橋爪大三郎と菅野完の対談「規模は創価学会の百分の一以下、全国で五万票あるかないかの統一教会がなぜ、やすやすと政治の中に入り込めたのか?」

 

投稿者:まいこさん

  

橋爪大三郎さん(『日本のカルトと自民党』)と菅野完さん(『日本会議の研究』)の対談が記事になっています。

 

規模は創価学会の百分の一以下、全国で五万票あるかないかの統一教会がなぜ、やすやすと政治の中に入り込めたのか?

https://shueisha.online/culture/119910

 

 

 

橋爪大三郎さん

もしもアメリカでこれと似た問題が起これば、議会に超党派の調査委員会をつくるはずです。

 

その調査はもちろん、政権に左右されてはならない。でも日本の議会は、そういう調査委員会をつくって、国政調査権を行使し、フルレポートを書いたためしがない。

 

オウム真理教事件のときも、まるでやる気もない。検察に任せる、司法に任せるなどと言って、議会は何もしない。

 

統一教会の問題にしても、少なくとも安倍元首相が殺害された背景はどうなっているのか、きちんと国会が調査してフルレポートを書き、それを英語にして世界中で読んでもらい、教訓にすべきなんですよ。

 

 

「統一協会問題の闇」での、アメリカやフランスが当事国である日本よりも危機感をもって地下鉄サリン事件について議論し、カルト対策が講じられているという有田さんの言説と重なるように思います。

 

 

 

菅野完さん

いわゆる日本会議の「一群の人々」、安東巌さん、椛島有三さん、百地章さんは、昨年七月のあの不幸な事件以降、パラライズしているように見えます。

 

(中略)

 

橋爪大三郎さん

岸田首相がこの際、安倍派をやっつけて、保守本流の勢いを取り戻すことを本気で考えるならば、統一教会がらみで荻生田さんを標的にし、自民党の大改革に踏み切れば、勝機はある気がする。

 

日本会議の自民党への影響力が低下しているのならば、喫緊の課題を進める好機でもあるように感じました。

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

おぉ、橋爪大三郎さんと言えば、小林よしのり先生と竹田青嗣さんとの鼎談本ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論―自分と社会をつなぐ回路」がありましたね☆

 

知的好奇心を刺激され、それでいて読みやすい良い本でした♪

 

 

「地下鉄サリン事件」についてはフランスやアメリカでは真剣に議論していたらしいですね。

 

そしてフランスでは、地下鉄サリン事件を参考に、反セクト法までできたわけです。

 

そう考えると、日本に足らないのは「検証」すること。

 

そして「議論」することですね。

 

イラク戦争の検証もしないし、今回のコロナ禍(人災)の検証もしない。

 

もしこのまま統一協会問題の闇を「次の30年」に持ち越すのなら、いよいよ過ちを繰り返す人民ということになりますね。


↓(スポンサーリンク)↓



コメント: 9
  • #9

    グッビオのオオカミ (日曜日, 02 4月 2023 22:35)

    これは非常に良い記事でした。興味が尽きない話題です。
    まずは宗教を「思い込み」と混同するケースが多いのが問題です。実際は皇統問題の高森明勅先生の様に文献や歴史や言語や資料批判などでかなり研究が可能です。
    もちろん「神秘」の部分を認めつつ、出来ます。
    何でもかんでも宗教と各自の信仰を「思い込み」で話を終えるので、ややこしくなるのです。「信教の自由」を持ち出すとイチイチ何も言えなくなるという、バカバカしい話になるのです。
    宗教など中心には「神秘」が有っても、もっと合理的で論理的で文献と歴史的検証が出来るものですし、その意図も明確なものです。
    カルト宗教はどこか恣意的で個人的なイデオロギーに支配されたものだと思います。
    話しの流れで同意したくなったのは被害者に寄り添い過ぎる危険という論点です。
    確かに統一協会問題で被害者救済と新たな被害を抑止する対策は必要不可欠ですが、大体被害者救済の側の視点だと国家としての「ステルス侵略」の側面が見えなくなります。
    逆に政治的な「ステルス侵略」の側からだけ見ると、被害者救済が「手段」に見えてきます。
    個人の被害救済と防止という観点と、国家として侵略を防ぐという観点と、別々の論点として見つつも、相互にリンクした問題としても見る。そういう視点は統一協会問題に関しては特に必要だと思います。
    そして皇位継承問題に結びつく論点として「日本会議」の問題。以前、神社本庁に関して取り上げておられましたが、そこも同時に分析する必要があります。
    今回の安倍晋三亡き後の統一地方選挙で、何が出て来るか…。統一協会はしぶとく浸食してるでしょうし。そうである限り、政治的に影響力を行使してまた生き残るのでしょうし。
    実際にフランスやアメリカでカルト対策を真面目に考えたのは、民主主義と政治に「宗教」が関与する事に敏感だからかも知れません。
    日本は何でも他人事過ぎますね。オウム真理教の当事者なのに。

  • #8

    あるでぃー (日曜日, 02 4月 2023 00:02)

    とても興味深い対談でした。日本人の危機感の低さは世界的に見ても特殊なんだなと重ねがさね思いました。
    カルトの目的が、彼らの世界観を実現させることでそのために政治にエネルギーが向かっている、という橋爪さんの話しには震撼!
    はたして、統一協会ズブズブの象徴の萩生田を失脚させることができるのだろうか?日本人の未来が問われていると思う。今度の統一地方選、間もなく来そうな解散総選挙、目が離せません。

  • #7

    馬ノ骨 (土曜日, 01 4月 2023 18:30)

    もしも国会で検証して世界中にその成果を公表したら……日本の没落ぶりを世界に晒すことになりますね⁉ とりわけ安倍政権の特徴として、賞賛してくれる人と自民党にとって利益をもたらしてくれる人は、全員お友達として受け入れて優遇していたのではないでしょうか…カルト宗教まで優遇しやがって⁉
    おかげで(安部の考える)憲法改正の一歩手前までいきそうになった。危ない!

  • #6

    ワイルドたーきー (土曜日, 01 4月 2023 11:40)

    各国でセクト指定されてた旧統一教会でさえ、日本では国のお墨付きを与える宗教法人法を徹底的に見直さなければなりません。その際には反セクト法も視野にいれて欲しいが、、、、
    政権与党の一員の公明党がとても後ろ向きです。そこで問題になってくるのは創価学会が母体の公明党が政権与党になっていることは果たしていいのか?宗教行為と国政(政治活動)の境界線はハッキリさせるべきでしょう。これは前回のオドレらでも有田さんが、このあたりのお話をされていたと思います。
    日本の問題意識の無さが「絶望的民族」とよしりん先生に言わせる所以なのでしょうか。

  • #5

    チコリ (土曜日, 01 4月 2023 11:33)

    人数の問題じゃない気がします。
    協会に献身して人生のすべてを捧げる、目的完遂の為に全身全霊で闘う。
    協会は、ただ信者を動員して票を集めるだけではなく、
    使命を果たさんと秘書を養成したり、具体的に政治家に接近し懇意になり信頼される人間関係まで築いて、
    協会の目的を必ず達成しようとする、本気度が狂気に達している。

  • #4

    勤務医一筋 (土曜日, 01 4月 2023 09:28)

    パラライズ、、。
    結局同じ穴の狢だから、検証なんてしないんでしょうね。自民党の大掃除なんてすると、誰も彼も消えちまうって事ですかね。「統一決別」これはこれで素晴らしいと思います。

  • #3

    大阪の一会社員 (土曜日, 01 4月 2023 08:27)

    政治に限らず、会社組織、スポーツ組織など日本のあらゆる組織は、検証などしません。
    権力、発言力を握れば勝ち組とばかり、好き放題するのが世の常。
    私の職場でも、管理職は役員のみにこびを売り、自分のミスは隠蔽し、派遣社員の方を期間前に首切りし、派遣会社との関係を悪くし、仕事の負担は私を含む末端社員に押し付けるという具合に。
    1.K「権力を使い」
    2.M「自らは棚に上げ」
    3.M「目障りな人間を追い出し」
    4.K「今日もニコニコ安泰だ」
    という「KMMKサイクル」が日本の実情です。
    PDCAサイクルなど、日本ではやってる感を出すための、ビジネス用語、研修用語でしかありません。

  • #2

    くぁん (土曜日, 01 4月 2023 06:03)

    橋爪大三郎さんの言うように、統一協会絡みの安倍派を一掃するような大改革が岸田首相に出来れば、それこそ、支持率爆上がりのうえに、クソ野党代表の立民にも大打撃を喰らわせられると思うんですがねぇ♪

  • #1

    ひらたまさき (土曜日, 01 4月 2023 04:38)

    安倍晋三の祖父の総理大臣、名前わすれちゃったけど、から懇意にしてたんでしょ?創価よりも規模は小さいかもしれないけどそりゃあハバをきかせますわなあ