感想文 ゴーマニズム宣言 第6巻

第109章「わしもプッツンした話」

 

 

話の中に登場する「絶対弱者ポカQ」

という短編漫画が強く印象に残った。


『結果平等でなく機会平等の社会でビリになる者』である絶対弱者は、

自分のアイデンティティーを回復させる最後の手段として「差別」を選択するという。

 

この作品から10年の時を経て、

ヘイトスピーチに代表される排外主義的なデモや、

ネトウヨが登場したことを見ても

小林よしのりの論理が正しかったことは明らか。


この章では朝日新聞記者が

「金儲けをするための差別する論」

を展開していたが、

それがいかに浅い論理であったかも分かった。