ゼロコロナは無理だ、玉川!withコロナにカジキらんか〜い!

 

ハックスレーの

ゴー宣いきもの図鑑 

 

第22

 

ゼロコロナは無理だ、玉川!

withコロナにカジキらんか〜い!

バショウカジキIstiophorus platypterus。

【スズキ目マカジキ科バショウカジキ属】

 

巨大な背鰭が特徴的で、全長350センチ、湿重量100キロに達する大型種のカジキです。

背鰭がバショウの葉に似ている為、その和名が付きました。

 

この背鰭は遊泳時に折り畳まれていますが、獲物となる小魚の群れを見つけた時に威力を発揮します。

バショウカジキは魚類や頭足類などを捕食する動物食性で、遊泳速度は時速100キロに達し、小魚の群れを発見すると急接近を行い、群れに追いつくと急激に方向を変え、巨大な背鰭を最大に拡げて急ブレーキをかけ、小魚の群れの前に立ちふさがります。

それにより、パニックを陥った小魚を特徴的な上顎を振り回し、撲殺して捕食します。 クジラの一種、イッカクの様な捕食方法です。

 

ダツやオキザヨリのような細長い魚は、同じく上顎で撲殺し、折り曲げてから呑み込みます。

高速で泳ぐ生態の持ち主なので、骨格は思った以上に華奢です(※マリンワールド海の中道より)。

アクアマリン福島では大水槽での飼育記録があり、飼育下では死魚を上顎を使わずに、直接丸呑みにするのが観察されています。

 

本種はマンボウと同じく、水槽壁面に吻部をぶつけて、折ってしまうらしく、飼育は難しい部類に入ります。

バショウカジキは刺身として各地で食べられており、味はマグロのようで、特に背鰭付け根の筋肉は美味でした(よく動かす部分)。

殆どが鮮魚で加工用になることは少なく、カジキの中では金額は比較的安い方です。

全国的に流通することはあまりないみたいですが、偶々知人に頂いて召し上がりました。




ハックスレーの

生き物なんでも質問箱

 

下のコメント欄に

質問や感想・要望

なんでも投稿くださいね♬

コメント: 1
  • #1

    和ナビィ (木曜日, 03 6月 2021 23:51)

    背びれ広げて急停車?し、上顎をブンブン振り回して殴り殺しているお魚の様子を想像すると、つい出る言葉が「真珠られない~!;」。
     重さ100キロとはドでかいですね。「老人と海」(ヘミングウェイ)に登場するあの大きな魚でしょうか。骨ばかりになった標本の写真も拝見し、びっくりしました。

    「カジキマグロ」と書かれた刺身を買ったことがあります。これもマグロに似た味でした。また、食材として「カジキ」の切り身はわりとよく見ます。
     食品用にはマグロやタイを思わせる命名をするものなのでしょうかね(アカマンボウをマンダイと言ったり、カジキにマグロをくっつけたり)。それもイメージ操作かもしれませんね(^-^)>;。

     それから「バショウカジキ」の文字面を見て「バカショウジキ」と読み間違えそうになったとかならなかったとか・・・(>o<);。