≪考察≫「新型コロナワクチン特例承認取消等を求める裁判」への違和感を分析する

 

モコチ (金曜日, 15 10月 2021 00:40)

 

うーーーん、、、

今回の裁判の流れををあらためて見直すといくつか疑問がわく点がありますね。

 

裁判や法律に関しては全く素人ですが、

原告木原弁護士が動画で述べた経緯が事実であったと仮定した際、以下の点に疑問を感じました。

 

裁判長が「選挙に関する部分は当裁判と関係がないため陳述を認めない」の部分で

 

1、木原弁護士曰く意見陳述の内容は事前に裁判所に提出していた。とのこと、通常の裁判の手続きから行けばこれは当然であろうと考えられる。

 

2、しかし裁判長は当日開廷後、木原弁護士が意見陳述を始める前に「選挙に関する部分の

陳述を認めない、読まないこと」と命令

 

3、木原弁護士は「ワクチンは政治問題であるから国政選挙に出馬するということは関係がある」とし、命令を無視、陳述を強行

 

4、選挙に関する部分に陳述が及び裁判長が制止、警備員に強制退廷させるよう命令

 

1は通常の手続きであるから木原弁護士の言う通り事前に口頭弁論の内容は裁判所に通知していたでしょう。

しかし2の裁判長の判断は「開廷当日」に木原弁護士に伝えられたのか、それとも事前に木原弁護士側に知らされていたのか?

 

裁判所のサイトにあるQ &Aには

 

https://www.courts.go.jp/saiban/qa/qa_minzi/index.html

 

Q 裁判を起こした後,裁判所では,どのような手続が行われるのですか。

 

A 事件を担当することになった裁判官(複数の裁判官(合議体)で審理される事件については裁判長)は訴状をチェックし,形式的に不備がなければ,公開の法廷で裁判手続を行う日時(口頭弁論期日)を指定し,その日時に裁判所に来るように原告と被告を呼び出します。訴状に不備があれば,裁判官(裁判長)は,原告に対して,不備を直すこと(補正)を命じます。

 

裁判長が開廷当日になって突然木原弁護士へ「選挙に関する部分の陳述しないことを命令」したのであれば裁判所側に問題があると思います。

 

事前に裁判所から木原弁護士へ訴状(意見陳述の内容も含まれると思うが確証なし)の不備を補正することを伝えていたのであれば開廷前に裁判所と折衝をすべきだし、不備の補正を不服としたからといって、補正の命令を無視して陳述を強行したとなれば木原弁護士に問題があると思います。

 

むしろ陳述を強行することで混乱を招き注目を集めようと、パフォーマンスに裁判を利用しているのかという疑念が湧きます。

 

この裁判の最大の争点はワクチンですが。

木原弁護士にとって明らかにしなければならないのは

「手続きの不備はあったのか」

「選挙と国政に関する内容が裁判に関係がないとする判断は妥当か」

「裁判に関係がなければ陳述を裁判長が差し止めることに法的根拠はあるか」

「著しく同席者の安全を脅かす可能性が低い原告に対し、強制退廷を裁判長が命ずるのは妥当か」

だと思います。

 

木原弁護士はこの点を明らかにし、裁判所側に明らかな手続きの不備があればそこを糾弾すべきだと思います、でなければ以後もまともな裁判ができないと考えます。

 

何かこう「不当な権力との対峙」をしているようなイメージを全面に出しますよね、もっと淡々と粛々とやるべきところもあるだろうに。

 

あと、やっぱりその、、、ゲイツが出てくるんですね、すっきやぁなぁホンマに

 

時空を超えて(超えてない)あなたは一体何度ーーーー我々の前に立ちはだかってくるというのだ!!

 

ビル・ゲイツ!!!

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

モコチさんの論点整理(&ギャグ)がすごいです!!^^

 

 

注目の「新型コロナワクチン特例承認取消等を求める裁判」について、私も何とも言えないモヤモヤがあって、その感覚を【芥川龍之介の藪の中】と評しました。

 

 

【過去配信】

10月12日付:新型コロナワクチン特例承認取消等を求める裁判~陰謀論は戦術・戦略レベルで控えるべきだと考える~

 

 

仮に木原功仁哉弁護士や傍聴者の証言が「事実」だとしても、裁判所の対応の「真実」は別だと思っていました。

 

モコチさんの論点整理を読んだ上での、ひとつの仮説ですが、事実は「裁判官は、事前に、木原弁護士に対して、訴状の不備を指摘していたのに、木原弁護士がそれを無視して冒頭陳述として読み上げたというところではないでしょうか?

 

そして、その事実を支持者に対して黙っているとすれば、不義木原功仁哉弁護士にあると私は判断します。

 

・・・これは「仮説の上の批判」です。

 

確かに報道も全然されていないし、「真実」が分からない。

 

ただ、ビルゲイツへの批判に比べれば、確度の高い仮説だとは思っています。

 

 

そしてモコチさんがおっしゃった「もっと淡々と粛々とやるべきところもあるだろうに。」という感覚に賛成です!

 

せっかくの意義のある裁判が、パフォーマンスで終わるのであれば、すごく残念です。

 

 

「普通でいいじゃない」

「普通に戻りましょう」

 

と言いたいです。

そうでしょう、おぼん・こぼん師匠・・・否、木原功仁哉弁護士。

 

尊敬させてください!


 

 

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コメント: 5
  • #5

    くれは (土曜日, 16 10月 2021 12:48)

    キバヤシ懐かしい!

  • #4

    モコチ (金曜日, 15 10月 2021 22:00)

    コメントを取り上げていただいてありがとうございますm(_ _)m
    またコメントを寄せていただいた方々もありがとうございます。

    最初に違和感を感じたのは原告団のウェブサイト

    https://567sosyou.org/

    訴訟の内容や裁判の経過などが掲載されているのですが、この中で

    「政治とマスコミが一体化した大政翼賛体制を打破するためには次回、一層多くの国民が駆け付け、司法に圧力をかけることが不可欠のようだ。」
    という記述がありました。

    これをみた瞬間「もしやまともに裁判をする気が無いのか?」と思いました。

    裁判所に多くの人員を動員して圧力をかけることは「法の支配」に対する挑戦では?
    これは扇動とも取れる文章です。

    確かに現在進行形の国策、しかも政府の肝いりの政策を正面から裁判に打って出て勝訴を勝ち取るのは尋常な難易度では無いでしょう。原発の差し止め訴訟もそうでした。

    しかし国側のムチャクチャな論理矛盾を広く一般に露見させるためには正攻法で挑まなければなりません。
    倉持麟太郎弁護士のグロバールダイニング訴訟のように体制側から、どう考えてもおかしいと思わせるような答弁を引きださせて法廷の場で矛盾を白日の元に晒す。
    それならば、その裁判はたとえ負けても、世論に訴えかけるものがあるはずです。

    今からでも方向性を転換させ、国側の矛盾だらけの主張に切り込んでいってほしいです。

  • #3

    かわじ (金曜日, 15 10月 2021 19:07)

    僕もモコチさんカレーせんべいさん&お二方とだいたい同意見です。
    なんか過去振り返ると「戦争論」後の「こわばったサヨク空気」を壊そうとするがあまり
    「ネトウヨ」的なやり方に傾倒してしまった一部の方々を、思い出してしまいますね。。。
    (かくいう僕も当時は少し、そっち側に魅せられそうになった時期はあります(苦笑))

  • #2

    jaune brillant (金曜日, 15 10月 2021 14:18)

    木原弁護士が何と言おうと、一般的には「選挙出馬と今回の裁判内容が関連性がない」という裁判官の判断の方が支持されるのではないでしょうか。「新型コロナワクチン特例承認取消等を求める裁判」というテーマは素晴らしいのに、悪目立ちしているだけというのが、残念というか迷惑というか・・・モコチ様のおっしゃる通り、「不当な権力との対峙」している、という自己アピールが目的なんでしょうね。
    事実はカレーせんべい様の仮説通りなのではないかと、私も思います。

  • #1

    和ナビィ (金曜日, 15 10月 2021 13:33)

    報告の記者会見の動画を見ました。
    「裁判官につまみ出された」事情を縷々述べておられましたが、それじゃ裁判を起こす方の【戦略】が違っているだろうと思いました。
     裁判の狙い、本当に困っている人々、そのための周到な作戦、----せっかく起こした裁判、たくさんの人々の支持を得て最大限生かせる工夫をして望まないと危ういです。モコチさん、カレーさんのご意見に賛成です。