ゴーマニズム宣言 2nd Season 第1巻 第2宣言「西部邁、属国に死す」

 

ゴーマニズム宣言 2nd Season 第1巻

【第2宣言 西部邁、属国に死す】

《2152文字》 

 

カ:ゴーマニズム宣言 2nd Season 第1巻から、第2宣言「西部邁 属国に死す」について語り合いましょう。

 

た:印象に残ったのは、それまで犬猿の仲だった小林よしのり先生と西部邁さんが和解の握手をした直後の西部さんのセリフです。

 

カ:『メインになりなさい』ですね!

 

た:この握手に至る前に、小林よしのり先生は『サブカルチャーはメインをおびやかす存在でいい』と言ってるんです。

 

カ:「漫画はサブカルチャー」という位置付けこそが『価値の序列』なんだと、漫画家・小林よしのりが認めたわけですね!

 

た:それを受け止めた上で西部さんは『メインになりなさい。』と言ったわけです。

 

カ:凄すぎる!まるで漫画のようだ!

 

た:つまりこれは「漫画というのはメインを脅かす存在ではあるが、サブカルチャーを超えてメインになれ」という意味だと思いました。

 

カ:西部邁は「小林よしのりはメインになるべき存在」だと、かなり初期の頃から見破っていたということでしょうね。

 

◆◆◆

 

た:その後、西部さんと小林先生は、同時多発テロのときに共闘関係が最も強くなったと描かれています。

 

カ:今や大失敗が明らかになったイラク戦争でも、当時は、理論的に反対した保守言論人は、西部邁と小林よしのりくらいしかいなかったです。

 

た:だから余計に共闘関係が強くなって共著も何冊か出版されていましたが、ある日、突然「縁が切れる」みたいになっていましたよね。

 

カ:私は「本日の対談」というお二人の対談本が大好きでファンでした。ところが、あるときから急に対談相手が変わっちゃったんですよね。しかもその理由も明らかにされないままに・・・。ゴー宣ファンとしては、西部さんとの絶縁は長年の疑問でした。

 

た:その別れた理由とは「社交についての意識の差」だったんですね。

 

カ:西部さんが「自裁死」で亡くなったことで明かされた真実ですね。

 

た:その間、小林よしのり先生が「西部氏との決裂の理由を全く書かなかった意味」を僕は考えてしまいます。

 

カ:私は、小林よしのり先生は西部邁について、まだまだ書いてないこといっぱいあるような気がします。

 

た:なるほど。

 

カ:だからいつの日か「西部邁を振り返る回」が描かれるんじゃないかと想像しています。

 

◆◆◆

 

た:僕はそもそも西部邁さんのことを知ったのがゴー宣だったんです。

 

カ:そうなんですね。

 

た:もっと言えば『言論人』や『言論誌』というものが存在することすら、ゴー宣を読んで初めて知ったくらいなんです。

 

カ:うーーん、それは『庶民の正直な告白』かもしれないですね。

 

た:カレーさんは、ゴー宣を読む前から西部さんのことは知っていましたか?

 

カ:いや実は私も、全く知らなかったです(苦笑)「朝まで生テレビ」は見たことが無かったです。

 

た:世の中には「言論人」とか「知識人」という人がいることをあんまり分かってなかったですよね。でも言われてみれば確かにそうやって発言したり本を書いたりして世の中に影響与えているような人が確かにいるわって、感じていたぐらいですね。

 

カ:私は「言論」という概念を、ゴー宣を通じて知りました。

 

◆◆◆

 

た:ところで僕が気になったのは「スジャータ」という必殺技ですね。

 

カ:スジャータって、別に技の名前でもなんでもないんですけどね()

 

た:だけど、これ、結構な勢いで、みなぼんさんの鼻の穴に指突っ込んでいますよ。

 

カ:スジャータと叫びながら左手で相手の鼻の穴に人差し指を突っ込む技・・・。これはすごいですね。

 

た:完全にダメージを与えてますね。

 

◆◆◆

 

カ:私はこの作品で登場した駅弁を食べましたよー。

 

た:「東海道肉づくし」ですね。お味はいかがでしたか?

 

カ:流石よしりんが絶賛するだけあって、めっちゃおいしかったです!!

 

た:「東海道肉づくし」って、関西からなら東京方面に乗らないと買えないのでしょうか?

 

カ:いやいや、新大阪駅の改札内で売っていましたよ。

 

た:ゴー宣の中で「郷土(おクニ)の自慢が弁当にはぎっしり詰まっている」と熱く描かれていますね。

 

カ:私もホームページの中で「手料理とゴー宣」というコーナーを続けているのは、そこに地域性が出るからなんです。

 

た:ホームページの手料理やお弁当。お節やお雑煮とか、多様な地域性が写真から伝わってくるので面白いです。

 

カ:私が思うに「おクニは自慢していい」んですよ!偏狭なナショナリズムによる「排外主義」とは全く違いますからね。

 

◆◆◆

 

た:カレーさんが、印象に残った場面はどこですか?

 

カ:私が印象に残ったのは最後のコマです。

 

た:「西部邁が見られなかった『主権を持つ日本国』が実現する日が来るのだろうか?それともわしも属国に生き、属国に死ぬことになるのか?まだわしは諦めはしないからな!」というセリフですね。

 

カ:「属国に生き、属国に死んだ」と言うなら、今生きてる日本人全員そうなりますよ!

 

た:そうですね。

 

カ:諦めるか、諦めないかの二者択一なんです。「どうせなるようにしかならんわー」というニヒリズムのままでは、「属国に生き、属国に死んだ」になるだけなんです!

 

た:まず自分の国が「属国」であるということ自体、知らないまま、気づかないまま死んでいく人が大半じゃないかな?

 

カ:そうなったら、それこそが「真の奴隷」ですよね。

 

た:まずそこになんとか気づかせて、気づいたからにはなんとかしようというふうにもっていきたいですね。

 

カ:「奴隷になるか市民になるか」は1人1人の意識で変わるはずなんです!

 

た:そういう意味でも「まだわしは諦めはしないからな!」というセリフと表情は重要ですね!


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ゴーマニズム宣言 2nd Season 第1巻