【アニメおぼっちゃまくん感想】第239話 えらい紅茶!ここであったが百円玉(前後編)

第239話 えらい紅茶!ここであったが百円玉

アニメおぼっちゃまくんの「第239話 えらい紅茶!ここであったが百円玉(前後編)」の感想対談です。

 

え:えみりん(女性・茶魔のイラストを描くのが得意)

カ:カレーせんべい(男性・茶魔語を創作するのが趣味)

 

第239話・第240話

【えらい紅茶!ここであったが百円玉】

 

 

え:今回の話、面白かったです!

 

 

カ:「ウルトラマンとゴジラ」をパロディーにした話でしたね。

 

 

え:最初に袋小路くんが茶魔にイタズラをしていたので、何か仕返しめいたストーリーになるのかなと思って見てたんです。

 

 

カ:なるほど。ところが予想に反した「友情物語」でしたね!

 

 

え:まさか途中で「ヒーローもの」になるとは思わなかったですね。

 

 

カ:袋小路くんの体が、ゴジラのような怪獣に変わっていく中、茶魔だけが袋小路くんへの態度を変えずに、怖がらなかったですよね。

 

 

え:それを袋小路くんがすごく感動しちゃってましたね。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

 

カ:自分が人から疎外されている最中に、態度を変えずに接してくれたときの感動は一生忘れらないですよ。

 

 

え:そうですよね。

 

 

カ:演技や見せかけではない人の優しさを理解するためには、イジメを体験するしかないとすら思います。この世界は残酷で、捨てる神が99%以上・拾う神は1%未満なんです。その証拠に『自分だって普段は「捨てる神側」』なんですからね。

 

 

え:袋小路くんとしては、茶魔の偏見の無い態度に感激してましたね。怪獣の姿なのに、人の目も気にせずに一緒に遊んでいたのが良かったです。

 

 

カ:茶魔はアホだけど、その態度は素晴らしいなぁ。

 

 

え:なかなかできないですよ。

 

 

カ: 袋小路くんも「もし自分の心が怪獣になって、暴れだしたら、やっつけて欲しい」と茶魔に頼んでいましたね。

 

 

え:それがまたすごいね!「助けてほしい」ではなくて「倒してほしい」と頼むなんて・・・。

 

 

カ:これは「尊厳死」に通じる感覚だと思いました。

 

 

え:「人を傷つけるくらいなら自分がいなくなることを選択する」というのはなかなかできないです。

 

 

カ:そう考えると、怪獣化した袋小路くんに偏見を持ったり、差別をしなかった茶魔も見事ですが、袋小路君もまた見事ですね!

 

 

◆◆◆

 

 

カ:今回の話はシリアスな部分もありましたが、それ以上にギャグがたくさんありました!

 

 

え:ウルトラマンになった茶魔と、怪獣となった袋小路くんの戦いは笑った。

 

 

カ:漫画では「ウル茶魔マン」「フクロコジラ」でしたが、アニメでは「茶ッパマン」「フクロリアン」と名乗っていましたね。茶ッパマンは地球では3分半しか戦えないのに、その貴重な時間を使ってうんこしてたからね(笑)

 

 

え:胸には「ちんこマーク」をつけてたし、下ネタのオンパレードだ(笑)

 

 

カ:殴られて痛いとか、地球なんて放り出して帰りたいとか泣き言ばっかり言ってるし、どんなヒーローだよ!(笑)

 

 

え:自分一人ではヒーロースーツを着れなくて、敵に着替えを手伝ってもらったのは笑った(笑)

 

 

カ:あれはアニメオリジナルのギャグでしたが面白かった!!茶魔は、普段から一人で服も着れないんだな。

 

 

え:茶魔がベースのヒーローだから、仕方ないね(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

カ:茶魔がウルトラマンに変身する前のことですが、怪獣フクロリアンが戦闘機に攻撃されたのはメチャクチャかわいそうでした。

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

 

え:フクロリアンは、観覧車に乗っていた人たちを助けようとしていただけなのに・・・。

 

 

カ:人のために力を尽くしていただけなのに「偏見」のために攻撃対象にされてしまった! こんなことをされては人の心を失っても無理ないよ!!

 

 

え:でも攻撃してしまうのも仕方ないかも…。だって見た目怪獣だもん…。

 

 

カ:むむむむ。

 

 

え:うーーん。

 

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

カ:そんな怪獣のフクロリアンが、自分の体を盾にして、戦闘機の攻撃から茶魔を守ったのは、すごく人間らしかった。

 

 

え:そうやね!あれは少しジーンときた。

 

 

カ:ある意味、差別や偏見で人を攻撃するのは「人間らしい」のかもしれません。しかし体を張って人を守る自己犠牲もまた「人間らしい」と思います。

 

 

え:そうですね。自己犠牲ができるのは人間だけかもしれませんね。

 

 

カ:僕は袋小路くんは「いい奴」だと思いました。

 

 

え:わたしも今回の話を観て、袋小路くんの印象が変わりました。本当はいい子なんだろうなって思いました。

 

 

カ:袋小路くんは成金で厭味ったらしいけど「自分を認めてくれる人間には義理を通す男」なのかもしれない。義理を通す人間なんて、いまどきいやしないのだから、私は好きです。

 

 

え:義理堅い子なんですね。

 

 

カ:うん。そう感じました。

 

 

え:茶魔も、最初こそおふざけモードでしたが、袋小路くんの言葉を思い出してからは本気になりましたね。

 

 

カ:袋小路くんが「もし自分の心が怪獣になって、暴れだしたら、やっつけて欲しい」と茶魔に頼んでいた言葉ですね。

出典:小林よしのり「おぼっちゃまくん文庫本第5巻」

ウル茶魔マン対フクロゴジラ

 

 

え:その言葉を思い出して本気になったのは、相手のことを思った行動ですね。

 

 

カ:確かに。

 

 

え:友情だね。

 

 

カ:そんな真剣バトルも、最後は「へぽーんアタック」で相打ちという展開も面白かった(笑)

 

 

え:完全に顎が外れてる(笑) しかも、変身が解けても顎は外れたままだった。

 

 

カ:お互いのアゴが外れてバトル終了、まさに「痛み分け」だな(笑)

 

 

◆◆◆

 

 

え:今回の話、とても良い話でしたが、たとえばホームページをご覧のゴー宣ファンは、皆様ご存知なのでしょうか?

 

 

カ:というか、作者である小林よしのり先生も、今回の話は知らないと思いますよ。

 

 

え:はぁっ!? 作者が、自分で作った話を知らないって、そんなことがありますか?(笑)

 

 

カ:それがあるんですよ! 小林よしのり先生って、自分で作った話はすっかり忘れて「全く知らない状態」なんですよ。

 

 

え:まぁ、ちょっと忘れっぽいというのはあるかもしれませんが。

 

 

カ:いやいやそんな次元じゃないんですって! これは本当に冗談でも大袈裟でもない。自分の漫画を読んで「この漫画描いた奴、天才だよ!」って感動するくらいです。そのくらい小林よしのりってアホなんですよ(笑)

 

 

え:アホと天才は紙一重!

 

 

カ:そうそうまったくその通り! 小林よしのりは茶魔に匹敵するアホキャラです(笑)

 

 

え:カレーさん、アンチよりも小林よしのり先生をディスってますね(苦笑)

 

 

カ:それで思い出したけど、私は小林よしのり先生に直接抗議したことがあります。

 

 

え:え、抗議?

 

 

カ:おぼっちゃまくんの話の中でも名作中の名作【茶魔のツノが伸びる話】があるんです。それが何かのキッカケでネットニュースになったとき、小林よしのり先生は「そんな話あったかな?」とブログで書いたんです。

 

当時のブログ

https://yoshinori-kobayashi.com/11662/

 

 

え:自分で描いた話なのに、本当に覚えていないんですね(笑)

 

 

カ:私は【茶魔のツノが伸びる話】を小学生のときに読んで、とてつもなく感動したんです! 「人生に影響を及ぼした」と言っても過言じゃないです。それを作者が全く覚えてないなんて言うもんだから『あの感動の名作を描いたことを忘れるとはなにごとですか!反省してください!』というメッセージを送ったんです(笑)

 

 

え:あはははは、なんですか、その”抗議”は(笑)

 

 

カ:そしたらよしりんはブログで『読者からお𠮟りを受けてしまった。申し訳ない。』と謝罪したんです(笑)

 

 

え:あの小林よしのりが謝ったんだ(笑)

 

 

当時のブログ2

https://yoshinori-kobayashi.com/11667/

 

 

 

カ:これを言うのは野暮だけど、もちろん抗議も謝罪も全て「プロレス」です。大阪で言う「ミニコント」ですねね。だけど『親しみや愛情をベースにした「笑い」のやり取りが暗黙のうちにできていた』ことに当時感動しました。「裏で口合わせ」とか一切無しにね。

 

 

え:作者も読者もユーモアがあるってことですね!ところで私はその【茶魔のツノが伸びる話】が気になります。

 

 

カ:まだ知らないなら、是非とも見て欲しい名作です。それではその回を取り上げましょうか!

 

 

え:はーい☆ どんな話か、楽しみにしています♪♪


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