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週刊SPA!9月1日号 第96章「感染者と陽性者は違う」

感染者と陽性者は違う


ついに1周年!!

毎週欠かさずゴー宣感想座談会 

タッチ&ゴー

《収録参加》

え:えみりん

た:たっちゃん

カ:カレーせんべい

  

《収録》

2020年8月25日

 

週刊SPA!9月1日号

ゴーマニズム宣言 第96章

 

「感染者と陽性者は違う」

 

え:今週のゴー宣を読んで、やっと小林よしのり先生と同じ意見を言う専門家が現れたんだなと思いました。

 

た:国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授ですね。

 

え:こういう人の意見が世に出てきたことで、風向きが変わってきていると実感しました。

 

た:なるほど。

 

え:そして『曝露と感染の違い』を初めて知りました。

 

た:そうですね。そもそも「曝露」という段階があるのを初めて知りました。

 

カ:私は「曝露」という言葉を知らなかったです。「暴露本」の暴露かと思ったもん(笑)

 

え:玉川徹さんや岡田晴恵さんは、曝露と感染の違いについて、知ってるのでしょうか?

 

カ:玉川はともかく、岡田は知らないとオカシイですよ。

 

え:『PCR検査では、体内で自然免疫によって処理されたウイルスの死骸にも陽性反応が出る』というのはビックリしました。

 

カ:PCR検査で陽性反応が出たからといって「感染者」ではないわけですよね!

 

た:それなのに『東京都福祉保健局の発表では「陽性者」のことを「患者数」と書いている』のは、全然事実と違うじゃないですか!? 東京都の保健局がどうしてそんな発表をするのでしょう?

 

カ:ミスならば、今日にでも謝罪して訂正するべきことだと思います。謝罪も訂正もしていないのなら、わざとかもしれませんね。

 

◆◆◆

 

カ:高橋教授の図解は色々と合点がいきました。ステージ1「曝露はしたが感染したことはない」と、ステージ2「感染したが自然免疫で対抗する」に対して「98%はほぼ無症状」って書いていたのは重要だと思いました。

 

た:高橋教授は『全国民の少なくとも3割がウイルスに曝露したステージ1の状態』と見ているとのこと。

 

カ:実は私、今まで【抗体陽性率0.1%】が、ずっと頭の中で引っかかっていたんです。「泉美木蘭さんが作成した縦長の表には矛盾がある」とすら思っていたんです。

 

え:それは、どういうことですか?

 

カ:『もし3月下旬に、今と同じくらいのPCR検査をしてたら、今の数十倍から数百倍のPCR陽性者が見つかっていただろう』と言ってますよね。しかし抗体陽性率から逆算した感染者は累計で14000人程度。であれば、「1日5000人の陽性者が見つかる」というのは数字上矛盾していると、私は”勘違い”をしていました。

 

え:どうしてそれが「勘違い」なんですか?

 

カ:今週のゴー宣のタイトルにもなってますけど【感染者と陽性者は違う】というのが答えなんです!

 

た:ほう。

 

カ:PCR検査で1日5000人の陽性者が見つかったと仮定しても、それは「感染者ではなく曝露者」なんですね。つまり「感染してないから抗体もできない」わけです。そう考えたら、辻褄が合いました。

 

え:なるほど。

 

カ:私は『「3月下旬時点でPCR検査を増やしていたら1日5000人の陽性者」だなんて矛盾してないかな? 感染者は累計で14000人でしょ?』などと考えていましたが、今週のゴー宣を読んで【感染者と陽性者は違う】のだと気づきました。

 

◆◆◆

 

た:ウィルスが鼻や喉に入った段階では「曝露」で、細胞内に侵入したら「感染」ということを、テレビでちゃんと報道してくれたらいいのになって思います。

 

え:ちゃんと報道したら「今日の感染者数」とか言えなくなりますね。

 

カ:先週は【マスクに効用はあるか?】というテーマで、マスク着用でウイルスを防げるか防げないかという議論をしましたが、そもそも新型コロナウィルスに関して言えば、口から入ってきたところで絶対に感染するわけじゃないんですよね。

 

た:曝露っていう段階があるということをみんな知らないじゃないですか? 僕も知らなかったし、周りの人がコロナの話をしていても、この話が出ることはないじゃないですか。だからもうちょっとちゃんと報道してくれたらいいなと思います。

 

カ:「陽性者=感染者ではない」という事実は知識として知らないと、真実を探す上でミスリードになりますし、単純に不安も広がりますよね。

 

た:あとカレーさんが言った通り「抗体保有率が0.1%」という情報も、人によっては「新型コロナは抗体が出来にくいから大変な病気だ」とミスリードする可能性もあるじゃないですかね?

 

カ:正直、私も、その可能性はあるかもしれないと考えました。

 

た:それから、今週のゴー宣を読んで「免疫の話」が面白かったです。『ステージ4では、感染細胞に、キラーT細胞が自殺を促す物質を注入し、アポトーシス(自殺)させてしまうのだ。』と書いてあって、自殺を促すなんて、免疫はすげーやっつけ方をするんだなって感心しました。

 

カ:「アポトーシス」という単語を私は知っていました。『名探偵コナン』で、高校生探偵の工藤新一が、小学生の江戸川コナンになるのは、細胞の自己破壊プログラムの偶発的作用で、特定の細胞のアポトーシスを促す薬「アポトシキン4869」を飲んだからなんです!

 

え:一体、なんの話をしているんですかー!?(笑)

 

◆◆◆

 

た:ところで、僕の身近なところで陽性者が出たんです。

 

え:それはどなたですか?

 

た:僕の会社の副社長のお母さんです。入所している施設の介護士の人が陽性になったらしいんですよ。そのことによって濃厚接触者ということで、施設に入所してる人もみんなPCR検査を受けることになったんですよ。そしたら副社長のお母さんが陽性になってしまった。ただ偽陽性という可能性もあり得るから翌日にももう1回検査したら、今度は陰性と出たらしいです。

 

カ:もはやキリがないな・・・。

 

た:それで結局現場の指示で「1回でも陽性が出たからには、濃厚接触者は検査をしなければならない」ということで、副社長も濃厚接触者になってしまったので、明日にも検査することになったんです。

 

カ:なんか「藪蛇」な話ですね! 何もしなければ「98%の無症状者」で済んでいた話を、PCR検査を行うことで「藪をつついて蛇を出す」になっちゃうんですよね。PCR検査は、見つけなくていいものを見つけに行ってるんです。

 

た:まぁ、そのおかげで、今年は「社長の誕生日会」がなくなりましたけどね。

 

カ:それはよかったやんかー!!(笑) 

 

た:ただ、会食が中止になっただけで、社長への誕生日プレゼントは渡さなアカンのです。

 

カ:「社長の誕生日会」、コロナよりタチ悪いな・・・。

 

◆◆◆

 

え:あと、今週のゴー宣に書かれていた『5月の完全失業者が198万人で、去年より33万人の増加』というのもびっくりしました。『コロナ休業者が400万人以上で、路上生活者も増えてる』って、この先どうなるのか心配になってきます。コロナのことはいいから経済のことを報道したらいいのにって思いました。

 

カ:本当にそうですよ!自分たちの生活に直結している話なのに。そもそもマスコミだって、広告を出してくれる企業が倒産したら困るはずなのにね。

 

え:どうして経済の方を深刻に報道しないのかが分からないです。

 

カ:経団連のオッサンとか、「移民を受け入れる」とか「終身雇用を廃止する」とか、売国的な事柄で暗躍するくせに、どうしてコロナ恐怖症をまき散らすマスコミを放置するのか、そこが不思議なんよな!

 

え:大手企業はボーナスが下がる程度で済むから、そんなに支障がないのかな?

 

カ:幸か不幸か、日本の企業経営は内部留保を厚くする方向性だったから、この緊急時においては、それで助かったといえば助かったんですけどね。ただギリギリで経営していた企業は、今回のコロナ不況で息の根を止められる形になるわけですよ。

 

◆◆◆

 

カ:ところで、今週のゴー宣の中に【秋のボーナス】という言葉がありましたけど、これ、なんでしょうね?

 

た:『一流企業でも秋のボーナスはゼロが多くなるし・・・』と書かれていますね。

 

え:【冬のボーナス】の間違いじゃないかな?

 

カ:いやいや、よしりん企画は、春夏秋冬と、年に4回ボーナスが出るということです!!

 

た:いいなぁ~。さすがだな~。

 

え:もしかしたら、春と秋の年2回かもしれないじゃないですか?

 

カ:よしりん企画の年4回のボーナスを守るためにも! どうか皆様! 『コロナ論』を世界のゴー宣ファンサイトからAmazonで注文してね♪

 

え:カレーさん。ホームページからの注文を宣伝するために、よしりん企画を敵にまわしてませんか?(汗)

 

 

 

《収録前『コロナ論』についての雑談》

 

た:『コロナ論』ほんま面白いですね。コロナという病気について描いているだけではなく、いろんなテーマがあるじゃないですか。それがやっぱりすごいと思います。

 

え:日本人の問題や、グローバリズムという問題にも踏み込んでて面白いですね。

 

カ:特に最後の章がすごいです。人間はどう生きるべきかという哲学の話になっている。誰かゴー宣読者さんが感想で書いてたかもしれませんが【新堕落論】に近い内容だと感じました。「自由」というものと「命」というものを天秤にかけてみて、『人間とは一体何なの』という思想にまで踏み込んでます。 これは面白いですよ。絶対に売れて欲しいし、なんかイベントをやりたいな。『コロナ論』で感想座談会ができたらいいなと思います。

 


 

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コロナ論

 

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※単行本の定価は1,320円です

単行本がプレミア価格になっているので

お気を付けください!!



コメント: 1
  • #1

    和ナビィ (月曜日, 31 8月 2020 23:24)

    「タッチ&ゴー宣」一周年おめでとうございます\(^o^)/。
    毎週火曜日に出るSPA!ゴー宣、スカイプで集まっては読みたて熱々☆のところで感想を述べあい議論する、まるで街角のすてきなカフェみたいに人々が行き交う通りに面したテーブルを囲んでおられる雰囲気です。

     気軽に寄っては話すこと・聴き合うことを楽しむ、和やかだけど馴れ合いじゃない、同調圧力や余計な忖度無し、遠慮なく異論もあるからこそ盛り上がる。---そんな「カフェ文化」を、と開始されたのでした(^-^)。

     構想された「カフェ文化」は当日スカイプご参加の方ばかりでなくそれに触発されて考えたり喋ったり広がります。というか「世界のゴー宣ファンサイト」自体がそういう「カフェ」ですね(^-^)b。

     あっという間に一週間は過ぎるのに、新鮮な感想・議論を毎週文字起こししてはアップなさる!、そしてすでに一年、これはなんと素晴らしいことでしょう。いつも楽しみにしております。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    【新型コロナはインフルエンザよりも弱毒性----それなら、重症者の治療に専念し、あえて感染拡大させ、『集団免疫』を獲得する以外にない】当初からの主張、そして今この時ますます明らかになっていることを、確たる証拠を基に示した章でした。そこがゴー宣の凄いところ!。

     「本日のPCR検査陽性者」と「感染者」を同じ意味として、来る日も来る日も眦決して分母無視の分子だけ(陽性者/検査数)を言い募り煽ってきたマスコミの大ミスリード。その構造を具体的数字の裏打ちで説かれました。ゴー宣は≪言葉が正確≫なのが特徴です。

     高橋泰教授の「感染状態を7つのステージに分けた表と症状の程度の割合」の図の紹介は、浮足立ちを落ち着かせるものだと思います。

    >こういう人の意見が世に出てきたことで、風向きが変わってきていると実感しました。(えみりんさん)

    本当にここ数日!の間に、新聞雑誌の記事・マスコミの論調が変ってきていますね。「寄らば雰囲気の陰」こうして世論は流れていく・・。

     P61の下段「PCR検査」の判定の詳しい説明は重要、そして絵に爆笑でした(ク~ルクルがいっぱい;;)。こうしてたまたま出た「陽性!」に大騒ぎし、犯罪者扱い、身柄拘束、隔離・・・どんなにたくさんの悲劇が起きている事でしょう。

     この章を読んで、「それにしても『人の免疫力』というものの天晴さよ!」と思います。まるで「国防」に通ずるような巧みな仕組み。自身の免疫系を健やかに保つことこそ心掛ける事、と思います。---そうです、もちろん≪心&身の免疫力≫。