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週刊SPA!10月15・22日合併特大号 第61章「なぜ掲載不可なのか?」

週刊SPA!10月15・22日合併特大号

ゴーマニズム宣言 第61章

 

「なぜ掲載不可なのか?」

 

カ : 今回はSPAゴー宣第61章「なぜ掲載不可なのか?」を読んで、どう思いましたか? 

 

た : なぜ不掲載になったのか?結局はSPAが「抗議されるだろう」と勝手に先回りして自主規制したということですかね?

 

カ : この作品を読んでも、なぜSPAが、よしりん少女像の回をボツしたのか、明確な理由が分かりませんでした。

 

た : ただ、あの…。「不掲載になったはずのよしりん少女像」がポンポン出てるじゃないですか?

 

カ : あははははは()

 

た : 「これがOKなら、別にボツにしなくて良かったんじゃないかなぁー」とも思ったんですけど…。

 

カ : ホンマやね!()

 

た : 経緯を説明するために必要最低限の「よしりん少女像」を出すなら分かります。でも、これ、けっこう、ポンポンポンポン出てますよね?

 

カ : 「SPAよ!これはええのんか?」とツッコミ入れたくなるね(笑) 

 

た : SPAの態度も一貫していないのかな、と思いました。

 

◆◆◆

 

カ : だから「よしりん少女像」を不掲載にした件は、SPAがあまりに臆病!ビビり過ぎなんですよ! 

 

た : そうですよね。

 

カ : もとはと言えば「ヤレる女子大学生RANKING」の記事に抗議した女子大生のせい!! 

 

た : やっぱり元凶はそこですよね。

 

カ : あの女子大生たちは「女性の差別用語、軽視する発言を今後一切やめるように」とか要求していたけど、この要求自体がものすごく大雑把なんですよ!

 

た : 確かに、表現の自由に対する配慮とか、意識は全く感じないですね。

 

カ : そもそも社会にも出てないガキが、社会の第一線で戦っている大人に対して対等以上に口きくなんて非常識でしょう!親が首ひも付けてでも子供を自主規制しろ!って話です。 

 

◆◆◆

 

た : 小林よしのり先生はSPAで不掲載になったのに怒りまくるわけもなく、「掲載してくれる雑誌に持ち込むまで」と対応したのがすごいと思いました。

 

カ : 個人的には、もっと怒りを出してくれた方が良かったと思いましたけどね・・・。 

 

た : 持ち込んだ雑誌って、僕は「小説幻冬」かと予想していたんです。まさかの「WiLL」でした。

 

カ : 私も「小説幻冬」と思ってました。まさか「WiLL」とは!

 

た : WiLL編集長の「表現の自由は待っていたら与えられるものじゃなく、自分で動き回って獲得するものだ」という言葉を、小林よしのり先生が好意的に評価する場面も印象的でした。

 

カ : そうですね。

 

た : 小林よしのり先生は過去に色々とあった雑誌でも、良いところはきちんと評価するのがスゴイと思います。

 

カ : 普遍的に価値があるモノなら、ポジショントーク無しに評価する。それが小林先生の度量ですね。

 

◆◆◆

 

た : あと、SPAが不掲載にした理由が全然分からないのですが、「よしりん少女像が、語尾にニダやスミダを付けていたことを、SPAがやたらと恐れていた」とあったじゃないですか?

 

カ : はい。

 

た : でも、もし語尾に「ニダ」「スミダ」を付けなかったら、作品の面白さは、だいぶ落ちますよね。

 

カ : そうですね。

 

た : 語尾に「ニダ」「スミダ」を付けてからの、韓国料理やその他全然関係ないモノに変えていったところがオモシロイわけですから。

 

カ : 「チョモランマ」とかね()

 

た : 語尾のデフォルメがダメと言うなら「モノマネもダメなのか?」というのは、本当にそう思います。

 

カ : 笑いの手法ですよね。今回の作品に出てたコロッケの似顔絵にも笑いました()

 

た : モノマネって、似ているポイントを極端にデフォルメするから面白いわけですもんね。

 

カ : そもそも「風刺画」ってそうじゃないんですかね?僕らが教科書で見てたような「日露戦争の風刺画」とかも。

 

た : 日本人が小さく描かれていたりしてましたよね。

 

カ : だから「そういうもの」ですよね、風刺という文化は。

 

た : そうですね。それをSPAが分からないとしたら問題です。

 

◆◆◆

 

カ : 少女像をおちょくることが、「女性蔑視」に当たるとでも思ったんでしょうかね?

 

た : おちょくってるのは、おちょくってますが、「女性蔑視」ではないでしょう。

 

カ : じゃあ、なにが問題なんでしょう?

 

た : 少女像そのものが「おちょくってはいけないモノ」になっているんでしょうか?

 

カ : 「少女像をおちょくることで、女性の人権を笑いモノにしている」というロジックを恐れたのでしょうか?

 

た : 普通の感覚で「少女像」を見たら、イジってくれと言わんばかりに感じるんですけどね。

 

カ : いやー、私は少女像を見て、笑いでイジろうという発想は湧かなかったですけどね。

 

た : そうですか。

 

カ : 私は「韓国人は自国の恥を世界中にばらまいているけど、まるで焦土作戦のように、それで韓国の若者たちは愛国心が傷つかないのかな?」と考えていました。

 

◆◆◆

 

た : 今回の作品の中で『アメリカはポリコレで「メリークリスマス」が言ってはいけなくなった』とありましたが、これはなんでダメなんですか?

 

カ : 「メリークリスマス」はキリスト教に関わる言葉だからだと思います。

 

た : そうだったんですね。

 

カ : ただ日本だって、ニュースアナウンサーが「冥福をお祈りします」と言いますが、これだって厳密に言えば、仏教の中の一つの宗派の考え方だと思います。

 

た : え、そうなんですか?

 

カ : 死後に対しての考え方は仏教の宗派で異なるはずです。確か。

 

た : そうだったんですね。

 

カ : いずれにせよ「日常的に定着した言葉」まで言葉狩りにあうとしたら、それは一般庶民レベルの表現の不自由ですね。

 

◆◆◆

 

カ :「あなたの意見には反対だが、あなたが意見を表明する権利は、命がけで守る」という言葉。

 

た :「ヴォルテールのものとされる言葉だが、これが民主主義の基本である」と紹介されてますね。

 

カ : カッコイイ!これがロック!そしてリベラル!

 

た : 確かにカッコいいっすね。

 

カ : でも現実には「もうこの出版社とは仕事しない!」とイキってる作家達も、一つの表現に対して脅しや脅迫をする連中も、結果的にそれと正反対のことばかりしてるわけですね!

 

た : 自分たちの行動が「表現の自由」を狭めているとは、自覚もないわけですよね!

 

カ : しかも自分では、正義や反逆だと思っている。こういうインチキロックにはうんざりします。

 

◆◆◆

 

カ : 私、ほんのちょっとだけ、SPAに物申して良いですか?

 

た : 掲載できる範囲でお願いしますね()

 

カ : 実は前から気になっていたんですが、雑誌の欄外に編集者がコメントを書くところがあるじゃないですか?

 

た : 柱(はしら)とか言うんですよね。

 

カ :「よしりん辻説法」の編集者のりか坊さんに比べると、SPAの編集者はそっけない文章に見えるんですね。

 

た : 確かに、そう思ってました()

 

カ : でもそれは「あえて客観性を保つためのスタンス」だと私は解釈していたんです。

 

た : それもずいぶん好意的な解釈ですね(笑)

 

カ : だけど今回ばかりは、SPAが不掲載にしたことに対する考察なんだから客観性を保つなどと言ってられない。「申し訳ございません」とか「我々にも考えがあります」とか、なんらかの意見表明はあるはずだと注目していたんです。

 

た : なるほど!

 

カ : それで、今回、なんて書いてありましたか?読みあげてください。

 

た :「いろいろありましたが、『ゴー宣2nd』3巻は11月上旬発売予定!」

 

カ : 宣伝かい!!!()

 

た : ここまできたら「そっけない」とか言うレベルじゃなくて、「芸風」ですね()

  

カ : 「これがプロだ!」と思い知らされました(苦笑)


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