインセンスがない人とか、でも文章の構成を考えるのはうまい人とか色々いらっしゃったので、私も色々バランスを考えて仕事は振っていました。

    まあ、外注のデザイナーさんが自分の会社以外にどこから仕事をもらってきているか知らないけど、急に仕事が入ってきたり、急に仕事が無くなったり、大変だなと外の人間として見ていたことは覚えています。
    結局、私のような営業マンが仕事を取れるかどうかで忙しさも決まる訳ですから。

    クリエイティブと言っても色々な業界があるし、立場によって大変さも違うと思うので何とも言えませんが、私が見てきたデザイナーさんたちは、睡眠時間を削ったり、土日祝も働いたり大変そうな人たちでした。

    今は全く別の業界で全く違う仕事をしていますが、別の業界のフリーランスの方を眺めていますが、やはりコロナ禍の影響で大変そうな人が多い印象です。

    、、、というのが、私の頭の中にある過去の記憶です。意見というよりは、他の方にだけ具体例を話させて申し訳ないし、私の立ち位置や価値観を書いておこうと思ったので書きました。
    以上です。

  • #12

    小林よしのりの後継者 (木曜日, 03 11月 2022 02:28)

    あるでぃー様

    私はクリエィティブ系のフリーランスです。
    (会社員に一度もなったことがないです…)
    ですので、あるでぃー様の現場からの声が、完全にリアルなのも肌でわかります。
    あるでぃー様のコメントを少し拡大解釈すると、
    たぶん労働環境の改善とインボイス制度がセットだったら、みんなが納得する仕組みにできたのかなと思いました。
    クリエィティブ系に限っては「こんな過酷な環境なのに、インボイス制度だけ押し付けるなんて何事か!労働環境の改善にもメスを入れろ!」っていうのが、建設的な意見かもしれませんね。
    アニメに限っては「製作委員会」の良し悪しがあるので難しい話ですが、あるでぃ様の言う通り、企業側の搾取の現状があるのに、自己責任論で済ますのは良くないなと思います。
    あるでぃー様のおかげで諸々、腑に落ちたような気がします。
    「労働環境の改善」がない限り、インボイス制度があろうがなかろうが業界が衰退するのは変わりない気がするので、本来の問題はそこだと思うのですが、そこに「インボイス制度」まできちゃったらまさに「泣きっ面に蜂」ってことですね。
    たぶん私は労働環境を変えたい派で、実際に変えてきた経緯もあるので、インボイス制度の危険性って言われてもピンと来なかったのかもしれません。


    匿名の住人 様

    コメントありがとうございました。
    見る限り、いくつかコメントで矛盾しているところがありますが、いろいろと勉強になりました。
    あとフリーランスのイメージもご自分でおっしゃっているとおり、ステレオタイプが過ぎます。
    私が求めていたものは「いままで優遇されていたものがなくなっただけ論」vs「弱者をいじめるな論」の出口です。ただ「労働環境の改善とインボイス制度がセットだったらいいんじゃないか」とあるでぃー様のコメントで気付かされました。
    匿名の住人様も、私の疑問に対してご回答していただきありがとうございました。

  • #11

    匿名の住人 (木曜日, 03 11月 2022 01:37)

    #9 小林よしのりの後継者さま

    コメントを悩んでいる間にあるでぃーさんに先を越されました。
    正直、現場からのあるでぃーさんのコメントがあれば私のコメントは不要かと思いますが、一応コメントを書いたので投稿します。

    私にどのような答えを期待しているのか分かりませんし、コメントを読む限りたぶんお互いにとって噛み合う話にはならないと思いますが、返答を求められましたので回答します。
    お尋ねの件に関しては、正直なところ「その人の人生観による」「価値観による」としか言えないので、本来なら私から言うことは特に何もない、というのが正直なところです。

    ただ、「あなた様が」会社員なのかフリーランスなのかで、私が感じる印象も違う、というのが正直なところです。

    会社に就職して正社員として、会社に忠誠を誓っていれば年収300万円〜500万円程度は最低限保証される会社員と、常に自分で仕事を取ってこなければならないプレッシャーの中で生きるフリーランスでは、大変さは全然違うと私は感じるからです。

    私はアニメが好きなので、時々声優さんのインタビュー記事など読みますが、「オーディションであの役を若い人に取られて悔しかった」なんて記事もよく見ます。
    当たり前ですが年収200万円はどこかの組織に保証されている訳ではなく、年収を1000万円にすることも目指せるし、年収が100万円を切ることもあるでしょう。

    そういう世界で生きていく、というのは大変な苦労があると考えています。
    個人タクシーの運転手だって、客を見落とさないために、危険な運転をしながら、睡眠時間を削ってお客さんを探しているでしょう。

    売れていないお笑い芸人がみんな遊んでいる訳ではなく、すぐに金に結び付かなくてもオーディションに通るためにバイトしながら、必死にコントを作っていることは、お笑い業界と縁のない私でも想像出来ます。

    人によって違いますよ。全てが。
    経理を簡単に感じるか難しく感じるかさえ。
    ただ、個人事業主や中小零細の社長さんは土日祝も休まず働いているイメージですけど、私の認識が古いんでしょうかね。

    会社員じゃないんだから、土日祝だから休むとか定時だから帰るなんて、甘い発想の人はあんまりいないと思いますけど。

    私の中では免税事業者制度は「リスクを取って新規事業を始めた人や会社は、軌道に乗るまで(年商が1000万円を超えるまで)は、消費税の納税を免除してあげよう」という制度だと思っています。
    私は、どちらかというとその考え方に近い人間です。

    何でも考え方です。
    所得税における「配偶者控除」や「扶養控除」なんてけしからん、ということだって言おうと思えば言えます。だって同じ仕事をしているのに家族構成の違いで納税額か違うなんて差別じゃないの?ということも出来ます。独身の人間から見れば。
    でも、私は「色々と大変な人は税制上優遇されていいんじゃないの」という考え方のほうが性に合います。

    あなた様のコメントを読む限り、私とあなた様の感じ方の違いは「フリーランス」を「忙しくてプレッシャーもあって大変だ」と感じているか、「暇そうで何にも縛られず楽で良さそうだ」と感じているかの違いであって、そういう個人的主観は議論に向かないし、私はあなたを納得させる言葉をそもそも持っていないのです。
    私はあなた様とカレーせんべいさんの価値観なら、カレーせんべいさんの価値観に近い人間だと思います。

    だからお尋ねの件に関しては、そうですか、としか言いようがないです。
    そして、本来の流れから言えば私の言いたいことの主題は「租税法律主義」の観点から、事実上の増税を国民に周知させることなく成立させた、ということを私は問題視しているのです。
    だから、メディアの職務怠慢に腹を立てているのです。
    ご納得はいかないと思いますが、以上です。

  • #10

    あるでぃー (木曜日, 03 11月 2022 01:19)


    夫がアニメ業界の制作関係のフリーランスです。「インボイスはネットではけっこう話題になっているのに、なぜマスコミはこの問題を全然取り上げないのかな?」「今でも待遇に問題があるのに泣きっ面に蜂。現場のスタッフをさらに締め上げて何がクールジャパンじゃい!」等々数年前から夫は事あるごとにインボイスについてボヤいてました。私はよく分からずふんふん聞き流していましたが、最近になって漸く事の重大さに気づいてきました(遅っ、、、。)

    アニメの制作者の5割強はフリーランスで、2割が自営業(実態はフリーだったり、個人スタジオだったり中身はいい加減だそう)です。ほんのひと握りの人を除き、ベテランを含め日本のアニメーターの労働環境と賃金はいたって厳しいです。皆さんキューキューで現状維持が精一杯って感じでやっています。

    制作会社の多くは大手クライアントの下請け工場で、その工場はアニメーター等のフリーランスの現場制作スタッフによって支えられています。作品ごとの契約なので、将来的な保証もありません。厚生年金も雇用保険もありませんし、作品がいくらヒットしても一円もインセンティブは入ってきません(親方である制作会社と慣習的にそいういう契約を結ばされてます。)。昭和残像話し?で言うと、爆ヒットしたのに印税収入がゼロの「およげ!たいやきくん」の万年子門真人状態です。

    実態はまさにこんな感じです↓(それって自分で好き好んでそいう仕事を選んだでしょう?と言われて自己責任で終わるのが今の風潮なのかもしれませんが。)
    【日本のアニメーターは待遇が悪い?アニメ業界の問題点と待遇改善の道とは】
    https://creator.levtech.jp/tips/article/206/

    インボイス前でこれなので、待遇改善の対策もなされぬままインボイスが実施されると、さらにしんどいことになりそうです。
    夫の話しでは、声優さん等も多くは日雇いみたいなもので、バイトや副業と掛け持ちしている人も多く、将来的に続けるのが難しくなって廃業する人も出るだろうとのこと。土台を担っているフリーランスの制作スタッフが疲弊する様を見て、アニメ業界に希望を持って入ってくる若者も日本ではさらに少なくなり、日本のアニメ文化は衰退していくのではないかとも。

    インボイス制度が導入されると、アニメ業界だけでだけでなく、稼ぎはギリギリで不安定だけど、その仕事に情熱を持ってやっているという個人事業主は弱体化していくかとも思いました。大きくて強いものに巻かれて生きるしか術がなくなるような世知辛いな世の中の風潮が加速されるかも。

  • #9

    小林よしのりの後継者 (水曜日, 02 11月 2022 22:48)

    匿名の住人様

    コメントありがとうございました。
    匿名の住人様のご意見少し理解できた気がします。
    カレーせんべい氏と匿名の住人様では問題視している点が似ているようで違うところもあるのかなと思いました。
    コメントのおかげで整理して考えられました。

    「年間200万円の稼ぎがあった人が年間20万円も消費税納めたら大変ですよ。
    確かに今まで優遇されていた、という考え方も出来ますが、本業をやりながら自分で経理も大変ですよ。」
    →フリーランス的には「年収200万円」程度の忙しさなのに「本業をやりながら自分で経理も大変」っていうのが少し矛盾しているように聞こえますが、そういうこともあるのかなぁと想像しています。

    「明らかに年商1000万円以下の免税事業者を狙った制度だから、いわゆる社会的弱者(この言い方も失礼ですが)に対して冷たいんじゃないの?と言っている人が最近増えている訳です。」
    →ここでなんとなく何で世間で騒がれているのか理解できました。
    「他に増税すべきところがあるだろ」、あるいは「そこは増税するところじゃないだろ」的な感情が世間にはあるのかなと。
    (益税部分なので「増税」と言えるのかはわからないのですが)

    せっかくコメントを頂いただ上で恐縮なのですが、追加でもう一つ疑問が出てしまいました。
    ※匿名の住人様は「メディアへの疑問」がメインの論点なので、この質問をするのは間違っているかもしれません。
    他の方からも回答いただけるとありがたいです。

    疑問点といたしましては、私もいくつかインボイスについて調べてみたのですが、調べるとやはり匿名の住人様が少し触れていたような「いままで優遇されていたものがなくなっただけ論」が結構あって、これへの適切な反論が見つかっていません。

    いまのところ「弱者切り捨てのような税制にするのはよくない」というのがメインの意見にあるのは理解したのですが、そこから翻って「ではなぜ優遇を続けなければいけないのか」、「益税を徴収できるのにしないでおく理由は何か」が探してもなかなか出てきません。

    そうすると「デジタル化して管理しやすくなったから益税部分もこれからは納税しましょうね」と言われたときに「確かにそうだなぁ」と私なんかは考えてしまいます。
    これが「悪法」と呼ばれる程に「益税を徴収するな」というのは「弱者をいじめるな」以外になにか税制や法的な観点はあったりしますでしょうか?
    (たぶん私は身の回りのフリーランスがどういうタイプの人間なのかよく知っているので、「弱者をいじめるな論」に疑問を感じているのかもしれません。)

  • #8

    匿名の住人 (水曜日, 02 11月 2022 20:04)

    #5
    #7

    まず大前提として、私はインボイス制度に強く反対している訳ではありません。
    ただ、色々知っている人間からすると、「なんで今頃反対するの?」という疑問があったので、参議院選挙でも話題にならなかったし、メディアが全く報道しなかったことをむしろ問題にしている訳です。

    年間200万円の稼ぎがあった人が年間20万円も消費税納めたら大変ですよ。
    確かに今まで優遇されていた、という考え方も出来ますが、本業をやりながら自分で経理も大変ですよ。
    あと、年収200万円って簡単に言いますけど、サラリーマンじゃないんだから、毎年200万円稼げる保証はどこにもないし、何だったら年収200万円は生活保護レベルと同等レベルの収入ですよね。

    あと、皆さん消費税の確定申告書の書き方とか、インボイス対応の請求書の発行の方法とか知ってますか?という話ですよね。
    年収200万円じゃ税理士も経理担当も雇えないだろうし、自分で勉強するのは色々大変ですよね、という話です。
    簡易課税、という言葉すら知らない人は世の中にたくさんいますし。

    おっしゃる通り「廃業」は煽り過ぎな気もしています。
    確かにアニメ声優さんの経費計算なんてたかがしれてると思います。
    声優組合?とかで今後は税務指導とかもあるのかもしれません。

    ただ、「自分が出来る」からといって、誰にでも出来る訳では無いのが事務作業です。
    事務処理が苦手な人は本当に苦手です。
    あと今後は、取引先から課税事業者になるか、値引き要請を受けるか、の二択を迫られる可能性も高いです。

    明らかに年商1000万円以下の免税事業者を狙った制度だから、いわゆる社会的弱者(この言い方も失礼ですが)に対して冷たいんじゃないの?と言っている人が最近増えている訳です。

    で、私は「今から反対するの?反対するならもっと早くにやればいいのに」と思ってしまったので、メディアを批判しているのです。
    会計ソフトから何まで、世の中の流れとしてはインボイス対応は進んでいるので、今から止めるのは面倒だな、という気持ちも本音としてはある訳です。

    まあ、無くなるなら今まで通りに戻るだけなんでしょうけど。
    あと、売上を1000万円にならないように調整するのは今の世の中でも、さすがに犯罪になりそうな気がしますけど、、、
    私はそういうことは何も知らないので断定はしないし責任も取りませんけどね。

  • #7

    トマト (水曜日, 02 11月 2022 18:46)

    私の理解不足かもしれませんが、インボイスは、より公平になる面もあると思いました。

    インボイスが導入されたら・・・
    ➀売上が900万円の事業主からも消費税を納めてもらえる。
    ②それぞれの売上が1,000円万未満になるように、あえて事業を細分化している事業主からも消費税を納めてもらえる。
    ➂消費税を納めなくてもいいように、2年毎にあらたな事業を立ち上げるなどの工夫をしている事業主からも消費税を納めてもらえる。

    個人事業主であれば、おそらく青色申告はしている方が多いと思うのですが、違うのかな?
    もともと青色申告をしている方であれば、消費税の計算に「簡易課税(売上が5,000万円以下の方限定)」を選択すれば、そんなにめちゃめちゃ複雑な計算はせずに済むと思うのですが。

    ➀はともかくとして、②と➂がなくなるのは良い事のような。

    とはいえ、インボイスを進めるより、政府のコロナ予備費の使途不明金の方をはっきりさせてほしいです。
    そっちの方がよっぽど国庫に直結する案件です。
    あと、もう、コロナワクチンに兆単位のお金を支出するの、止めてほしい。
    日本が貧乏になってしまう(T_T)

    2022年4月22日 日本経済新聞
    コロナ予備費12兆円、使途9割追えず 透明性課題
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA143WV0U2A410C2000000/
    「国会審議を経ず、巨費をずさんに扱う実態が見えてきた」

    あまりに金額が大きすぎて、全くイメージ出来ないのですが・・・
    1兆円は1億の1万倍!!です。
    12兆円が国会審議を経ずに使えて、かつ使途不明。日本、ヤバイ(T_T)

  • #6

    あしたのジョージ (水曜日, 02 11月 2022 17:43)

    正直に言って私には難しい問題ですが、皆さんのコメントを見ているとかなり良くないものなんだろうなとは、想像出来ます。

  • #5

    小林よしのりの後継者 (水曜日, 02 11月 2022 15:23)

    この関連の記事からインボイスについてちょうど勉強し始めたのですが、わからないことがあるので、ご回答できるかたがいらっしゃるとありがたいです。
    一連の記事で、問題点はいくつか理解できました。
    メディアの無関心さや、個人事業主の経理作業が煩雑になること。
    また、租税法律主義や担税力などの言葉を知り勉強になりました。

    いろいろと考えると、小売、飲食、サービス業の個人事業主にとっては厳しい制度なのかな?というイメージを持ちました。
    ただクリエィティブ系から見たこのインボイス制度の怖さをまだ理解できずにいます。

    「年収200万円の声優さん」という書き込みがあったので、それを例えにしますが、
    年収200万円なら、消費税の免税部分が20万円分だと考えます。
    今後、インボイス制度がはじまると、その20万円は納税しなくてはいけないので、年収が180万円になる。
    月にすると1万6千円の収入減です。

    これが痛手なのは十分理解できるのですが、それで「廃業をする」「税金の計算ができない」というところにはどうしても想像が付きません。
    個人的には月1万6千円の収入の増減は、仕事に波のあるフリーランスからしたら逆にコントロールできない範囲の金額で、それが廃業には繋がらないのではと思っています。
    (もちろんフリーランスだけど固定給の人もいるのは理解していますが)

    また、声優さんであれば、声が道具のため、仕入れするものもほぼないので、税金計算の煩雑さもあまり想像がつきません。
    (「教材費」「通信費」などはもちろんあると思いますが)

    よくアニメーターや声優の人が例えで出てくるので、このクリエィティブ系についてどういう悪影響があるのかが具体的な話をできる方いますでしょうか。
    ご教授いただけますと幸いです。

  • #4

    トミキョウ (水曜日, 02 11月 2022 14:04)

    私は経理も担当しているのですが、まさに悪法です。
    中小零細企業というよりも個人業務委託者に対する冷酷非道な仕打ちだと思います。
    消費税がある限り、財務省は何でもできます。
    資源高不況・円安の中、ポイント付加や事業者に対する補填(ガソリン高に対する施策等)ではなく、消費税廃止を声高に叫びたいと思います。
    消費税は輸出企業にとってはめちゃくちゃ益税です。消費税は生まれる前から死んだ後もかかる、人道税以上の悪税です。社会保障の財源でもありません。
    税の役目はビルトインスタビライザーです。
    こんな悪法、くそくらえです!

  • #3

    匿名の住人 (水曜日, 02 11月 2022 12:35)

    なんか、思いがけず採用されたのでびっくりしていますがこの制度、6年前には国会を通っていたようですね。

    自民党や安倍政権を監視している人たちは何をしていたのか、と思います。
    岸田首相も野党の追求に色々答弁してますが苦しい言い訳が多いようです。

    日本はかなり特殊な国で、年末調整があることによって、「自発的に」税金を納めているサラリーマンは少ないですよね。
    だから、こういう制度にも無関心なんでしょうけど。
    テレビ局のアナウンサーも年末調整していれば、個人事業主のインボイス対応なんて、全く興味ないでしょうし。

    声優さんたちは年収200万円代の個人事業主が多いらしいですが、はっきり言ってサラリーマンより低い年収ですよね。
    そもそも、消費税の免税事業者制度は新規事業者やベンチャー企業など、体力のない弱者を消費税計算の煩わしさから守るためにあった制度だと思うのですが、今回「駆け出しの」声優さんや個人タクシー運転手に重い税負担と煩雑な手続きを求めたことは、弱い者いじめではあると思います。

    私は正直、国民が知らされていたならこのインボイス制度に特に反対する理由も無いんですが、なぜメディアが報じなかったのか?
    疑問点はそこに尽きるんですよ。
    日本国憲法では「租税法律主義」を明確にうたっていますが、これは税制は民主主義的手続きを経なければ変えてはならない、ということだと思います。
    年収200万円の声優さんに消費税の税負担と税計算を求めることは、担税力(税金を収める力)の原則に適合しているのか、など。

    結局、選挙特番で多くのテレビ局は政策ではなく、政局だけを追いかけた。
    そのツケを国民が払わされているのだと思います。
    安倍政権は知らないうちに生活保護の要件を厳しくしたり、やりたい放題でした。
    私はメディアの安倍政権批判がとにかく的外れなものが多かったことに非常に失望しています。

    結局、メディアが馬鹿だと権力に的確なツッコミを入れられないんですよ。
    そして、日本特有の選挙期間中の言論統制にもかなり疑問があります。
    なぜ、選挙期間中に政治についてSNSで議論してはいけないのでしょうか。

    むしろ、民主主義を標榜するなら選挙期間中にこそ、様々な問題を議論すべきでしょう。
    アメリカの大統領選を見ていて、やはりあれこそが民主主義だと感じます。
    正直、羨ましいです。
    毎回思うことですが、選挙が終わってからの選挙特番で、政策について議論したって手遅れなんです。
    様々な社会問題を議論してこそ民主主義でしょう。
    選挙期間中のSNSによる言論の解禁を強く望みます。

    色々思うことを書いてみました。
    長文駄文失礼致しました。

  • #2

    タロー.G (水曜日, 02 11月 2022 05:52)

    カレーせんべいさんのコメントを読んで、インボイス制度というのは、コロナ禍におけるノー魔吸苦虐め、惑珍未接種者虐めと同じだと思いました。どちらも少数派を排除しているからです。しかも国家は自分の手じゃ汚さずに。よしりん先生が千葉のおどれらライブで「共同体の復活を!」と仰っていましたが、こんな八つ墓村で相互信頼を破壊した国で復活できるんだろうかと不安です。改めて日本ていう国は本当に八つ墓村の国なんだなあと慨嘆しました。

  • #1

    古也 (水曜日, 02 11月 2022 03:44)

    この件は、大変ですよね。
    経営・運営上の支障になるほか、これは結果として、各分野の事業そのものを縮小させてしまうのではないでしょうか。