≪議論≫ 権威と権力は「並び立つ」ものなのか?

 

投稿者:ねこみみさん  

 

カレーせんべい様。お疲れ様です。

 

記事について、少し気になったのでコメントします。

 

権威と権力が「並び」立つ

 

と書いていますが、天皇が最上で権力者はその臣下なので、上下関係ではないでしょうか?

 

色々踏まえた上での表現かと思いますが、気になってしまったので。

 

 

(おてんばさんのコメント)

 

ねこみみ様

カレーせんべい様

 

横から失礼致します。

小林よしのり先生の書籍から学んだ私の見解を述べさせていただきます。

 

天皇陛下と政治家は、形式的には天皇陛下が上で、政治家が下の上下関係ですが、ブラック企業等の一般的な上下関係と違い、支配と被支配の関係ではありません。

 

権威が下の政治家が日本国の運営をしていても、権威が上の天皇陛下がおられる限り、政治家に独裁政治をさせないシステムが、日本の天皇制です。

 

天皇陛下の権威は、形式的には日本最上ではありますが、政治的発言権がありません。

 

その天皇家は代々、低所得者層に御心を寄せて下さっていて、自己顕示欲や支配欲等、皆無です。

 

私は低所得者層ですが、愛情深い天皇陛下に慰められ、勇気づけられ、日常生活を頑張れています。

 

対して、政治家達権力者の多くは、形式的には天皇陛下の臣下でありながら、天皇陛下を政治利用したり、本来は皇族の皆様で後継の天皇をお決めになれば良いのに、男系男子でないといけないと、皇族への人権侵害、越権行為をしているのが現状です。

 

また、多くの政治家は支配欲、金欲、名誉欲が強すぎて、国民のために働いてません。

 

もしも、こんな政治家が全権力を握ってしまったら、日本はロシアのようになってしまいます。

 

そういった権力者主導の悪政をくい止め、国民主導の日本にするために、天皇陛下という最高権威が必要になります。

 

国民に寄り添う一例として、天皇皇后両陛下と愛子様は、コロナ騒動が始まってから、那須御用邸での静養を取りやめて下さっているそうです。

 

理由は、以下、添付のニュースの通り、「日々の生活に制約と不安を余儀なくされている国民が多数いることを案じ、、、」と記載されてます。

 

↓↓

両陛下と愛子さま 那須御用邸でのご静養控えられることに

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab36e506fdb9f810614b302f108791a2a63f9cb4#

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

おてんばさんの回答が素晴らしくて、勉強になりました!!

 

もちろん、ねこみみさんの着眼点も、ハッとさせられました。

 

私は、もっともっと勉強して、おてんばさんのように自分の言葉を紡ぐ「ゴー宣ソムリエ」にならなくては!

 

8/19 19:00

「天皇の権威」と「権力の権威主義」は違う【切り抜き】

 

ゴーマニズム宣言の単行本の第1巻の帯には「権威よ死ね」と書いてある。

 

一巻から一貫して「権威よ死ね」と述べてきた。

 

ただ「権威」と「権威主義」というのは違う。

それは日本を見れば分かる。

 

天皇は権威を持っている。

政治家は権力を持っている。

 

日本は権威と権力を分立している。

権威と権力が並び立ってバランスを取っているのが日本という国である。

 

もし権威と権力を1人が手中におさめたら、これが「独裁者」となる。

プーチンや、習近平や、ヒットラーを見れば分かる。

 

天皇は常に弱者の方を向いている。

 

琉歌を詠んで、沖縄の人の気持ちに寄り添おうとしたり。

あるいは身障者に寄り添おうとしたり。

 

弱者に寄り添おうとしているのが権威たる天皇。

権力は持っていない。

それどころか基本的人権すら持っていない。

政治的発言が一切認められない。

自由が無い。

ただ国民のために祈るだけ。

 

権威と権力がバランスを取って、なんとか独裁者を生まない工夫がされている。

もし権力者が権威まで持って独裁をふるったら恐ろしいことになる。

 

その知恵が天皇制の中にある。

 

投稿者:カレーせんべい

動画制作:大須賀 淳


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コメント: 6
  • #6

    mantokun (土曜日, 20 8月 2022 14:40)

    おてんばさんのご説明がとても分かりやすいです!男系男子固執派の「常に祭祀をしてくださってるから〜」「祈ってくださってるから〜」なんて心のこもってない呪文なんかより、よほど天皇の御存在のありがたさが理解できます。(比較してしまってすみません…)
    本来なら小学生のうちからこうした内容が学校の授業で教えられるべきですよね。

  • #5

    枯れ尾花 (土曜日, 20 8月 2022 14:16)

    昼休みにおてんばさんのコメント読ませて頂きました。
    私もよしりん先生の天皇論を読み分かったつもりでいましたけど、おてんばさんのように明快に権威の象徴としての天皇陛下のありがたさを自分の言葉として表現出来るほどには至っていないなあと思いました。
    天皇についてその存在が、何故、今の日本にとって特に大切なものなのか多くの日本人が理解しないと、権力と権威を分立させて独裁者の出現を防ぐといった先人が考えて下さった知恵が生かされませんよね。
    やはり天皇や皇室についてもっと関心を持てる世の中にならないといけませんね。

  • #4

    ねこみみ (土曜日, 20 8月 2022 13:54)

    カレーせんべい様、お疲れ様です。
     なぜか私の発言が取り上げられていて、ちょっとビックリしました ^_^;)

     おてんば様、ていねいな書き込み、ありがとうございます。
     確かに現状、ご指摘の通りかと思います。
     社会においては(1)形式 と (2)実情 があるかと思います。「天皇陛下の権威は最上」と言うのが(1)で、「政治家が好き勝手やってる(陛下を利用するようなマネまでする)」と言うのが(2)ですね。無論「陛下の権威は最上である」と言うのは(1)(2)の両方が揃っていることが望ましいと思います。(1)を考えたとき、天皇が権力を「付与」する以上は、それがどのような形かはともかく(支配被支配の関係か、それ以外のものかはともかく)上下関係でないと成立しづらいのでは?と言う視点からの書き込みでした。
     主君と臣下の関係をどう捉えるか?は難しい問題ですね。天皇が「シラス」存在である以上、臣下に対してのみは支配を行う、と言うことは考えづらい。一般企業のような契約関係であるとも考えられない。神話との関連性であれば、日本を治めるのは天皇であるという前提があるから、為政者はそれに当然服属する、と言うことになるのか。現行の国家の枠組みで考えれば憲法の要請によるものとすべきか(その根拠は何か?となってしまいますが)。法律や憲法、社会の根っこの部分に近づいていくと、どう理解すれば良いのか難しい問題が色々あると思います。私も勉強して行きたいと思っていますが、時間がなかなかとれず T_T) 知っている方がいらっしゃれば、書き込んでくれるとありがたいです(図々しくて申し訳ないです)

  • #3

    あしたのジョージ (土曜日, 20 8月 2022 13:42)

    おてんばさん、横浜の飲み会は楽しかったです。その後は地獄でしたが(苦笑)。おてんばさんは凄いなと思います。ライジングでトッキーさんに取り上げてもらいたいです。私は尊敬してます。

  • #2

    おてんば (土曜日, 20 8月 2022 13:16)

    カレーせんべい様
    リカオン様

    私にはもったいないお褒めのお言葉、ありがとうございます。
    私は生来、文章が稚拙で、劣等感を抱いてましたが、東京のゴー宣ファン飲み会で、カレーせんべいさんにどんどんコメントをしてくださいと背中を押され、リカオンさんの積極性、創造性に刺激を受けて、自分もできることをと思い、発信していこうと決意できました。
    間違いや、補足があれば、ご指摘いただけるとありがたいです。
    今後とも、皆様のブログやコメントを参考にさせていただき、社会問題や、作文の勉強をしていこうと思います。

  • #1

    リカオン (土曜日, 20 8月 2022 11:59)

    おてんばさんすごい、わたしも勉強になりました。おてんばさんの説明ならば、いかに天皇の存在が、独裁の歯止めになっているか説得できるのではないでしょうか。