【勤務医の証言】静脈内投与に適していない薬剤を投与する以上、血管に入っていないか確認するのは最低限のルールです

jaune brillant (火曜日, 12 10月 2021 22:40) 

 

初めてコメントさせて頂きます。勤務医です。

 

私自身はSARS-CoV-2ワクチンは未接種で今後も接種するつもりは全くありませんが、勤務している病院の都合上、ワクチン接種に従事しています。

 

私の勤務する病院では医師が注射しており、私は当然のように逆血確認はしています。

なぜならそれが常識だからです。

 

逆血確認するな、などということが推奨されていたことを、今回初めて知り、驚いています。

 

そして、知ったところで今後も逆血確認は絶対行います。

 

静脈内投与に適していない薬剤を投与する以上、血管に入っていないか確認するのは最低限のルールです。

 

医師会の通達を見ると、神経損傷の確認はするように記載されてますが、三角筋においては神経損傷の方がよほど可能性は低いです。

 

そもそも筋肉は血流豊富な組織なのです。

大きな血管がないから、という問題ではないです。

逆血確認で筋挫滅?筋肉に針を挿入して薬液を注入することの方がよほど侵襲的です。

 

医師会が「薬剤を投与する」という行為をいかに軽く考えているかがよくわかります。

一体どんな根拠でもってこんなバカげた発想に至ったのか、誰か教えて下さい・・・

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

jaune brillantさん、現場医療の実態を教えてくださり、どうもありがとうございます!

 

 

厚生労働省が発信している「医療従者者の方へ 新型コロナウイルスワクチンを 安全に接種するための注意とポイント」には『三角筋には大きな血管がないので、陰圧をかけて血液の逆流を確認する必要はありません』と書かれてあります。

 

しかしこれは現場の医師から言わせると「常識的ではない」ということなんですね!

 

 

 新型コロナワクチン 厚労省のサイトより

https://www.mhlw.go.jp/content/000764700.pdf

 

 

さらに日本医師会新型コロナワクチン速報【第5号】(2021年2月26日発行)においては、もっとハッキリした形で『逆流を確認している報道が見受けられますが、皮膚をつままず、逆流を確認しないで、適切な深さで、接種してください』と書かれていました! 

日本医師会より

https://www.med.or.jp/dl-med/kansen/novel_corona/sokuho/20210226vaccine05.pdf

 

 

わざわざ「逆血確認をするな」と強調することには、一体どういう意図があるのでしょう?

 

私には分かりませんが、jaune brillant さんの証言を聞くと、なんだか日本医師会や厚生省の通達に不信感が芽生えてきました。

 

この件は引き続き留意しておきます。

 

 

【関連記事】

10月7日付≪考察≫「ワクチン接種時の逆血確認が心膜炎のリスクを低減させるだろう」という意見


 

 

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コメント: 8
  • #8

    jaune brillant (月曜日, 01 11月 2021 12:46)

    皆さま、コメント頂きありがとうございます。次々と現れてくる問題に目を奪われ、すっかり自分が投稿したことを忘れていたのですが、あるきっかけで改めて見返すことになりました。
    トマト様の紹介されたものを見ました。
    https://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/6242/に関しては、いやいや、逆血確認で生じる振動ごときで壊れてしまうような物質が、頻繁に収縮を繰り返す筋肉内で壊れないはずがないでしょ?と思いました。正直、とんだ与太話としか思えません。
    https://www.kango-roo.com/mv/400/については、筋肉内注射をここまでマニュアル化するのは危険なのでは、と思いました。筋肉内注射は、針が皮下組織から筋膜を貫き筋肉内に入った時の抵抗が変わる感覚を感じるように意識して、個々の局所解剖を思い描きながら行うべきです。多分、全ての侵襲的医療行為も同じです。なので、この処置理解で、個人差に対応できているとはとても思えません。その上、逆血確認をしていないとは、もう開いた口がふさがりません。
    なんだか、打ち手を確保したいがために、いろいろ面倒な処置手順を省きたかっただけなのでは?と勘繰りたくなってしまいました。
    いいまつたか様の「当該看護師からは「接種においては逆血確認は古い考え方」との発言もあり」とのご報告については、私が初期研修医時代から愛用していた処置の解説本が改訂されていたので、今回改めて購入し確認してみたのですが、やはり筋肉内注射については「内筒を引いて血液の逆流がないことを確認する」との記載は変わりませんでした。なので特に古い考え方ではないです。当看護師の発言はおそらくCDCや日本小児科学会の見解を基にしたものと思いますが、根拠は「推奨接種部位に(一般的に)大きな血管が存在しないから」というだけです。しかも、あくまでもこれは「ある団体の見解」にすぎません。それで事故が起こったところで、被害に苦しむのも責任を問われるのも、その見解を示した団体ではありません。いや、逆血確認ぐらいしたらいいではないですか、侵襲的処置に対する考え方としてあまりに軽率なのではないか、と思いました。
    あと、たけ様のコメントに関してですが、私は勤務医なので医師会には所属してないので医師会主催の講習など受けていませんし、医師会は開業医の利権団体にすぎないと以前から思っているので、そもそも信用していません。失礼を承知で言いますが、なぜ奥様がこのような医師会の与太話を信用できるのか、私には全く理解できません。すみません。その点で、医師のいう事を頭から信用しない姿勢はとても大事だと思います。

  • #7

    とまと (月曜日, 18 10月 2021 22:49)

    皆さま、こんばんは。
    逆血確認ですが、私もこの記事�を読んで以降気になっていました。
    https://note.com/tostadas_md_phd/n/nbac2fe04f5c9

    気になりつつも、自分自身、接種希望がなかった為、そのままになっていました。
    久しぶりに掲示板を読んでいたらこのトピックスが目に入り、ちょうどいい機会だと思ってアレコレ検索してみました。
    筋肉注射の方法、今が過渡期もしくは、mRNAワクチンだけ特別、なのかもしれませんね。
    逆血確認がそんなに古い考え、という訳でもないような気がしました。
    実際、2020年11月4日時点での看護師向けの杏林大学監修の動画�では逆血確認されていますし。
    https://youtu.be/U1l032zLFc8

    ただ、その動画を紹介しているサイトでは、「現在は、筋肉注射で推奨されている接種部位に大きな血管はないため、血液の逆流確認は推奨されていません。ただし、施設によっては逆流確認を行う場合もあります」との注意書きがありました。�
    https://www.kango-roo.com/mv/400/

    また2021年10月15日付(←ごく最近ですね)の、看護師向けの別の記事では、mRNAは特別で、普段はきちんと逆血確認をするように、という内容のものもありました。�
    https://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/6242/

    どちらが正しいのか不明ですが、個人的には逆血確認してくれた方が安心のように思いました。
    大きな静脈は走行していないとの前提で逆血確認しなくてOKになっているのだろうとは思うのですが、逆血してびっくりした、というような相談記事もありました。
    2013年の投稿記事ですが、たまたま検索していて目にしました。
    http://nayami.tabine.net/ns/1/013262.html

    とはいえ、あるユーチューブ動画(医師の方がUPしてくれていたのですが、現在では削除されてしまっています)では、筋肉には毛細血管が豊富なので、薬剤はすみやかに全身に回る、と言っていたので、筋肉注射でさえも心配なのですが。でも大きい静脈に入ってしまったら、さらに心配ですよね。

    それから、カレーせんべいさんがアドレス添付していた厚生労働省のページで、刺入角度が90度とあったのが気になりました。筋肉の薄い人には短い針に付け替えると記載してあったのですが、体格に合わせて、その都度針を付け替えなんてしてくれているのでしょうか?
    看護師向けのサイトでは、皮下脂肪層の厚い場合は90度で刺入し、皮下脂肪層の浅い場合は45~60度で刺入する、と記載してあり、角度で到達部位を調整するようだったのですが。

    あの厚生労働省の説明に従って、仮にブランク明けで久しぶりに筋肉注射をする方がいて、小柄な女性や子供に対しても針を短いものに付け替えず、90度の角度で針の付け根まで全部挿入して、想定以上の深いところに薬剤を注入してしまっても大丈夫なのかな・・・と思いました。まあ、きちんと体格に合わせて針の長さを変えていてくれれば問題ないのかもしれませんが。

    マウスでの論文( https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34406358/  )もあるようですし(←私は英語が読めないのですが)、心筋症リスクを少しでも回避する為には、逆血確認はあった方が安全なのでは?と思ってしまいました。
    もちろん、接種しない私としては悩む必要はないのですが、jaune brillant様は、接種するならせめて少しでも安全なように、という事を考えてくれているのが伝わり、誠実さを感じました。

    過去、学校でのインフルエンザワクチン集団接種時の針の使い回しで、後年になってB型肝炎との関係が明らかになったように、もしかしたら、今回の件も後になってどちらが正しかったのか分かるのかもしれませんね。

    いろいろ調べていたら、長文になってしまいました。長々とすみません。

  • #6

    いいまつたか (金曜日, 15 10月 2021 21:06)

    たけ様 詳しい情報教えて頂きありがとうございました。

    実は本日自分の職場(福祉系)で看護スタッフ会議があり、逆血確認について話題にあげたところ、地域の職域接種会場となった事業所で、接種も担当した事業所看護師より「逆血確認はしなかった」との報告がありました。

    詳細聞いてみると、当該事業所の嘱託契約している医師から「逆血確認は不要」との指示があっての対応とのことで、当該看護師からは「接種においては逆血確認は古い考え方」との発言もあり、悲しいかな門外漢の自分はそれ以上突っ込んだ話はできませんでしたが、少々驚きました。

    というのも、当該事業所で接種を受けた職員2名、歩行困難となるほどの強度の神経痛になってしまったからです。(現在は回復)当然ながら因果関係不明案件ですが‥‥

    jaune brillant先生の報告聞いて安心しましたが、自分の事業所の事例やたけ様の情報等聞くと、案外逆血確認してない例多いのかもしれません。

    逆血確認しないお医者様の言い分もあると思いますが、以下のブログにも記載あるとおり、全くの素人感覚ですが、細かい血管が集まっている三角筋繊維の奥深くに注射針を刺すわけですから、よほどのゴッドハンドでない限り、血管に薬剤注入されてしまうリスクは絶対あるのでは?と感じます。
    https://qr.paps.jp/3onWz

  • #5

    たけ (金曜日, 15 10月 2021 11:48)

    追記です。

    jaune brillantさんのコメントでカレーさんが太字で強調させている箇所「私の勤務する病院では医師が注射しており」について、これをパッと見て私は「jaune brillantさんの病院ではきちんと医師が注射をしているから安心」と思ったのですが、妻と話をしていて「看護師さんの方が注射はやり慣れている」と言っていて、確かにそうかもなと思いました。医者の方が下手だと言いたいわけではありませんが、総合病院に行くと採血は必ず看護師さんがやってくれますよね。

    医者だから安心、とか医者だから信頼できる、とかいう議論は既に今回のmRNAワクチン関連で個人的に破綻していると感じるため、あくまで医者というバイアスは抜きにして一個人として参考程度に捉えるべきだと思います。

    自分の妻が医者であり開業医であり優秀な大学(院)も出ているのですが、私個人としては妻には言えないですが、もはや医者への信頼感は皆無です。医者への、というかもっと正確に言えば、薬への信頼感が今回一連の勉強をした中で皆無になりました。

  • #4

    たけ (金曜日, 15 10月 2021 10:44)

    コメント失礼します。

    jaune brillantさんのコメントを見て、色々興味が湧いたので妻(医師)に逆血確認について聞いてみました。

    結論から言うと、妻は今回の新型コロナワクチンに関しては逆血確認はしていない、とのこと。
    理由としては、日本医師会からの周知徹底があったこと、そして妻自身の考えからしても逆血確認は必要ないとの判断だそうです。必要ないとの判断については、厚生労働省・日本医師会のサイトとほぼ同じような主張をしていました。筋肉注射で太い血管に針が当たることはあり得ないこと(静脈は腕の真下を通っている)、またはっきりとした理由は分かりませんが、どちらかと言うと逆血確認をすることの方が恐いというようなことも言っていました。

    これを聞いて、私はどちらが正しいのか分からなくなりました。もしくは、どっちでもいいような気もしてきました。心筋炎との関連があるのではないかという疑念や、いいまつたかさんのコメントと同じ事も勘ぐったのですが、逆血確認のせいではない可能性もあります。
    いずれにせよ、もっと多くの医師からの意見が必要だと思います。

    妻に、「今回のワクチンは集団接種会場で(不慣れな看護師免許を持っているだけの)看護師が小銭稼ぎ(高額バイト)で接種をしているので、誤って血管に入ってしまった可能性も捨てきれないのではないか?」とも聞きましたが、「注射を全く打ったことがない人がやる訳がなく、事前に接種方法(逆血確認はしない)について説明も受けているはずなので、あり得ない」とのことです。


    最後に一つだけ、jaune brillantさんは今回「逆血確認するな、などということが推奨されていたことを、今回初めて知り、驚いています。」とありますが、このような大事なことを知らない医者がいることは普通なのでしょうか?妻曰く、新型コロナワクチン接種については医師会の講習会が何度かあり、逆血確認についてもきちんと説明(周知徹底、質疑応答)があったとのことです。失礼を承知で申し上げるとjaune brillantさんが不勉強な方の可能性もあります。(大変申し訳ありません)

    このことから、こちらのサイトでjaune brillantさんの意見を大々的に取り上げて「医師からの意見」として情報発信することは危険ではないかと思いました。

  • #3

    としはる (水曜日, 13 10月 2021 16:20)

    In Deep 2021/10/11の記事より抜粋

    最近発表されたマウスの研究によれば、mRNA ワクチンが静脈に入ると、心臓の筋肉が mRNA を吸収してコロナウイルスのスパイクタンパク質の産生を開始する。これらは免疫系に攻撃され、炎症と細胞損傷(心筋炎)を発症することがわかった。これは、ワクチンが誤って筋細胞ではなく血管に注射された場合に、人間でも起こる可能性がある。

    https://indeep.jp/rethinking-vaccines-and-cancer-outbreaks/

    https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciab707/6353927

    ワクチン打って心筋炎で倒れる、亡くなるのはこれが原因ではないか?

  • #2

    jaune brillant (水曜日, 13 10月 2021 01:03)

    カレーせんべい様、私のコメントを大きく取り上げていただき光栄です。
    その後、何となく調べてみましたが
    ①予防接種に関しては逆血確認の必要はない。CDCの予防接種ガイドラインにもそのように記載されているし、海外はどこでもそうしている。
    ②シリンジを引くと「痛い」から、不利益の方が多い。
    という2点ぐらいしかわかりませんでした。だから何?という感じですね・・・
    ②に関しては、小児に関する話のようですが、安全性に優先されるとはとても思えません。
    ①に関しては、予防接種以外では筋肉注射以外では逆血確認の必要性は否定されていないようで、これまた意味がわかりません。
    何というか、理屈をこねてる暇があったらひと手間かけて逆血確認したらいいじゃないですか、としか思えませんでした。
    治験未完了のSARS-CoV-2ワクチンの接種を推奨する根拠と同じで、結局「欧米様がおっしゃっているから」ということだけのような気がします。辛いです。

  • #1

    いいまつたか (火曜日, 12 10月 2021 23:57)

    jaune brillant様 詳しい情報教えて頂きありがとうございました。jaune brillant先生の様にキチンと対応なさっているお医者様がいることわかり、安心しました。
    ただ自分がもうひとつ気になっているのが、例の中日ドラゴンズ選手ワクチン接種有害事象多発も、まさにこの逆血確認がきちんと行われてなかったのでは?という点です。あまりにも心臓系の疾患が続きましたよね。